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【Herbal Steam Saunaの感想】高温スチームと謎のお茶【ラオス・ルアンパバーン】

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9月に行ったラオス一人旅だけど、雨季だったこともあって特にやることがなく、時間を持て余したから現地のサウナを巡ってきた。

中でもルアンパバーンにあるハーバルスチームサウナが、個人的に最も居心地がよかったから解説したい。

ラオス旅行でやることがなくなった人や、これからラオスへ旅行する予定の人は参考にしてほしい。

ラオス一人旅の学びと感想は以下の記事で解説している。


チアキ
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ラオスは薬草スチームサウナが有名

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ラオスっていうと、何があんの?っていう疑問をもつ日本人が多いと思う。

タイやベトナムの隣にあり、日本から比較的近い東南アジアに属しているのに謎が多い国、それがラオス。

日本からの直行便がない上に、日本人旅行客から絶大な人気を誇るタイとベトナムに挟まれているから、どうしても影が薄いんだけど、実は日本と同じくサウナ好きな国なんだ。

ただラオスでサウナというと、日本式のドライサウナではなく、サウナ室を蒸気で暖めるスチームサウナのことを指す。※俺調べ

薬草を蒸すのが薬草スチームサウナ

herb

スチームサウナの中でも、薬草を高温で蒸した蒸気をサウナ室に充満させるのが薬草スチームサウナ。

普通のスチームサウナと違い、蒸気に薬草のエキスが染み込んでいるから健康効果やデトックス作用があると言われている。

そのあたりの健康効果については正直半信半疑だけど、薬草の匂いは好きだから日本でも薬湯や薬草サウナがあるとよく入っている。

俺はサウナに健康効果を別に求めていない。健康を害さず、それでいて気持ちよければOK。

ハーバルスチームサウナのアクセスは微妙

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ルアンパバーン市街地からハーバルスチームサウナは地味に遠い。

距離にすると約2.5kmで、歩くと30分以上かかる。しかもハーバルスチームサウナの周辺には特に観光地がないからついでに寄るような場所でもない。

バイクか自転車がおすすめ

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配車アプリでタクシーを呼んでもよかったけど、俺が行った時はちょうど雨季真っ盛りで、比較的涼しかったから自転車を借りて向かうことにした。

俺が借りたレンタルショップではママチャリが24時間で50,000キープ(約350円)。市街地近郊を移動するだけならママチャリで十分だった。

市街地を離れて長距離移動する予定ならバイクがおすすめ。バイクでも24時間で150,000キープぐらいだからラオスの物価は超安い。

ただ、350円で自転車を借りるのにパスポートを預けなければならないのはいかがなものかと思う。ちなみに借りたママチャリは思いっきり日本製。

日本で撤去された放置自転車が外国に輸出されているって噂は知っていたけど、本当だったっぽい。

受付は売店のおばちゃん

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ハーバルスチームサウナは売店が併設されていて、受付らしい場所が見当たらない。

とりあえず売店で座っていたおばちゃんに「サウナ入りたい。」って告げると、よくわからないラオス語で、周りにいた店員っぽいおっさんやサウナを使っていたおばちゃんに話し始めた。

よくわからずに様子を見ていると、まさに今サウナ利用中の湯浴み着を来た強そうなおばちゃんが出てきて、俺をエスコートしてくれた。

お互いそこまで英語が得意じゃないから、ほぼジェスチャーだったけど言わんとすることは大体理解できた。ありがとうおばちゃん。

サウナセット一式をレンタル

まずは入って左へ進んだところに水着とタオルの置かれた店があり、そこから好きな海パンとフェイスタオルを1枚ずつ取る。

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モノトーンの布は女性用の湯浴み着らしくて、よくわからず最初にそれを取ろうとしたら止められた。

さらに奥へ進むと右手に更衣室があり、そこで海パンに着替えられる。

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更衣室は個室になっていて男女兼用。服屋の試着室みたいに布で閉じられるようになっている。

着替えが終わったら、木製の鍵付きロッカーに荷物を預ける。

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荷物を預けたら、レンタルしたフェイスタオルを持って目の前の下駄箱から好きなサンダルを選ぶ。

