9月になれば暑さも多少はマシになるかと思いきや、雨で湿度が加わり、8月以上にTシャツをビショビショにしながら東京の街を歩いている。
早く冬になってほしいと切に願っていても、本当に夏が短くなったらそれはそれで「冷夏が」とか「水不足が」とかまた別の問題が発生する。
今はカフェでこの記事を執筆しているんだけど、家からカフェまで歩いてくる段階で、既に顔から汗が滴ってくるほどビショビショになった。
MacBookを自分の汗で水没させるリスクを伴いながら、今回も1ヶ月の活動を振り返っていく。
8月に行ったサウナと回数
7月に引き続き、8月もサウナに行った回数は同じく13回。
確か先月のムサレタイマガジンで俺は、7月は上京したばかりでいつもより奮発してしまったと書いていたはず。だったらなんで8月もこんなに多いんだって話。
過去の「毎日サウナに入るデメリット」という記事の中でサウナは週1〜2回がベストだと語っておきながら、なにも反省していない。
実際に、最近は寝起きが悪くなってきていて、まさに過去の過ちを再現している状態。サウナの回数が増えてしまった理由は後述する。
とにかく、これはどげんかせんといかんということで9月はサウナの回数を減らすことを意識する。
【ほどほどにしとけ】毎日サウナに入って感じた7つのデメリット【疲労感】
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今月のおすすめサウナ「権堂温泉テルメDOME」
8月に行った中で読者の方にぜひ訪れてほしいと思うおすすめサウナが、長野県は長野市権堂町にある「権堂(ごんどう)温泉テルメDOME」だ。
いわゆる「いいサウナ」ということに加え、アトラクションのような面白さも含んだ施設なので、ぜひ参考にしてほしい。
権堂温泉テルメDOMEの特長は以下。
- 立地が繁華街のど真ん中
- サウナ室に爆風が吹き荒れる
- バイブラ付きの水風呂
立地が繁華街のど真ん中
長野県の繁華街はどこ?と聞かれて、パッと答えが思いつく県外民は決して多くないはず。
面積の大きい長野県には、長野市だけでなく松本市や上田市など中核を担う都市が複数存在する。その中でも県庁所在地であり、人口最大を誇る長野市の繁華街といえば、権堂町であり、これに異を唱える人はいないと思う。
そんな長野県内最大規模の繁華街である権堂町のど真ん中で、2022年6月にオープンしたのが権堂温泉テルメDOMEなんだ。
車社会の長野県において、わざわざ土地の少ない繁華街でサウナを営業するのにどういう意図があるのかは謎だが、話題性は抜群。もちろん敷地内に駐車場はない。
観光客からすると善光寺から歩いて行ける上に、繁華街だから飲み歩く前の前哨戦として立ち寄るのには便利な立地。
内装に関しては、もともとフィットネスジムだった建物を改装しているらしく、特別新しさを感じる部分は少ない。
サウナ室に爆風が吹き荒れる
引用元:権堂温泉テルメDOME
権堂温泉テルメDOMEの男湯には2種類のサウナがある。1つはドライサウナ、もう1つはロウリュサウナ。
中でも、オートロウリュを完備したロウリュサウナは、権堂温泉テルメDOMEを語る上で絶対に欠かせない。
オートロウリュは30分おきで、毎時00分と30分におこなわれる。
時間になるとストーブが赤く照らし出され、不気味な雰囲気になるんだけど、
引用元:権堂温泉テルメDOME
それ自体はサウナストーンに自動で水が噴出される通常のロウリュなんだ。
しかし、よく見るとサウナストーンの上に変なものが付いている。
引用元:権堂温泉テルメDOME
ブロワー(送風機)だ。
水が噴出されて数秒後、こいつがとんでもない勢いの爆風を吹き荒らし、サウナ室内に嵐を巻き起こす。
他のサウナでもたまにブロワーが発動する所はあるけど、権堂温泉のブロワーはワケが違う。
というのも、通常ブロワーはロウリュで発生した蒸気を撹拌するために使われるから、ストーブ真上の天井やサウナストーンに向けて風を送るように設置されているんだけど、権堂温泉の場合は、客が座っている座席に向けて爆風が発射される。
しかも4機のブロワーがほぼ同じ方向に向けて、一斉に動き出すもんだから、サウナ室内はまさに嵐に包まれる。
それはもう熱いなんてもんじゃない。全身が焼かれるような感覚になる。
俺が入った時サウナ室には自分含めおっさん達が5人ほどいたんだけど、オートロウリュで爆風が吹き荒れた途端、おっさんらが
あちぃあちぃアチィィィィ!!
