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サウナハック

サウナが好きな人ほど都会に住むべき理由と注意点【東京生活】

2022年10月1日

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現在、東京生活5年目を迎えている。

それまで長野や金沢など地方での生活も経験してきた俺が思うのは、サウナ好き(サウナー)にとって東京は良くも悪くも魅力あふれる街だということだ。

もちろん地方に住むメリットはたくさんあるが、サウナ好きという観点から見た東京は地方と一線を画す。

そこで今回は都会と地方両方で生活した経験のある俺が、上京を考えているサウナ好きに向けて、都会に住むメリットと注意点を解説する。

すでに都会に住んでいる人も、今後のサウナライフの参考にしてほしい。ちなみにここでいう都会は主に東京を指す。

チアキ
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サウナが好きな人ほど都会に住むべき理由

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普段からサウナへ足繁く通う俺が、東京生活を送っていて感じるメリットは以下の通り。

  • 都会はサウナの選択肢が桁違い
  • サウナに徒歩か自転車でアクセスできる
  • 有名サウナでも空いている時間に入れる
  • 長時間滞在できるサウナ施設が多い
  • サウナハットが目立たない
  • マナーを理解している人が多い

都会はサウナの選択肢が桁違い

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都会はサウナの絶対数が多い。

俺は今東京の下町に住んでいるんだけど、徒歩圏内にサウナが10箇所以上ある。当然2・3駅電車に乗るだけでも選択肢は膨大に膨れ上がる。

もちろん行くサウナによって特徴があるから、ロウリュありのサウナや、冷たい水風呂のあるサウナ、TVなし無音のサウナなどバリエーションが豊富。

おかげで毎回いろんなサウナに入れるし、その日の気分でサウナをいくらでも選ぶことができるのが楽しい。

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東京へ遊びに来た友達と一緒に行きたいサウナ【サウナ王国】

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サウナに徒歩か自転車でアクセスできる

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俺の場合、自宅から徒歩圏内に10箇所以上サウナがあるというのは上で述べた通りなんだけど、この恵まれた環境は交通費の削減と移動時間の短縮にも一役かっている。

俺が地方に住んでいた頃は近隣にサウナが3〜4箇所しかなく、その内どこへ行くにも車を走らせないといけなかったから、往復30分近くの移動時間と、そこにかかるガソリンを毎回消費する必要があった。

それが今では最寄りのサウナまで歩いて5分。「ちょっとコンビニでジュース買ってくるわ」ぐらいのノリでサウナに行くことができる。大都会のサウナ密集具合はすごい。

自転車だとダメだけど、サウナあがりのビールだって徒歩ならできちゃう。

有名サウナでも空いている時間に入れる

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ドラマ「サ道」で取り上げられたり、SNSでもたびたび話題になる有名サウナが都会には多い。

地方住みの場合、平日休みの人を除き、都会の有名サウナへは「サウナ旅」と称して土日の最も混雑する時間帯に行かざるを得ないケースが多い。

大型連休などのピークに行けば、サウナ待ちの列に何分も全裸で並ばなければならなくなる。

だけどそもそも有名サウナの近くに住んでいれば、曜日問わず仕事前後にサクッと行ける上に、土日でも早朝に行けるから混雑する曜日・時間帯を簡単に避けることができるんだ。

日中に大混雑して窮屈な人気サウナも、早朝に行けば嘘のように静寂な空間が広がっていたりする。

長時間滞在できるサウナ施設が多い

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都会にあるサウナの特徴として、休憩室が充実している施設の多い点があげられる。

リクライニングシートが並ぶ休憩室には大量の漫画や雑誌が読み放題。しかも席ごとに1台ずつTVが設置されていて自分の好きなチャンネルを観られる。

施設によってはPC作業のできるコワーキングスペースが設けられていることもあり、サウナ施設なのに仕事まで出来てしまうんだ。当然朝から夜まで丸1日充実した時間を過ごせる。

もはやサウナがなくても娯楽施設や作業スペースとして成り立つレベル。

地方だと、こういった健康ランドみたいな1日中滞在できる温浴施設ってその県の主要都市に1・2箇所あるぐらいだけど、大都会では各主要駅に5〜6箇所以上点在している。

サウナハットが目立たない

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地方の銭湯ではあまり見かけないサウナハットユーザーも、都会のサウナでは行けば必ずといっていいほど遭遇する。

