銭湯ならまだしもサウナ施設の入浴料は最近高すぎ。
サウナ入るだけで3,000円はいくらなんでも財布がもたない。
そこで今回は通常コースより安い60分コースでサウナ3セットをこなすために、俺が実践している時短サウナ入浴術を解説する。
短時間でお得にととのいたい人は参考にしてほしい。
60分だと通常2セットが限界
60分の入浴プランは、サウナ施設によって「ショートコース」とか「サウナ1時間」とか名称が違う。
60分という短時間勝負に挑んだ経験のある人ならわかると思うけど、着替えやドライヤーなどの支度を含めると、サウナ・水風呂・休憩はどうしても2セットが限界なんだ。
2セットだと少し時間が余る
とはいえ、あくまで俺のケースではあるけど2セットで切り上げると、ほとんどの場合10分ほど時間を残して退店することになるのも事実
この10分がかなり絶妙で、変な冒険心から3セット目に突入すると、あっけなく60分をオーバーして追加料金を支払うハメになる。
受付で追加料金を告げられた時、どうせ延長になるならもっと長く入っていればよかった、と何度後悔したことか。
同じ過ちを何度も繰り返さないためにも俺は立ち上がった。
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サウナ60分コースで3セットこなすための時間配分
60分でサウナ3セットをこなす具体的な時間配分が以下。
- 着替え&軽い洗体【3分】
- サウナ・水風呂・休憩【15分/1セット】×3回
- 洗体、ドライヤー、スキンケア【10分】
上記を合計すると58分となり、だいたい2分残してフィニッシュするのが俺の時短サウナルーティン。
脱衣&軽い洗体【3分】
受付を済ませたら服を脱ぐところから戦いは始まっている。
サウナに入るまでの時間は全部無駄だから、できるだけ削っておきたい。
着替えやすい服装で行く
サウナへ行くためにわざわざスーツを着ていく人はいないだろうけど、できるだけ着脱しやすい服装で行くのがおすすめ。
俺の場合、上半身はユニクロのスウェットで、下はユニクロのジーンズもしくは下記のベルトが一体化したイージーパンツ。
これらは脱いだらハンガーにかけたり、畳んだりせずに丸めてロッカーに突っ込む。もともとシワがつきにくい素材だし、シワがついたところで気になるような服でもない。
特に黒のスウェットはどんな服でも合わせやすいからおすすめ。
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最初の洗体はシャンプー類を使わない
浴場に入って最初に身体を洗うのは必要なマナーだけど、がっつり洗うのは最後だけでいい。
どうせ最後にもう1回洗うんだから、何日も風呂に入ってないとかじゃない限り最初はシャンプー類を使わず、シャワーで全身の汗を流す程度にとどめておけばOK。
人の身体はお湯だけでも十分キレイになる。
普段から湯シャンがおすすめ
過去の記事でも解説しているんだけど、俺は普段からシャンプーを使わない湯シャン生活を送っている。
おかげで夏でも髪が一切ベタつかないし、時短かつ節約にもなるからマジでおすすめ。今や俺はボディソープも使わず、お湯だけで身体を洗うようになっている。
湯シャンの体験談を解説した記事は以下。
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風呂は諦める
お湯につかって湯通ししてからサウナに入る人もいると思うけど、60分という制約がある中でその余裕はない。
どうせサウナで存分に身体を蒸すんだから、この際風呂は水風呂だけにしておくのがおすすめ。
都心部のサウナではお湯のお風呂がそもそも存在しない施設も最近は多い。お風呂はサウナ施設じゃなく家で楽しむのが1番。
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サウナ・水風呂・休憩【15分】
3分でサウナに入るまでこぎつけたら、ここからは基本的に普段どおり過ごす。
ただ時間的制約をクリアするために注意したポイントがいくつかあるから、ここではそのポイントを解説する。
サウナは最上段で6〜8分
熱いは正義、ってことでサウナ内では常に最上段をキープしたい。
そのサウナ室で最も熱い最上段に座れば、早く身体が温まって時短になる。
もちろん十分に身体が温まっていない状態で水風呂に入る必要はないけど、1番熱い最上段でできるだけ早く身体が仕上がるように工夫する必要はある。
混雑しているサウナでは常にハイエナのごとく周りに目を光らせ、上の人が立ち上がったらすぐさま上段を取りに行かなければならない。サウナは時に椅子取りゲームと化す。
90度を超える比較的熱いサウナで、最上段なら8分ほどで仕上がるハズ。
【サウナで暇をつぶす5つの方法】人生で最も暇な10分間【暇つぶし】