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鼻緒の付いたビーサンが脱げにくいからおすすめ。

サウナに入り終わった後は脱衣所の目の前に水着を入れるバケツがあるから

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そこに入れておけば返却完了。

不衛生っぽい水で体を清める

faucet

サンダルに履き替えたら、更衣室の正面に小さな空間があって、そこにコンクリ製の大きめなシンクがあり水が溜まっている。

サウナに入る前にそこで体に水をかけるのと、顔をすすげと言われた。

水は濁っていてお世辞にもキレイとは言えないけど、どうせスチームサウナの蒸気もこういう水から作られているんだからと思って気にしないことにした。

特に臭くはなかったし、後で体に異常が出たりしなかったから問題ないと思う。強い衛生観念を持つ人は、そもそもローカル施設を訪れちゃいけない。

真っ暗で真っ白なサウナ

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準備がととのい、いよいよサウナに入室。

サウナ室は2つあったけど、向かって左のサウナ室へ入るように言われたからそれに従う。

扉を開けた瞬間、大量に白い蒸気が溢れ出してくる。しかもサウナ室に照明がないから扉を閉めると、外からわずかな光しか入ってこなくて視界ゼロ。

入った直後は人がいることにまったく気づかなかった。

中は奥行きがあり、奥に向かって左右に座る場所がある。

スチームサウナのくせに超熱い

日本でスチームサウナっていうと、ドライサウナよりぬるくて、長めに体を温めるマイルドなサウナってイメージだけど、ラオスのスチームサウナはまったくの別物。

蒸気自体が高温な上に、その量がとんでもないから、日本のドライサウナより普通に熱い。

サウナに入る時、案内してくれたおばちゃんがタオルで口を覆うように言ってくれてたんだけど、確かにタオルがないと呼吸できないわ。

奥に行くほど熱い

椅子はサウナ室の最奥まで続いていて、奥から蒸気が出ているから奥へ行くほど熱くなる。

何セットか回して、慣れてきた後に奥の方に座ってみたけど、手前の方に座っても5分ぐらいしか耐えられないぐらい熱いから、奥まで行く必要はない。

薬草の匂いが最高

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サウナに入る前から薬草の匂いがプンプンしているんだけど、実際入ってみるとその匂いは強烈。

俺は薬草の知識とか何も持ち合わせていないから、何の香りかわからないけど柑橘系で決して嫌な匂いではない。

タイ・バンコクで入った薬草スチームサウナではタイ料理特有の鼻にツーンとくる匂いだったけど、それよりマイルドで心地いい。というかバンコクで入った薬草サウナは匂いが強すぎて、喉が痛くなり全然入っていられなかった。

バンコクで入ったサウナの感想は以下の記事で解説している。

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【カーネーションサウナの感想】価値観が崩壊するサウナ【タイ・バンコク】

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サウナも男女共用だった

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ネットの情報を見ていると、2つあるサウナ室はそれぞれ男女別になっているってことだったけど、俺が行った時は混浴だった。

俺がサウナに入っていても普通に女性が入ってくるし、逆もしかり。

どうせ水着だし、休憩スペースも男女共用だからサウナだけ分ける必要はないと思うけど、性別による区別がゆるいのも外国っぽいなと思った。

ノックしてから入るのがマナー

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2〜3回入ってから気づいたんだけど、みんなサウナに入室する前に扉をノックしてから入っている。

常連だけのローカルルールなのかなと思って、気づいてからもノックせず入っていたら、案の定一緒に入っていた女性から「ノックしてね!」みたいに言われたから、全員すべきらしい。

ハーバルスチームサウナの後、同じくルアンパバーンにある赤十字サウナに入った時もみんなノックしていたから、ラオスのサウナでは入室前のノックが共通のマナーみたい。

この記事を読んでから行く人は、最初からノックかまして「知ってますよ」感を全面に出していってほしい。

水風呂はない

ハーバルスチームサウナに水風呂はない。というかラオスの薬草スチームサウナはどこも水風呂がなかった。

代わりに、シンクに溜められた不衛生そうな水を体にかけることで代用することができる。これは最初に体を流した水と同じ。

おそらくラオスのスチームサウナは健康増進や美肌が目的で、日本のようにサウナと水風呂で爽快感を得るっていう使い方とは根本的に違うからだと思う。

男女共用の休憩スペース

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休憩スペースはサウナを出てすぐ目の前に広がる、机や椅子が置かれたスペース。

