5月はテントサウナのシーズンオフ直前。いわゆる駆け込み時期だったので、隙を見ては河原や海岸でテントを設営する日々を送っていた。
生活道路に近い河原でテントサウナをしていると、好奇心旺盛なおじさん達が頻繁に話しかけてくるもんだから、おじさんに対するコミュニケーション力が鍛えられて仕方なかった。
このスキルが今後の生活にきっと役立つと信じて、今回も過去1ヶ月を振り返ることにする。
5月に行ったサウナと回数
1ヶ月に6回が多いか少ないかは別として、訪れたサウナ施設が先月とほとんど変わらないから、まったくもって面白みに欠ける。
俺がそう思うんだから、きっと読者も同じはず。
とはいえ、たまには時間とお金をかけて遠くのサウナに行くのもいいけど、反対に近くのサウナへ何度も行く方が満足度が高いことだってある。
人間関係と同じで広く浅くより、狭く深くを大事にするのが性に合っている人もいるだろう。
別にいろんなサウナへ行くのがサウナーの務めというわけではない。
ただ、狭く深くを極めすぎてサウナのヌシ化すると、周りから毛嫌いされるかもしれないから注意が必要。
5月に行ったおすすめサウナ「風の森」
今月は富山県小矢部市にある「天然温泉 風の森」を紹介する。
遠方の人はなかなか行けないだろうけど、サウナ旅で北陸に来た時はぜひとも立ち寄ってみてほしい。
風の森の特徴は以下の通り。
- サウナ室が前面ガラス張り
- 水風呂より滝シャワー
- お風呂が幻想的
- 建物全体がキレイ
- リストバンド精算
- 周りにはアウトレットしかない
サウナ室が前面ガラス張り
風の森のサウナ室は広い。4段掛けのタワーサウナになっていて、照明は暗く落ち着いた雰囲気でリラックスさせてくれる。
まず最初に特筆すべきはサウナ室からの眺め。なんと座席正面の壁がガラス張りになっていて、外が丸見えなんだ。
ガラスの先には露天エリアが広がっていて、
さらに先には山々が見えるっていうバツグンの眺望。
それに加えて風の森のサウナには、オートロウリュがある。
毎時00分に発生するオートロウリュは、サウナストーンへ霧状の水が噴射されるんだけど、この時の水量がかなり多いんだ。
マイルドで居心地のいいサウナ室を、一瞬で凶暴な灼熱空間に変化させてしまう破壊力。
風の森へ行くなら、このオートロウリュを必ず受けてほしい。
水風呂より滝シャワー
サウナ室の扉から3歩ほどで水風呂があるんだけど、実は風の森は水風呂が少しぬるい。
ぬるいといっても19度くらいだから、ちゃんと冷たさは感じるんだけど、水風呂としてはやや物足りない。
そんな水風呂好きのニーズを満たしてくれるのが、滝シャワーと呼ばれる冷水シャワー。
ただ単に滝のように流れ出るシャワーだから滝シャワーと呼ばれるんだけど、このシャワーの体感温度が水風呂よりもはるかに冷たいんだ。
滝シャワーはサウナ室から出て右手、ちょうど水風呂の正面にある。自分で蛇口をひねらないと水が出てこない。
ただ、なぜかわからないが蛇口をひねってから水が出るまでコンマ数秒のタイムラグがある。
たかがコンマ数秒だが、このタイムラグが待ちに待った冷水への期待を一層強くしてくれる。結果、完全に滝シャワーがクセになってしまうんだ。
俺は滝シャワーで汗を流して後、水風呂に入るのがいつものルーティン。水風呂はもはやぬるま湯に感じてしまうが、それがまた心地いい。
お風呂が幻想的
風の森のお風呂は、どれも浴槽の中からライトアップされていて、幻想的な見た目をしている。もちろん水風呂もだ。
中からライトアップされた浴槽は、ドラマ「サ道」にも出てきた錦糸町にある黄金湯と同じだけど、見た目がいい反面、湯船の汚れが目立つから諸刃の剣だと思う。
風の森のスタッフさんはかなり気を遣って清掃してくれているんだろうけど、どうしても髪の毛なんかは浮いてきてしまう。
神経質な人は浴槽の水面をまじまじと見ないようにしよう。
風の森は施設がキレイ
風の森の次なるストロングポイントは、館内の設備がめちゃくちゃキレイな点だ。
というのもオープンして3年ほどの新しい施設なので、大浴場のみならず、建物全体がキレイで清潔感がある。
レストランもあるから、カップルはデートにも使える。
リストバンド精算
スーパー銭湯では券売機で支払いが多いけど、風の森はリストバンドでドリンクを買ったり、レストランを利用したりできるから、めっちゃ楽。
退館時に機械で精算する際、クレジットカードやペイペイが使えるのも個人的には嬉しい。
周りにはアウトレットしかない
天然温泉風の森は三井アウトレットパークの隣に位置していて、買い物帰りの疲れをサウナや温泉で癒すことができる。
その反面、周囲の飲食店は壊滅的に少ない。なのでサウナ後に食事をとろうと思ったら、風の森かアウトレット内の飲食店を利用するしか、ほぼ選択肢がないんだ。
