東京のサウナはどこも混みすぎ。
サウナへ入るのに待ちが発生するなんて地方じゃ考えられない所業だけど、都内のサウナでは今日も全裸の男たちが列をなしている。
そこで今回は都内のサウナに週2で通う俺が、比較的空いてて優良な東京の穴場サウナを解説する。俺が台東区に住んでいる都合上、東東京が多くなるのはご了承いただきたい。
東京の穴場サウナを探している人は参考にしてほしい。
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白水湯
2024年3月にオープンしたばかりの、東京都台東区入谷にある銭湯サウナ。
厳密には1960年創業の老舗銭湯が2022年に休業し、白水湯の名前はそのまま今回リニューアルして再オープンした形。
オープン間もないこともあって、内観は新築そのもの。
安くて駅近なのに全然混んでない
白水湯は日比谷線入谷駅から徒歩5分という好立地にありながら、平日はもちろん休日もサウナ待ちができるほど混むことはまずない。
オープンして日が浅いこともあるけど、おそらく入谷っていう微妙にアクセスしづらい街っていうのが効いていると思う。
加えて、上野からほど近いこのエリアはサウナセンターをはじめとして、古くから有名なサウナがたくさん営業しているもんだから、サウナ客が分散しやすいのも特徴。
オートロウリュとオートアウフグース
サウナはキャパ20人以上と広く、20分ごとにオートロウリュと送風機からの熱風が作動する。
このオートロウリュが他のサウナとは少し違った様子を呈していて、1度オートロウリュが作動すると約5分間にも渡って断続的にロウリュと熱風がくり出され続ける。
サウナに入って5分後とかにオートロウリュを食らうと、この5分が永遠に感じるぐらい長い。で、超熱い。
ちなみに熱風が出ている間は、風の音がでかすぎてTVの音がまったく聞こえなくなる。
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知名度の低い今が穴場
いわゆる銭湯である白水湯は、薄利な業態ということもあって大々的に広告を打っていないから、その存在を知らない人がまだまだ多い。
オープンから1年も経っていない今こそ、東京で最も穴場なサウナの1つであることは間違いない。
キャッシュレス非対応なのが残念
白水湯のサウナ込み入浴料は平日920円と、都内では良心的な方なんだけど、クレジットカードやQRコードなどあらゆるキャッシュレス決済に非対応なのが残念なポイント。
最近は老舗銭湯でもキャッシュレスに対応している所が多い中、現金オンリーなのは個人的にかなり痛い。
キャッシュレス派の人は注意してほしい。
白水湯 概要
施設名 | 白水湯 |
住所 | 東京都台東区入谷1-21-12 |
電話番号 | 03-3872-0853 |
駐車場 | 無し |
無料アメニティ | 有り |
公式SNS | https://x.com/shiromizuyu1126 |
入浴料 | 入浴料:520円 サウナ:400円(土日祝500円) |
営業時間 | 9:00〜24:00 |
定休日 | 水曜日(祝日営業) |
アクセス | 日比谷線入谷駅徒歩4分 JR鶯谷駅徒歩12分 |
サウナセンター稲荷町
もともと「サウナホテルニュー大泉」という店名だったのが、改装したり火事があったりで紆余曲折あって、いつの間にか系列であるサウナセンターの名前を冠して営業するようになった。
かの有名なサウナセンターは鶯谷だけど、こっちは稲荷町だから混同しないように注意。
客層はメインは常連のジジイ
鶯谷のサウナセンターは打って変わって、稲荷町店に来る客のほとんどはニュー大泉時代から通う常連のジジイばかりだから、混雑とは無縁。
特に平日夜は閑散としていて、サウナ室が貸切状態になるタイミングも多い。
ただ常連のジジイ達はサウナ内でもお構いなしに挨拶から始まり、それなりのボリュームでずっと雑談しているから、静かなサウナが好きな人にはしんどい可能性がある。
他人の話し声が気になる人は耳栓を用意してもいいかも。
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熱めのサウナと浅い水風呂
サウナセンター稲荷町のサウナは熱い。
対流式のストーンを使ったサウナで、ロウリュの実施回数が1日3回のみと少ないからか、湿度が低く皮膚がヒリつく感覚。
俺はサウナでも熱くなりにくいネックレスを身に着けているんだけど、サウナセンター稲荷町では極端にネックレスが熱くなる。
一方で水風呂は膝下ぐらいの水深で超浅い。
だからほぼ寝ながら浸かることになるんだけど、これが最高に気持ちいい。
「深い水風呂こそ正義」みたいに論じる連中がいるけど、俺は浅い水風呂も普通に好き。
サウナでネックレスを着けられる理由は以下の記事で詳しく解説している。