と叫びながら逃げ出していった。もちろん俺もおっさん達の後を追うようにサウナ室を脱出した。
長野市権堂のテルメDOME。6月にオープンしたばっかで、サ室は新築の香り。ここはオートロウリュがやばい。ストーンへの出水後、汗が飛ばされるぐらいの爆風がブロワーから四方に吹き荒れて、体中火傷しそうになる?ロウリュしてる5分間でサウナ室にいた客全員が逃げ出してた笑
水風呂はバイブラあり? pic.twitter.com/bDHyiJZo63— チアキ@ムサレタイ (@Sauna_Musaretai) August 23, 2022
このオートロウリュはぜひとも実際に現地で体感してみてほしい。
ちなみに、座る位置がストーブ前の2段目以上でないとブロワーの風を直接受けられないから、熱さに耐性がある人はストーブ前の3段目に座るのがおすすめ。 続きを見る
【塚原のから風呂に入った感想】170度のサウナで生死をさまよう【香川】
バイブラ付き水風呂
引用元:権堂温泉テルメDOME
地味だけど嬉しいサウナの特長といえば、水風呂のバイブラ。
ロウリュサウナのすぐ横にある水風呂は、強めのバイブラがしっかり効いている。
嵐を呼ぶ殺人オートロウリュで全身を焼かれた後に入るバイブラ水風呂は、まさしく砂漠のオアシス。
俺はオートロウリュ後、このバイブラ水風呂に5分ぐらい浮かんでいた。消毒臭もなくて快適。チョー気持ちいい。
権堂温泉テルメDOME概要
施設名 | 権堂温泉テルメDOME |
住所 | 〒380-0833 長野県長野市権堂町1437-5 |
電話番号 | 026-232-6090 |
駐車場 | 敷地内無し 提携駐車場有り※有料 |
公式サイト | https://gondo-onsen.com/ |
営業時間 | 10:00〜24:00(23:30最終受付) |
定休日 | 無し |
料金 | 大人 平日700円 土日祝750円 学生 500円 子供 350円 |
アクセス | JR長野駅より徒歩約10分 長野電鉄権堂駅より徒歩約5分 |
ムサレタイ8月のアクセス/PV/記事数
ここからはブログの運営状況について報告していく。
PV/月 | 投稿数/月 | 累計記事数 | |
22年8月 | 18,762 | 4 | 50 |
22年7月 | 15,352 | 5 | 46 |
22年6月 | 14,728 | 3 | 41 |
22年5月 | 12,860 | 4 | 38 |
22年4月 | 8,547 | 4 | 34 |
22年3月 | 7,234 | 4 | 30 |
22年2月 | 6,362 | 6 | 26 |
22年1月 | 7,260 | 5 | 20 |
記事を量産してもアクセスは増えない
アクセス数は順調に推移していて、今月も過去最高である18,762PVを獲得することができた。
毎月記事を投稿しているんだから伸びていかないと困るんだけど、やみくもに記事を量産したからといって必ずしもアクセスを増やせないのがブログ運営の難しいところ。
投稿記事数や更新頻度より記事の質が問われる現代の評価基準では、100記事書いたのに月間3,000PVもないとかザラ。本当に残酷な世界。
戦略なくしてブログでの成功はなしえない。とはいえ俺の場合は記事数が少なすぎてやばい。
夏が終わってからが勝負
とうとう月間2万PVが見えてきたが、扱っている題材が題材なだけに夏はアクセスが集中しやすいのかもしれないと俺は分析している。
俺はムサレタイの中で何度も「テントサウナは冬が本番だ」と言い続けているけど、やはり世間的にはアウトドアといえば夏のイメージ。
9月以降、おそらくテントサウナ関連の記事は徐々にアクセスが減るんだろうなと覚悟している。
テントサウナの関連の記事でアクセスが得られなくなるのは仕方ないとして、他のコンテンツで減った分のアクセスを稼げるように尽力していかなくてはならない。
今はそのために布石を打っている最中。いつか芽がでるだろうとひたすら種をまいていく。
8月に反響のあった記事
ここからは8月に反響のあった記事を紹介する。
【超簡単】ペットボトルだけでできるオロポの作り方とマッチとの違い
グラスを使わずにオロポを作る方法と、オロポとマッチの違いを解説した記事。