週末はかなり混む
アウトレットに近いがゆえ、週末はかなり混む。
ホームセンターかユニクロでしか服を買わない俺は、ここのアウトレットに行ったことがないけど、週末の、特に昼から夕方にかけてはかなり混雑しているようだ。
立地的にどうしてもアウトレットの混み具合が、風の森の混雑状況に大きく影響を与える。なので混んでいるサウナが苦手な人は、週末の昼下がり〜夕方にかけては避けたほうが無難。
風の森概要
施設名 | 天然温泉 風の森 |
住所 | 〒932-0035 富山県小矢部市西中野1086-1 |
電話番号 | 0766-92-2626 |
駐車場 | 有り |
公式HP | http://www.tennenonsen-kazenomori.com/ |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
料金 | 入浴料 平日:730円 土日祝:780円 |
アクセス | 能越自動車道「福岡IC」より約3km あいの風とやま鉄道「石動駅」からバスで約9分 最寄りバス停:三井アウトレットモール |
クーポン | 有り 【大人限定・60円割引】天然温泉 風の森 日帰りペアプラン(入浴料+タオルセット付2名様分) |
5月はテントサウナばかり
5月はサウナ施設に行った回数が少なかった代わりに、月3回っていうハイペースでテントサウナをしていた。
というのも、冒頭に書いた通り5月はテントサウナにとって梅雨入り前のラストチャンス。駆け込むようにテントサウナをしていた。
テントサウナは半日で十分
これまで何度もテントサウナをしてきて気づいたんだけど、テントサウナをする時間は半日あれば十分だ。
1日中やっていた時は、1回で10セット以上こなすことになるから、終わった後異常な疲労感と眠気が体を襲う。
そんなの途中で一旦休憩を挟めばいいだろって思うかもしれないけど、テントサウナは放置すると薪が燃え尽きて温度が下がってしまう。
温度を下げないためには薪を入れ続けないといけないんだけど、サウナに入らないのに薪を消費し続けるのは、もったいない気がしてしまう。
結果、1日中サウナに入りっぱなしになるんだ。
異常な眠気は運転で事故を誘発するし、疲労が大きすぎると翌日の活動にも支障をきたす。
サウナに限らず、なんでもやりすぎは禁物。テントサウナは半日でお腹いっぱいだ。
ムサレタイ5月のアクセス/PV/記事数
ここからはブログの運営状況を報告する。
PV数/月 | 投稿数/月 | 累計記事数 | |
22年5月 | 12,860 | 4 | 38 |
22年4月 | 8,547 | 4 | 34 |
22年3月 | 7,234 | 4 | 30 |
22年2月 | 6,362 | 6 | 26 |
22年1月 | 7,260 | 5 | 20 |
21年12月 | 3,499 | 3 | 15 |
21年11月 | 2,801 | 2 | 12 |
21年10月 | 1,441 | 1 | 10 |
月間1万PVを達成
当ブログもついにここまできた。
PVというのはページビューの略で、Webページの閲覧回数を示す指標のこと。
Webサイトの運営に詳しくないとピンとこないと思うけど、月間1万PVというのは数あるブログの中でも上位5〜10%だけなんだ。
これも、星の数ほどあるWebサイトの中から当ブログに興味をもって見てくれる人達のおかげ。本当にありがたい。
1つの大台を達成したことは、今後のモチベーション維持につながる。
更新ペースが遅いのは申し訳ないが、これからも「ムサレタイ」を楽しく、時にはおもしろく読んでいただけるように頑張ろうと思う。
5月に反響のあった記事
次は5月に反響のあった記事を紹介していく。
【サウナハットがうざいと感じる理由】意識高い系のマストアイテム
サウナハットを目ざわりに感じる人が一定数いるということで、その人たちの気持ちを分析した記事。
俺は別にサウナハットを嫌っているわけではないんだけど、うざいと感じることが過去にあったから、自分の体験も交えて、うざいと感じた理由を解説した。
読者の共感を誘うというのはバズる情報発信手法の1つ。それがうまくハマった。
この記事の結論にもあるけど、自称サウナーが盛り上がっている様子は周りから見ると、大学生のうざい身内ノリに映らなくもない。
ツイッターを見てると、たまに「なんだこのキモいノリは」って感じるリブの応酬がくり広げられているのを見かける。
そんな斜に構えた見方をしてしまう俺は、まだ完全にはサウナーになりきれない。 続きを見る
【サウナハットがうざいと感じる理由】意識高い系のマストアイテム
【超穴場】温泉に入れるラブホサウナ、グランドヴィラでととのう