サウナハットをかぶって目立つのが嫌な恥ずかしがり屋も、同志がたくさんいれば安心だ。

そのおかげか、都会のサウナはこぢんまりした銭湯でもサウナハットを引っ掛けておけるフックが設置されていることが多い。

一方で地方のサウナだと高齢の利用者が大半を占め、そもそもサウナハットの存在を知らない人も多い。

残酷だけど都会と地方の情報格差は、これだけSNSが発達した現在でも根強い。

おすすめのサウナハットは以下の記事で詳しくレビューしている。

サウナのマナーを理解している人が多い

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水風呂へ入る前に汗を流す、サウナ室で大声で会話しない、とかサウナに関するマナーやルールが多くのサウナで求められる現代。

あくまで俺の体感だけど、都会のサウナ客の方がマナーを理解し、実践している人が多いように感じる。

他人の目があるせいかもしれないが、サウナから出た後は子供も大人もちゃんと汗を流すし、友達と2人以上でサウナへ来た若者達も他の客がいれば、会話をしないようにしている人たちがほとんど。

俺は上京する前まで、都会のサウナは人が多くて超うるさいと思ってたんだけど、そのイメージとは裏腹に都会のサウナはどこも比較的静かなんだ。あれだけ人がいるのに静寂なのは逆に異様だと思ったほど。

地方の銭湯やスパ銭(スーパー銭湯)では、地元民の利用者が大半だからか、良くも悪くもアットホーム。

自分んちの風呂のようにくつろぐ人がいたり、もはやサウナが社交場と化していて常に誰かの話し声が聞こえるようなサウナも見受けられた。

他人の会話が気にならないならいいけど、静かに蒸されたい人にとっては実は都会のサウナがおすすめ。

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【サウナハットがうざいと感じる理由】意識高い系のマストアイテム

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サウナ好きが都会に住む時の注意点

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ここからはサウナ愛好家の俺が都会に住んでいて感じる注意点について解説していく。まずは具体的な注意点が以下。

  • サウナの単価が高い
  • サウナの頻度が増える
  • 休日の昼〜夕方は混む
  • 外気浴での開放感は地方に劣る

サウナの単価が高い

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都会の物価が高いというのは常識だけど、それはサウナも同じ。

例えば公衆浴場、いわゆる銭湯の入浴料は都道府県が個別に定めているんだけど、東京都と俺の地元三重県で比較すると

東京都三重県差額
入浴料

大人

500円440円60円

60円の差が発生している。東京都の銭湯ではほとんどの場合、ここに別途サウナ代として300〜500円加算される。つまり最安値のはずである公衆浴場でも、サウナ1回に1,000円ほどの出費がかかる。

地方や都心郊外では一般的な入浴料700円前後のスーパー銭湯も、東京都区内にはほぼ存在しない。

都会にある多くのサウナ施設は時間制を採用していて、よくあるのは90分のクイックコースや営業時間内滞在可能な通常コース。料金の安いクイックコースでも1,000円程度の価格設定が多くみられる。

ゆえに、都会ではサウナ1回あたりの単価が地方に比べて高くなりがち。

主要都市のサウナ料金は以下の記事でまとめているから参考にしてほしい。

サウナの頻度が増える

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近所にサウナが何件も建ち並ぶような環境では、どうしても誘惑にかられる。

ハードな仕事を終えて帰宅する道中、何度も目に入る「サウナ」と書かれたネオンの看板を、あなたは無視できるか、いやできない。

実際俺も地方に住んでいた頃は月4〜6回だったサウナの頻度が、月12〜16回に激増した。

サウナの頻度があまりに高くなると、お金がかかるだけでなく、睡眠不足などの弊害も生まれる。

都会に引っ越してきたら、いつでもサウナに行ける反面、サウナを我慢する術も習得してほしい。

毎日サウナに入って感じたデメリットは以下の記事で解説している。

休日の昼〜夕方は混む

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地方のサウナでも休日は混むだろって思うかもしれないけど、都会の、それも人気サウナの混み具合はレベルが違う。

サウナ室入口で並ぶのは当たり前、そもそも施設自体に入場制限がかかって建物へ入ることすらできない状態になる。

都心部に住むなら、休日の昼〜夕方、金曜日の夜は人気サウナを避けるのが無難。

東京の穴場サウナは以下の記事で解説している。

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【東京の穴場サウナ】空いてるサウナは無条件で良いサウナ

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外気浴での開放感は地方に劣る

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残念に感じる人もいるだろうけど、都会の銭湯やサウナ施設で地方のような広い露天エリアが設けられていることはまずない。

