サウナ人口は男性の方が女性より多いけど、日常的にスキンケアをしている人口は女性が圧倒的に多いと感じる。
客観的な数値は出せないけど、少なくとも俺の周りにいるメンズは化粧水すら塗らない人が多数。
スキンケアをしてこそサウナの美肌効果が発揮されるというのに、とてももったいない。
そこで今回はメンズがサウナ後にやるべきスキンケアとその重要性について解説する。
サウナ後の乾燥が気になる男性諸君や、彼氏・旦那の乾燥肌が気になる女性は参考にしてほしい。
メンズがサウナ後にやるべきスキンケア
さっそくだけど、実際に俺がサウナ後にしているスキンケアは以下のとおり。
- 化粧水で肌に水分を与える
- 体全体にボディクリームを塗る
- 乳液で潤いを閉じ込める
- 髪へホホバオイルを塗布
- 【週1】フェイスパックでメンテナンス
上記のスキンケアは、実際に俺が体に施している順番に上から書いている。
本気で美意識を高めたいなら、もっといろんなケアが必要だと思うけど、サウナへ行くのにやたら化粧品を持っていっても荷物が増えて鬱陶しいし、お金もかかる。
上であげたぐらいの化粧品なら大した量じゃないから、外出用のカバンに入れっぱなしにして、いつでもサウナに行ける状態をキープしておける。
サウナへ行く際におすすめの持ち物は以下の記事でまとめているから、よかったら参考にしてほしい。 続きを見る
【男性・メンズ向け】サウナへ行く時におすすめの持ち物【ミニマリスト】
化粧水で肌に水分を与える
サウナからあがって体をタオルで拭いたら、最初にするのが顔面への化粧水塗布。
サウナから出た後の皮膚は干上がった地面のように水分が枯渇しているから、まずは化粧水で潤いを与えることが最優先事項なんだ。
ここでは、とにかくスピードが大事。繰り返しになるけど、ある程度タオルで髪や体を拭いたら、すぐに化粧水を顔に塗布しよう。悠長にドライヤーで髪を交わしている場合ではない。
浴場から脱衣所へ出た直後から乾燥は始まっているんだ。
化粧水は質より量
特にこだわりのない人が薬局で化粧水を買おうと思っても、棚には膨大な数の商品が並べられているから、途方に暮れてしまう。
そこで、いろんな化粧水を試した俺からアドバイスがある。
高い化粧水は買うな。
というのも化粧水は質より圧倒的に量が大事だからだ。高い化粧水をケチって少量塗るより、安い化粧水を顔がヒタヒタになるまで塗る方が効果を最大限発揮できる。
それに化粧水は消耗品だから、この先継続して購入していくことを考えると安い方が精神的なハードルも下がる。
俺はというと、今は無印良品の敏感肌用しっとりタイプの化粧水を使っている。この化粧水にはコレといった特徴がない。無色無臭で値段・使い心地も普通。
というのも、数ある化粧水の中から1つを選択する手間の削減と、無難オブ無難という無印良品の安心感を俺は買っている。
高くていろんな成分が入った化粧水を使ったところで効果を実感できることはまずないんだから、安くて無難が1番だ。
スプレーボトルに詰め替えるのがおすすめ
化粧水を顔に塗る際、一度手の平に数滴出してから手で顔を包むように塗る人が多いと思う。
だけど、この方法だと塗りムラができるし、手から化粧水がこぼれたりしてもったいない。
さらには保湿前の顔を手でベタベタ触ることになるから肌に刺激を与えてしまって荒れる原因にもなるんだ。
そこで全人類におすすめしたいのが、化粧水をスプレーで顔に噴霧する方法。
具体的には、化粧水をスプレーボトルに詰め替えておき、使用時は顔に向かって5〜7回プッシュして吹きかける。
俺は顔がでかいから平均7プッシュしてるけど、小顔の人なら4〜5プッシュで顔全体を湿らせることできると思う。
化粧水を霧状にして吹きかけるメリットは以下の通り。
- 手に化粧水をつけなくてすむ
- 顔をまったく触らずに塗布できる
- まんべんなく塗布できて塗りムラがなくなる
- 手からこぼれ落ちる心配がなく化粧水が無駄にならない
以上のように、手の平に出すと、手についた分の化粧水が無駄になるけど、スプレーで吹きかければ無駄になる分が限りなく減るからコスト面でも優れている。
さらには手を汚さないから、次の動作にも移りやすく時短にもつながるんだ。
スプレーボトルは百均でも売っているし、無印良品の化粧水を使うなら購入時のボトルに蓋だけ取り替えて使えるものも売られている。一度見てみてほしい。
化粧水は時間稼ぎに過ぎない
化粧水についてどんだけ熱弁するんだよって感じだが、もう少しお付き合い願いたい。
この章の最初に書いたとおり、化粧水は脱衣所に戻ったらすぐ塗らないと乾燥が進行してしまうんだけど、化粧水を塗ったからといって安心してはいけない。
というのも、後述するように化粧水は乳液を塗る前の調整&時間稼ぎであって、それだけで顔のスキンケアを完結させるものではないんだ。