愛知県にあるサウナ付ラブホテル「グランドヴィラ」を紹介した記事。
かなり前に投稿した記事なんだけど、なぜか今になってアクセスが増加している。
自粛ムードが緩和されてきて、そろそろみんなサウナに行きたいと思っているのだろうか。
それとも、単に暑い季節はラブホに行きたくなるのか。どっちにしろ、ラブホサウナは個人的に推したいジャンルのサウナだから、多くの人に見られているのは嬉しい。
プライベートサウナが好きな人、カップルや夫婦でサウナを楽しみたい人はぜひ「グランドヴィラ」へ訪れてみてほしい。 続きを見る
【超穴場】温泉に入れるラブホサウナ、グランドヴィラでととのう
TikTokの運用状況
TikTokのフォロワーは記事執筆時点で933人。
先月が835人だったから、順調に増えている。
TikTokにおいてサウナというジャンルは、まだまだブルーオーシャン。
とはいえ、ショート動画はいくら内容がよくても構成次第でバズるかどうかが決まる。
そのためにはいかに最初の1〜2秒で視聴者を引き止めるかが重要。だから俺の場合、とにかく見せたい部分を前半部分で強調するような編集をしている。
今は再生数がかなりマチマチだけど、安定した再生数が出せるように思考錯誤を重ねる。
6月はさすらいのサウナ旅に出る
私事だけど、6年間勤めた会社を5月に辞めた。次の仕事を始めるまで1ヶ月ほど休みがあるので、旅に出ることにしたんだ。
旅に出るといいつつ、実はすでに出発していて、今まさに旅の真っ最中。この記事もフェリーの中で執筆している。
フェリーのただならぬ揺れに耐えながら、黙々とタイピングするのは正直しんどい。だけどブログはちゃんと更新したい。
行き先は主に四国・九州・沖縄
行き先についてはかなり迷ったんだけど、西日本の主に四国・九州・沖縄に決めた。
どうせなら普通の連休で行けないところに行きたいと考えて、その中でも行ったことのある場所は除外して候補を絞った。
結果、最後まで迷いに迷った候補地が
- 小笠原諸島(父島)
- フィンランド
- 西日本(四国・九州・沖縄)原付サウナ旅
この3つ。
父島は、住所は東京都なのに東京から約1,000km離れた秘境。東京竹芝港から船が出てるんだけど、週に1回しか運航してないから1度行くと最低6日間は帰ってこれない。国内でも到達難易度がトップの島。
ただ、旅の期間は2週間を想定していたから、父島で2週間はさすがに持て余すと思って今回は省いた。
サウナの本場フィンランドもぜひ行きたかったんだけど、世界はまだまだこんな状況だ。フィンランド入国時と日本入国時にややこしい手続きがあるからめんどうだと感じてしまった。
それに直前まで行き先を決めてなかったもんだから、パスポートの期限切れに気づくのが遅かった。
こういった経緯から、今回は西日本へ旅することにした。
今回の旅のタイトルは
西日本さすらいの原付サウナ旅
だ。長いな。
旅の足はリトルカブ
プロフィールにも書いてあるけど、俺の愛車はリトルカブ。
今回の旅はリトルカブと二人三脚で進めていく。
このリトルカブを選んだ理由は、なんといってもおそろしいほどの燃費の良さにある。調子がいいと50km/Lという驚異的な数字を記録する。
ここまで燃費のいい乗り物を俺は他に見たことがない。
原付だと時速30kmしか出せないからダルくねって思うかもしれないけど、その辺のデメリットを解消するために俺のリトルカブは、排気量を75ccにボアアップしている。
排気量を上げることで、50ccの時に強いられていた30km走行や二段階右折っていう意味不明な縛りから解放される。いわゆる原付2種というやつだ。
普通免許じゃ乗れないのがネックだけど、50ccに乗るぐらいなら二輪免許をとるべき。
お金と時間がかかっても、二段階右折するよりは何倍もマシ。
2人乗りもできるしね。
旅関連の記事を投稿していく
せっかく旅に出るなら、ブログのネタにしたい。
ということで、この旅をするにあたって準備したことや旅の行程を記事にしていく。
これからバイク旅を考えている人にとって役立つ記事や、旅好きなサウナーにも楽しく読んでもらえるような記事を作成したいと思っている。
それになにより、俺が旅をしたという記録を世の中に残していきたい。
旅の状況をツイッターで発信中
旅の状況は随時ツイッターで発信する予定だから、よかったらのぞいてみてほしい。
【西日本さすらいの原付サウナ旅1日目】
百万石まつりの渋滞や原付の整備に見舞われたおかげで、金沢〜鯖江間90kmしか進めなかった上にサウナにも行けず?というか沖縄に着くまでは、ほぼサウナに入れなさそう。これをサウナ旅と果たしていえるのか?とりあえず今日は寝る。おやすみ— チアキ@ムサレタイ (@Sauna_Musaretai) June 4, 2022