多くはビルのテナントを間借りして営業しているから、外気浴は小さなベランダや外階段の踊り場でどうぞってケースがほとんどなんだ。

それでも外気浴スペースがあればいい方で、内湯の配置をなんとか工夫して、休憩イスを設置している施設が多い。都会は家賃が高く土地が少ないから仕方ない。

だから、露天エリア(ベランダ)が広いサウナ施設は人気になる。具体例をあげると池袋の「タイムズスパレスタ」や上野の「サウナ北欧」がこれにあたる。

それに地方や田舎だと露天エリアから雄大な山々が見えたり、まっすぐ伸びる海岸線が見えたりして、開放感を得られる素晴らしい銭湯やサウナ施設がある。

一方、都会の外気浴スペースから見えるのは基本的にビル群で、立地によっては線路を走る電車の姿をビルの隙間から捉えることができる。

外気浴に自然の景色を求める人は地方遠征が必要。

なるべく都心部に住むのがおすすめ

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ここまでで都会のサウナ事情がわかってもらえたと思うが、都会といってもその基準はあいまいで、どこまでを都会とするかは個々の価値観によるところが大きい。

そこで俺が都内で具体的におすすめするエリアは、上野・池袋・新宿駅近辺。

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できればこの3つの主要駅のどれかに、徒歩あるいは自転車でアクセスできる場所に住むのが望ましい。

俺は現在、上野有する台東区に住んでいるから上野駅や浅草駅に歩いていける。

都心部はとにかくサウナが密集している

上であげた上野・池袋・新宿エリアは、東京の中でも特に多くのサウナがしのぎを削る激戦区。

ゆえに質の高いサウナが揃い踏みで、毎回いろんなサウナを巡る楽しさが味わえる。

具体的な施設をあげると、上野は「サウナ&カプセル北欧」、池袋は「かるまる池袋」、新宿は「テルマー湯」がそれぞれのエリアで人気とされるサウナ施設。

もちろんこれらのサウナ施設を中心に、周辺にはたくさんの銭湯やスパが建ち並んでいる。

老舗銭湯サウナから高級スパまで選び放題。サウナ好きからすれば楽園のような街だ。

家賃をケチって郊外に住むのはおすすめしない

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都心部って家賃高いから住めへんわって声もあるだろう。

確かに都心部の家賃は高い。

だけど、そこはなんとか頑張ってほしい。というのもサウナ好きが家賃をケチって郊外に住むのは、失うものが大きすぎるからだ。

サウナ好きは自宅の立地にこだわるべき

家賃を抑えて都心部から遠い郊外に住むと、サウナに行くための電車賃の他に、飲んで終電後に乗るタクシー代、そしてなにより最も大事な時間を移動によって失うハメになる。

これは家賃を1〜2万円ケチって払う代償にしてはデカすぎる。

俺が今住んでいる家も、年齢と収入の割に家賃が高いとは思うが、都心へのアクセスとその利便性を考えれば、家賃以上に得られるメリットの方が大きいと感じている。

そもそも勤務地が都心から離れていたり、車を所有して週末は田舎でキャンプがしたいというなら郊外に住んでもいいと思う。

だけど勤務地が都心部で、なおかつ頻繁に通いたいサウナが郊外にあるわけでもないなら、東京で住む場所を決める時は、なによりもまず立地にこだわってほしい。

賃貸物件の初期費用を安くする方法については以下の記事で詳しく解説しているから参考にしてほしい。

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都会はサウナに恵まれた環境

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都会のサウナっていうと、混んでてうるさいってイメージがあるかもしれないけど実態は逆。

場所と時間を選べばちゃんと空いてるし、客層がいい分むしろ地方のスパ銭より心地いい時間を過ごせると俺は思う。

それに最近はサウナブームのおかげで新たにオープンするサウナ施設が増えてはいる。だけどその多くは都会にお店をかまえるため、地方に住んでいるとそもそもアクセスが困難。

サウナブームの1番大きな恩恵はサウナ施設の増加なんだから、この恩恵を最大限活かすためにもぜひサウナに恵まれた大都会で、快適なサウナライフを楽しんでほしい。


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