この記事は、ムサレタイで今1番アクセス数を稼いでくれている、「【太るだけ】サウナ後にオロポを飲んではいけない理由と我慢する方法」という記事からの流入が期待できると思って投稿したんだけど、幸運なことに検索結果で上位を取れている。
オロポ関連の記事がここまで伸びるんだから、近年のサウナブームの勢いはすごい。 続きを見る
【超簡単】ペットボトルだけでできるオロポの作り方【サウナドリンク】
【買うな】サウナで耳栓の使用をおすすめしない理由
サウナで瞑想を目的に耳栓を使うのって逆効果じゃね?っていう記事。
この記事は、サウナで耳栓を持ち込むと扱いがわずらわしい上に、自分の鼓動がうるさくて瞑想どころじゃなかったっていう実体験をもとに執筆。
サウナと耳栓っていうサウナ好きなら一度は考えそうなキーワードでしっかり上位を取れている。
実体験をもとに読者に改善を促したり、注意喚起する内容は自分が書いていて楽しいし、たくさん読まれれば自分の考えを肯定された気がするから嬉しい。 続きを見る
【買うな】サウナで耳栓をつけない方がいい理由【瞑想】
テントサウナで必要な薪の量とおすすめの薪を解説【燃料切れ回避】
テントサウナのノウハウ系記事。
ニッチなジャンルでさらにピンポイントな悩みを解説した記事なんだけど、こういうニッチな内容ってブロガーでも手を出す人が少ないから、悩んでいる人からするとかなり有益だと思う。
この記事で名も知らぬどこかの誰かが救われていたら嬉しく思う。 続きを見る
テントサウナで必要な薪の量とおすすめの薪を解説【燃料切れ回避】
サウナの回数はストレス量と連動する
最初に書いた通り、最近サウナの回数が増えているのはストレスによるものが大きい。
ストレスによって酒好きが飲む酒の量が増えるように、サウナ好きはストレスゲージが溜まると解放するためにサウナへ行かなくてはならなくなるのだ。
ストレスの要因はリモートワーク
8月は会社の方針上ほとんどがリモートワークで、自宅に1日中引きこもる日々が続いていた。デスクワークはなんでもカフェでする習慣のある俺にとって、リモートワークは本当に地獄だった。
学生の時、「家では集中できないよ」とあたかも勉強できないのを環境のせいにする友達がいたと思うんだけど、その言葉を大人になっても引きずっているのが俺。
29歳の今でも、家事と睡眠の時以外は曜日問わず長時間外出している。空き巣からしたら絶好の優良物件。
そんな俺が自宅で仕事など苦痛でしかなく、仕事を終えた瞬間に家を飛び出してサウナに向かう、そんなことが連続していた。
結果、8月は週3回以上という高い頻度でサウナ通いをしてしまった。いっそノマドワーカーにでもなりたいもんだ。
コムドットやまと氏の本を買った
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの新世代YouTuberグループ「コムドット」のリーダー、やまと氏の本を購入した。
29歳のおっさんがなに若者カルチャーに手え突っ込んでんだって感じだけど、別に俺はコムドットのファンではない。メンバーもやまと氏しか知らないし、YouTubeのチャンネル登録もその他SNSのフォローもしていない。する必要がないと思っている。
実際コムドットのファンは中高生を中心にしたZ世代がメインで、俺みたいなアラサーはそもそも彼らが狙っているファン層には入っていない。
現に俺は本を買うまで、YouTubeでコムドットの動画を1本も見たことがなかった。
最初の出会いは「聖域/コムドットやまと」
俺がコムドットを知るきっかけになったのは、書店で見かけたやまと氏の初エッセイ「聖域」。本の帯に書いてある「遅えよ時代」に目を奪われた。
当時の俺は今のIT企業に転職する前で、昭和体質が色濃く残る典型的な日系企業で働いていた。
そこでの古臭い慣習や無駄なルール、それを変えられない環境にずっと辟易していた俺は、この「遅えよ時代」が自分の気持ちを投影しているような気になってしまったんだ。
書店や出版社には申し訳ないが、聖域については立ち読みするだけで購入してはいない。
というのも、聖域については彼の生い立ちやこれまでの考え方がメインコンテンツだから、自己啓発向き。俺が知りたいのは、成功までの道筋みたいなものだったから、購入には至らなかった。