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水風呂は1分
水風呂に何分も入る人は少ないだろうけど、1分入ればたいてい全身が冷えると思う。
バイブラ付きの水風呂なら早く冷えるから最高。
休憩は5分あれば十分ととのう
休憩5分は短いって思うかもしれないけど、ととのうなら最初の5分でととのうから個人的に5分以降は惰性だと思っている。
無駄に休憩を長引かせてもあまり意味はないから、さっさと次のセットに移動する。
足りない場合、続きはサウナの中で休憩すればいい。
【寝落ち注意】サウナにあったら嬉しいととのい椅子5選【自宅に置きたい】
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休憩カットなら4セット目も見えてくる
1セット目と2セット目に関しては休憩を省いて、水風呂からサウナへ直行するのも1つの手。
俺もたまに休憩用の椅子が埋まっていると、途中の休憩をカットして最後のセットで長めに休憩を入れることがある。
これはこれで超ととのう。途中の休憩をカットすると夢の4セット目が見えてくるけど、4セット目に入るかは3セット終了時点の残り時間を見て適切な判断が必要。
洗体・ドライヤー・スキンケア・着替え【10分】
3セット目を終えて存分にととのった後は、そそくさと退店の準備に入る。
最後の洗体はシャンプーでがっつり泡立てて洗うけど、目安として3分以内に終わるよう意識する。
ドライヤー前にしっかりタオルドライする
髪を早く乾かすのにドライヤーの風速を気にする人が多いけど、タオルドライが実は超重要なんだ。
サウナ施設ではバスタオルを無料で貸し出してくれるケースが多いから、ドライヤー前に乾いたバスタオルでとにかく髪の水気を取り去る。
間違っても髪から水滴がしたたる状態でドライヤーに移行してはいけない。タオルドライが髪を早く乾かす1番の近道ということを覚えておいてほしい。
髪の長さにもよるけど、タオルドライをしっかりすれば男性なら2〜3分でドライヤーが完了すると思う。
スキンケアはホホバオイルで1本化
スキンケアをしないメンズは多いけど、サウナ後は必ず肌の保湿をするべき。
サウナ後の肌は砂漠なみに乾き切っていて、せっかくサウナに入ったのに保湿しないばかりに肌荒れが発生しかねない。
俺の場合、時間がない時はいつもホホバオイルを髪・顔・身体に塗布して一瞬でスキンケアを済ませている。スキンケアをホホバオイルに一本化すると、持ち物も減るからおすすめ。
俺は1リットルまとめ買いして小さいボトルに詰め替えている。
俺がサウナ後にしているスキンケアは以下の記事で解説している。
【肌乾燥対策】メンズがサウナ後にやるべきスキンケア【無印良品】
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60分コースなら1,000円前後
以上の方法により、俺は60分以内でサウナ3セットをこなし、追加料金の支払いを免れている。
通常入浴料3,000円とかのサウナ施設でも、60分コースなら1,000円前後で済むからお財布に優しい。
しかも1時間でしっかり3セットこなせれば、その後ご飯を食べる時間や睡眠時間を確保できて生活改善につながる。
女性と髪の長い人は厳しいかも
ここまでいくつも時短術を解説してきたけど、女性や髪の長い人には使えないかもしれない。
というのも女性だと服の着脱に時間がかかることが多い上に、化粧を落としたりしているとあっという間に時間が過ぎてしまう。
あと髪の長い人は男女ともに、洗うのと乾かすのに時間がかかり過ぎてしまう。その場合は大人しく2セットで諦める他ない。
普通に3セットしたいなら90分コースがベスト
とはいえ、時間に追われながらサウナに入るのもサウナ本来の目的から逸れている気がする。
忙しい日々で疲れた身体をリフレッシュするのが目的なら、せかせかとサウナに入るより、湯船にもつかりながらのんびりすべき。
90分あれば、たいていの人は時間を気にせずサウナ3セットをこなせるだろうから、時間とお金に欲張る気がないなら、90分コースのあるサウナへ行くのが賢い選択。
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サウナに何を求めるかは人による
この記事読んだ人の中には、そこまでするなら普通に通常コースで入るわって人がいると思うけど、それもアリ。
サウナをどう使うかは結局その人次第。短い時間で安く済ませて、なおかつ3セットがっつりこなしたいって人はここで解説した方法をぜひ試してみてほしい。健闘を祈る。
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