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休日は料金が高い
サウナだけ入りたい場合は、1番安いコースが3時間入浴1,500円。
ただ3時間入浴は休日の場合、21時以降しか受け付けていなくて、21時までは8時間入浴2,000円になる。
90分入浴があればちょうどいいと思う。
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サウナセンター稲荷町 概要
施設名 | サウナセンター稲荷町 |
住所 | 東京都台東区東上野6-2-8 |
電話番号 | 03-3841-2555 |
駐車場 | 無し |
無料アメニティ | 有り |
公式サイト | https://sauna-center.jp/sauna-center_inari.html |
入浴料 | 3時間入浴:1,500円(土日祝は21時以降) 8時間入浴:2,000円 |
営業時間 | 5:00〜25:00 |
定休日 | 無し |
アクセス | 銀座線稲荷町駅徒歩1分 上野駅徒歩8分 |
トキオズサウナ
東京都北区王子にある無人サウナ。
事前にWebから利用申込をすると、入場に必要な暗証番号が発行されるからその暗証番号を入口のタッチパネルに入力すれば、ドアが解錠される。
受付がないから無人サウナ。よくできている。
事前予約制だから超空いてる
トキオズサウナが穴場である要因は事前予約制というシステムにある。
銭湯やサウナ専門施設のように、いきなり訪問して受付でお金を払えば入れるわけではないから、ハードルの高さを感じて敬遠する人も多い。
そのせいか休日でも超空いてる。サウナ室が貸切状態になることも日常茶飯事。
とはいえトキオズサウナの事前予約は何も面倒じゃない。
公式サイトから予約ページにアクセスして利用日を指定し、サイト上で決済するだけ。もちろん当日どころか入場直前でも予約可能。
1日料金で24時間利用可能
サウナ1日料金が税込3,080円で一見高く感じるんだけど、これは文字通り24時間利用可能を意味しているから実はそこまでコスパが悪いわけではない。
土曜日の夜20時から利用を開始して、翌日の日曜日18時に追加料金なしでもう1度利用する、といった使い方も可能。
そうすれば1回あたり1,540円だから、その料金でほぼ貸切状態のサウナに入れるなら悪くない。
貸切状態のサウナでセルフロウリュ
サウナはストーンが積まれたストーブが使われていて、サウナ前の席に座っている人だけがセルフロウリュできるっていうルールがしかれている。
ロウリュしたら10分砂時計をひっくり返して、次は砂時計の砂が全部落ちるまでロウリュしちゃいけない。
上にも書いたけど、サウナ室は高確率で貸切状態になるから周りに声をかける必要もなく、気楽にロウリュできる。TVもないからロウリュの音が響き渡って心地いい。
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トキオズサウナ 概要
施設名 | トキオズサウナ |
住所 | 東京都北区王子1丁目18番5号 2階 |
電話番号 | ‐ |
駐車場 | 無し |
無料アメニティ | 有り |
公式サイト | https://tokios-sauna.com/ |
入浴料 | サウナ1日利用(24時間):3,080円 |
営業時間 | 9:00〜5:00 |
定休日 | 無し |
アクセス | 南北線王子駅徒歩1分 JR王子駅徒歩3分 |
ととけん日本橋浜町
東京は中央区日本橋、超都心にあるサウナ。
ランステとバーとサウナを兼ね備えた、いかにも意識高い系のサウナ施設って感じではあるんだけど、サウナのみの利用も可能。
壁のいたるところに殴り書きみたいな案内や、よくわからないメッセージが書いてあるけど、それが今どきのおしゃれテイストなのか俺には理解できない。
ランステはランニングステーションのことで、ランニングの拠点として更衣室やシャワーが利用できる施設。
休日が狙い目の穴場サウナ
場所がオフィス街ってこともあって、混雑する曜日が他のサウナとは完全に真逆。
ととけんに行くなら休日が圧倒的に空いてておすすめ。
5度の水風呂
サウナのコンディションも超熱くていいんだけど、なんといっても水温5度のシングル水風呂が魅力。
水温1桁の水風呂は都内でも数軒しかないから、それだけでも一見の価値がある。
15度の水風呂もあるから、水風呂から水風呂への冷冷交代浴が楽しめる。
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キャッシュレス決済のみ
おしゃれな意識高い系サウナだけあって、支払はキャッシュレスのみ。
現金派の人には申し訳ないけど、キャッシュレスオンリーなら現金決済の人に待たされなくて済むから、俺は現金が使えない施設の方が好み。
ととけん日本橋浜町 概要
施設名 | ととけん日本橋浜町 |