化粧水をスプレーで顔に吹きかけて終わりならスキンケアは超ラクなんだけど、人間の肌はそう簡単なものじゃないらしい。なのでここでスキンケアを全部知った気にならず、最後まで読み進めてほしい。
ボディクリームを体全体に塗る
化粧水の次にやるのが、首から下部分へのボディクリームの塗り込みだ。
スキンケアというと、顔にするイメージだけど顔以外の肌だって乾燥するし、深刻になればヒビ割れだって起こす。
よく胸元や背中が荒れている人がいるけど、それも保湿することで防ぐことができるんだ。
俺もちゃんとボディクリームを塗る前は、胸元にニキビができていたんだけど、ボディクリームをサウナ後や自宅の風呂上がりに毎回塗るようになって、徐々に治まっていった。
上半身を重点的に
サウナに入ると、温度の高い上半身が特に乾燥しやすい。だから上半身を重点的にケアしてあげる必要がある。
具体的には首・肩・胸・背中だ。顔への化粧水を済ませたら、すばやくボディクリームに持ち替えてムラなく塗り込んでいこう。
ボディクリームのおすすめは「Vaseline(ヴァセリン)のボディクリーム」、めちゃくちゃ伸びがいいから使いやすくコスパも良好。
サウナ室ではタオルで汗を拭きとるべき
首・肩・胸・背中は荒れやすい部位であると同時に、サウナでも汗だくになった肩や胸あたりを手でこすってしまう癖がある人は多いと思う。
だけど、サウナ室ではできるだけタオルで汗を拭きとる方が肌には優しい。
手でこすると汚れが付着して肌荒れや乾燥の原因になる。それに、周りの人に汗が飛んだりして嫌な目を向けられることもある。
多くの人がサウナではタオルを持っているだろうから、自分だけでなく周りの人のためにも、タオルを使って汗を拭こう。
乳液で潤いを閉じ込める
ボディクリームを塗り終わったら、先ほど化粧水をつけた顔に乳液を塗り込んでいく。
乳液の役割は、化粧水で顔に与えた潤いを閉じ込めることにある。これは逆に、いくら化粧水で顔を保湿しても、上から乳液を塗らないことにはまったく効果がないことを意味している。
化粧水だけのスキンケアは無意味
そんな俺も3〜4年前までは乳液を使っていなかった。というか化粧水すら使っていなかった。
当時、定期的に発生する肌荒れに悩んでいた俺は、化粧水の導入を決意。
化粧水さえ塗っていればスキンケアは完結したものだと思っていたから、これだけで肌がキレイになるなら、やらない方がむしろバカじゃね?ぐらいに考えていたんだ。
ただ、化粧水を使い始めても肌荒れは治まらず、特に冬は化粧水を塗った2時間後には顔の皮がめくれるくらい乾燥していて、化粧水の効果弱くね?と違和感を覚えた。
そのまま2年ぐらい化粧水だけを使用していたんだけど、ある日職場の人から「化粧水使ってるなら、乳液塗らないとマジで意味ないよ」と言われ、ようやく今までの無駄な努力に気づいた。
もちろん、乳液の存在は知っていた。ただ女の子が化粧に使うものだと思っていたから、男の俺には無縁なアイテムだと近づかないようにしていたんだ。先入観って怖い。
この記事を読んでいる読者は俺のような過ちを犯さないでほしい。
化粧水と乳液は必ずセットで使うんだ。
無印の乳液が万能
また無印かよ。とツッコまれそうだけど、確かにスキンケア用品に関して俺は無印への信頼があつい。
実際、迷うのなら無印のスキンケア用品にしとけば、とりあえず外すことがないだろう。これは多くの人が共感する事実。
おそらくこの記事を読んでいる人に、美意識高め韓国ファッション好き男性みたいな人は少ないだろうから、最初に手を出すアイテムは無印にしておくのがおすすめ。
そんなスキンケア初心者に優しい無印良品の中でも、俺が使っている乳液は「敏感肌用しっとりタイプ」だ。
容器がワンタッチで開けられて使いやすいし、透明だから残容量がひと目で把握できるのが素晴らしい。
肝心な乳液自体は本当に普通の、まるで模範的な乳液といった感じ。伸びがよくて使いやすい。それでいて俺に関してだけど、特に肌トラブルも起きていない。
値段も他の乳液と比べてかなり安く、そこはやはり大手の余裕を感じる。薬局では買えないけどアマゾンで公式ストアから購入可能。
どの乳液を買っていいかわからない人には、無印良品の乳液をおすすめする。
髪へホホバオイルを塗布
サウナに入ると顔や体の乾燥ばかり気になるけど、意外と盲点なのが髪の乾燥なんだ。
サウナ室は上にいけばいくほど温度が高く乾燥しやすい。ということは体の中で髪の毛が1番高温と乾燥によるダメージを受けていることになる。
しかもサウナに不可欠な外気浴では濡れた状態の髪を放置することになり、さらなるダメージの増幅につながっている。
顔と体はしっかりケアしておいて、最も酷使されている髪を放置していいのだろうか、いやよくない。
そこで活躍するのがホホバオイルなんだ。