言うまでもないけど、男女で空間が分けられたりはしていない。

休憩スタイルは日本と同じ

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休憩の仕方で国による違いも何もないんだけど、ハーバルスチームサウナの休憩スペースには普通のベンチだけでなくデッキチェアがある。つまり仰向けで寝そべることができる。

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デッキチェアは5脚あって全部埋まっていることはまずないんだけど、場所取りが容認されてるっぽかったからどうしてもデッキチェアを使いたい人は図々しく振る舞ってもいいと思う。文句を言われたら素直に従ってほしい。

ただどこの国でも同じかもしれないけど、ハーバルスチームサウナでは女性ファーストの雰囲気があって、デッキチェアはたいてい女性が使っていて男は普通のベンチに追いやられているように見えた。

アツアツのお茶が飲み放題

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ハーバルスチームサウナの休憩スペースでは熱いお茶が飲み放題。

お茶の入ったやかんとコップがテーブルに置かれているから自由にとって飲んでいい。お茶は従業員のおばちゃんが頻繁に交換してくれるから常にアツアツ。

お茶は飲んだことのない味で茶葉の種類はわからないけど、不味くはなかった。あるだけありがたい。

ヨーグルトを塗りたくる現地民

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俺が行った時は、現地ラオス人が体中に市販のヨーグルト塗りたくるっていう衝撃の光景を目撃した。

どうやらラオスでは体にヨーグルトやコーヒー豆を塗ってサウナに入浴するのが日常的に行われているらしい。

その現地民は休憩スペースのベンチでヨーグルトを顔から爪先まで塗っていた。なんの効果があるかは知らないけど、日本人が塩を体に塗ってサウナに入るのと同じ感覚なのかもしれない。

トイレは汲み取り式

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トイレの清潔感にうるさい日本人にとって、ハーバルスチームサウナのトイレ事情はけっこう厳しい。

日本の場合、最近は屋外の仮説トイレでしか見なくなった汲み取り式がラオスでは普通に残っていてハーバルスチームサウナも同じ。

水の流し方もトイレ内にあるバケツに溜められている水を、桶ですくって便器に流すっていう超アナログ式。

誰かがうんこした後に触った桶を自分も触らないといけないから、キレイ好きな人は別の場所でトイレを済ましておくのがおすすめ。俺は抵抗感を抱きつつも思い切って使う派。

支払は現金後払い

ラオスはキャッシュレス化があまり進んでいない。

ハーバルスチームサウナも例に漏れず、支払は現金のみ。

俺が行った時はタオル・水着・サンダルのレンタル込で20,000キープ(約140円)だった。安すぎ。

受付やレジはないから、従業員っぽいおばちゃんに手渡しする。誰が従業員かわからなければ、売店にいる人に現金見せながら聞いたら教えてくれる。

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ルアンパバーン観光はサウナか寺

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ルアンパバーンといえば街全体が世界遺産に登録されていて、寺や自然を観光するのが一般的な観光ルート。

ただ俺みたいに寺や仏像に興味がない人は、サウナ巡りでルアンパバーン、ひいてはラオスを観光するのも楽しいと思う。

サウナがなかったら超ヒマだった

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寺に興味がないくせにラオスへ行って、なんも見る所ないって言うのはお門違いではあるんだけど、実際ラオスって観光資源が少なくて2泊3日もすれば有名な観光地はほぼ回れてしまう。

そんな観光資源が少ない中で寺や仏教関連施設を除外すれば、時間を持て余すに決まっている。

今回ラオスに1人旅してみて、最初は暇になると思っていたけど、ラオスに点在する薬草スチームサウナのおかげで充実した時間を過ごすことができた。

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ハーバルスチームサウナは一見の価値あり

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ハーバルスチームサウナに行けば、ラオスの薬草を使った独特のスチームサウナを味わえる。
寺や自然もいいけど、ルアンパバーンならではの薬草スチームを体験しに、ハーバルスチームサウナへ足を伸ばしてみてほしい。

日本では体験できない超ローカルな体験ができるはず。

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Herbal Steam Saunaの概要

施設名Herbal Steam Sauna
住所V4HX+9G8, Luang Prabang, Laos
電話番号+856 20-5237-1117
駐車場無し ※バイク・自転車置き場あり
公式HP-
入浴料20,000LAK
アメニティファイスタオル・水着・サンダルがレンタル可能
※入浴料に含む
営業時間9:30~20:30
アクセス市街地から2.5km 自転車で10分
※自転車かバイク推奨

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