住所 | 東京都中央区日本橋浜町3丁目9-7 |
電話番号 | ‐ |
駐車場 | 無し |
無料アメニティ | 有り |
公式サイト | https://totoken.jp/ |
入浴料 | 平日1時間:1,320円 土日祝1時間:1,540円 平日1.5時間:1,540円 土日祝1.5時間:1,760円 平日2時間:1,760円 土日祝2時間:1,980円 |
営業時間 | 10:00〜23:00(月曜日は12:00〜23:00) |
定休日 | 無し |
アクセス | 半蔵門線水天宮前駅徒歩5分 新宿線浜町駅徒歩8分 日比谷線人形町駅徒歩10分 |
ホテルステーションスリー
都内有数のラブホ街を有する鶯谷、その一角にあるラブホサウナ。
都内だと極端に部屋が狭いラブホも多くて、サウナ付きの部屋があるラブホってかなり希少価値が高い。
その中でもステーション3は穴場も穴場で、俺自身今まで10回近く利用させていただいている。
名古屋のおすすめラブホサウナは以下。
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週末でも空いてる
東京のラブホ街といえば新宿や渋谷も有名だけど、どちらも週末ともなればどこも満室になる。
その点、鶯谷は駅に繁華街や若者の集まるような場所もないから、利用するのはデリヘル客ばかりで満室のホテルが少ない。完全に供給過多。
ステーションスリーは鶯谷という立地に加え、駅から行く際に言問通りという大きい道を渡らないといけないから、フラッと立ち寄るカップルも少なく週末でも空いている確率が高い。
ちなみに鶯谷駅からは徒歩4分とアクセス自体は良好。
高コスパなラブホサウナ
都内でも探せばラブホサウナが見つかるんだけど、サウナ付きの部屋はグレードが高くなりがちでどこも超高いんだ。
その休憩料金はビジネスホテルの宿泊料金と同じレベル。
その点、ステーションスリーは3時間休憩4,000円以下。宿泊でも曜日によるけど6,000円前後とコスパ上々。
彼女や奥さんと行けば1人3,000円程度で一晩中プライベートサウナが利用できる。
宿泊開始直後を狙え
とはいえサウナ付きの部屋は数が限られているから、サウナ目的で行ったのに部屋が埋まっている可能性も考えられる。
そんな絶望的な状況を回避する手段としておすすめなのが、宿泊開始直後に向かうことだ。
曜日に関係なく21時から宿泊可能だから、心配な人は21時直後にチェックインしてみてほしい。
水風呂はバイブラあり
ラブホサウナだから、普通のバスタブに水道水をためることで水風呂にするんだけど、夏場なんかは水道水がぬるくなりがち。
でもステーションスリーにはラブホ特有の強力なバイブラがバスタブに備え付けられているから、水道水がぬるくても体感温度が超冷たくなる。
普通のサウナ施設では味わえない強力なバイブラだから、ぜひ味わってみてほしい。
サウナ室は超狭い
ただ難点としてサウナ室はかなり狭い。
ラブホだから2人は入れるんだけど、座面が狭くあぐらをかくこともままならない。
サウナ自体は90度超えで申し分ないから、そこは我慢するしかない。
ステーションスリー 概要
施設名 | ホテルステーションスリー |
住所 | 東京都台東区根岸2-3-9 |
電話番号 | 03-3872-1010 |
駐車場 | 有り 7台 |
無料アメニティ | 有り |
ホテル情報サイト | https://wbed.jp/hotel/browse/id/50319/ |
入浴料 | 休憩3時間:3,990円〜 宿泊(21時〜):6,090円〜 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 無し |
アクセス | JR鶯谷駅徒歩5分 |
新設サウナはどこも穴場
世界1の人口密集率を誇る東京はサウナの混雑具合もハンパない。
そんな東京のサウナでもオープンして間もないサウナは空いているというのは意外と知られていない。
東京は未だにサウナ乱立中
というのも以前から続いているサウナブームによって東京では今でも新規サウナのオープンが後をたたず、その多くが集客に苦労している状態。
品質・コスパともに高いサウナならある程度時間が経てば自然と混んでくるんだけど、いかんせん時間がかかる。
新しいサウナを人より早く見つけて、オープンから日が浅いうちに訪問するのが、混雑しない穴場サウナに入るコツなんだ。
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空いているサウナこそ良いサウナ
良いサウナって何を指すかは人それぞれだと思うけど、サウナ待ちの列ができるようじゃ利用したいとは思えない。
好きなタイミングでサウナに入れて、サウナ後すぐに水風呂に浸かることができ、ととのい椅子に必ず座れたらそれでいい。多くは求めない。
共感してくれる人はぜひここで紹介した穴場サウナを利用してみてほしい。