ホホバオイルは全身に使える万能オイル
ホホバオイルはホホバという植物から抽出されるオイルで、成分が人間の皮脂に近いおかげで、全身の保湿に使えると最近注目を集めている。
俺が考えるホホバオイルの素晴らしい点は、無色無臭とコスパにある。
薬局なんかで売っているヘアオイルは匂いがついている商品が多く、万人の好みには合わない。
だったら匂いなんてそもそもなくてよくね?って考えで俺はホホバオイルを使っている。
コスパもそれなりによくて、俺が使っている無印のホホバオイルは100mlで1,500円ほど。
100mlだと、髪の短い人なら半年ぐらい持つと思う。年間3,000円の投資で、髪のダメージ防止による清潔感が買えるなら安い。
実際、俺に関してはホホバオイルのおかげでパーマの持ちがよくなったし、枝毛も減った。
塗布するタイミングはドライヤー前
知らない人のために念の為、解説しておくと、ホホバオイルは髪をドライヤーで乾かす前の濡れた状態で塗布するのが望ましい。
というのも、乳液と同じでヘアオイルも水分を閉じ込める役割を担っているから、髪を乾かして既に乾燥した髪に塗布するより、濡れている髪になじませた方が保湿効果が高いんだ。
たまに俺も忘れてドライヤーをしてしまうことがあるけど、ちゃんと濡れた髪に塗布しよう。
俺はサウナに入らない日も風呂上がりに塗布している。
【週1】フェイスパックでメンテナンス
これはサウナの後ってわけではないんだけど、俺は週1回程度フェイスパックを貼るようにしている。
昔はフェイスパックと化粧水って同じだろって思ってたんだけど、化粧水は保湿に特化しているのに対して、フェイスパックは美容液が染み込んだ布を顔に数分間貼り付けることで、肌の油分バランスを整えてくれるらしい。
俺も理屈はよくわからないが、以前頬にニキビが出来た時にフェイスパックをしたら次の日に治っていたことがあって、効果を実感したから使い続けている。
フェイスパックは行動が制限される
毎日パックするって人もいるけど、フェイスパックって5〜10分間は顔に貼った状態をキープしなきゃいけなくて、その間は行動が制限されるから意外とダルい。
だから毎日は正直しんどいんだけど、俺の場合、週1回パックするだけでも十分効果を実感できているから、これ以上頻度を増やさなくていいと思っている。
これからパックを始めようかと思っている人もダルいと感じたら、週1回からでもいいから始めてみてほしい。
俺が使っているフェイスパックは下のお米のやつ。
毎日サウナに行ってたら肌が荒れた
そもそもなんで俺がスキンケアに目覚めたのかというと、サウナへ毎日のように通っていたら肌が荒れたからなんだ。
しかも俺だけじゃなくて、同じようにサウナ通いしていた友人も同じように肌荒れが発生していた。
もちろんサウナが原因のすべてではないかもしれないけど、以前からサウナの翌日に肌荒れが起きる事例はあったし、そこに同じような現象に悩んでいる友人が現れたことで、少なからずサウナに原因の一端があることは明らかだと考えた。
毎日サウナへ通うことによるデメリットは以下の記事でまとめているから、参考にしてほしい。 続きを見る
【ほどほどにしとけ】毎日サウナに入って感じた7つのデメリット【疲労感】
サウナの美肌効果には矛盾が生じている
いろんなメディアでサウナには美肌効果があると発信されているのに、どうして自分達だけは効果を実感できないどころか、カウンターパンチまで喰らわないといけないのか。
そこで考えた結果、ある矛盾に気づいた。
肌には潤いが大事だと至るところで言われてるくせに、サウナってめちゃくちゃ乾燥してるやん。
通常のサウナはドライサウナ、つまり乾燥サウナと言われるほどカラカラに乾いている。でも我々人類の肌は潤いが失われると肌荒れが起きる。なのにサウナは肌にイイと言われている。
どうしてこんな簡単な矛盾に気づかなかったのだろう。
使い終わったコンタクトレンズを太陽の下に放置するバカはいない。繰り返し使うためには液体に浸けておかなければならないのだ。
潤いが必要な肌をわざわざカラカラのサウナに放り込んで、そのまま放置するなんてとても愚かな行為だったとようやく気づいた。
サウナの美肌効果はスキンケアが大前提
サウナの美肌効果はあると俺は考えている。
サウナは大量に汗をかくことで代謝を高め、肌の入れ替わりを促進する。実際モデルやアイドルなんかの肌がキレイな人たちは日常的に運動しているし、サウナ好きも多い。
ただ、それもすべてスキンケアがあってのこと。サウナで乾燥した肌や髪にきちんとスキンケアを施すことで、初めてサウナの美肌効果を得られるんだ。
まだちゃんとスキンケアしていないという男性諸君、サウナ好きの友達や彼氏が肌荒れに悩んでいるという女性は、ぜひこの記事を読んだり人に勧めたりしてサウナ後のスキンケアを実践してほしい。