ただかなり読み応えがあったっていうのは記憶していて、特に「ととのえ親方に会いに行って一緒にサウナに入らせてもらった」っていうのは、とんでもない行動力だと関心したのを覚えている。
自己肯定感を高めたい人や行動力不足に自覚がある人は、手にとってみてほしい。
購入したのはビジネス本「アイドル2.0」
やまと氏が聖域を出版した後、2022年8月に出版したのが「アイドル2.0」というビジネス本。
この本にはYouTubeで売れるためにどんな考えでどんな戦略を立ててきたのか、自分たちをどのようにブランディングしてきたのかが書かれている。
聖域に書いてあるエッセイにはそこまで興味をひかれなかったが、ビジネス本なら今後のブログやSNS運用の為に、若者から知恵を貸していただきたいと思い、楽天ブックスで電子版を購入した。
読んでみてどうだったかというと、YouTubeだけでなく他のSNSを使いこなす重要性について詳しく書かれていて、同じくSNSを運用する身としては、本当に為になる内容だった。
年齢を重ねると、自分より若い人の考えに触れる機会って少なくなる。「アイドル2.0」にはZ世代から見たZ世代の特徴なども書かれていて、個人的に面白くて参考になるものばかりだった。
ただ批評したい点もあって、文章にちょいちょい出てくる「我々コムドットは仲がいいから成功したんだ!」みたいなのは、正直寒いなと思った。
彼らのコンセプトが「地元ノリを全国へ」だから、仲がいいアピールもブランディングの1つだとわかってはいるんだけど、友達と仲がいいっていう成功要因は読者からすると再現性が低い。
そういうちょっとキツいノリがあっても大丈夫な人にとっては、現代のビジネス本として素晴らしい内容だと思う。気になる人は読んでみてほしい。
ブログによってSNSの使い方が変わった
ブログを始めたことで俺がTwitterなどSNSを使う目的は大きく変わった。
今までの俺はといえば、Twitterは流れてくるタイムラインを眺めるだけで特に発信することもなく、電車の遅延状況を見たり、たまに友達のツイートにいいねを押すぐらいの使い方だった。
フォロワーも、身内かよく知らない地元のラーメン屋ぐらいで、年間を通してほぼ増減しないから、俺のアカウントは周りから見ても生きてるか死んでるかよくわからないアカウントだったと思う。
おそらくTwitter利用者の大半が昔の俺と同じような使い方をしているはず。
ただ、周りの人が見ても生死すらわからないようなSNSの使い方は、現代のSNS最盛期における使い方としてはとてももったいないことなんだ。
SNSを「運用する」という感覚
具体的にSNSの使い方がどう変わったかというと、「運用する」という感覚をもって使うようになった。
SNSで他人の発信を眺めたり、たまに自分の出来事を投稿するという今までのスタイルは、そのSNS上だけで見られて終わりなのに対し、SNSを使って別の媒体に誘導したりお金を稼ぐことに繋げるのが「運用する」ということなんだ。
この「運用する」という感覚は、ただ普通に身内だけをフォローし合っているだけだとなかなか得られない。
ブログやYouTubeチャンネル、自分の会社や店舗など、収益の柱となる媒体を自分で所有することで初めてSNS運用ができるんだ。
一般人から芸能人、政治家までが利用するSNS、これを運用するのは現代のビジネスで必須スキルだし、転職やキャリアアップできっと役に立つと思う。
TwitterやTikTokのフォロワー数が多いってだけで企業から採用されるような時代になりつつあると個人的には思っているほどだ。
ちなみに俺がTikTokを始めるきっかけになったのが「TikTokハック」という以下の本。現役TikTokerが解説してくれているから説得力があり、とてもわかりやすかった。興味のある人は読んでみてほしい。
サウナのノウハウを発信していく
オロポや耳栓などの記事が伸びていることから、サウナのノウハウは需要が高いことがわかった。
俺は記事を書く以上、読者に求められる内容を提供していきたいと考えている。ということで今後はサウナの悩み事を解決できるような記事に注力していきたいと考えている。
今後もムサレタイを応援していただければ嬉しく思う次第です。
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