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バイク

【明るすぎ】リトルカブのヘッドライトをLED化する方法【DIY】

2022年6月22日

head-light-eyecatch

長年の愛車リトルカブで西日本原付旅をすることにしたんだけど、長期間の旅をするにあたってバイクの整備不良は致命的。

定期的に一応メンテナンスをしてはいるけど、これを機に改善できることはしておこうと思い、今回ヘッドライトのLED化に取り組むことにした。

バイクに関して素人同然の俺でもこの方法なら簡単にできたから、リトルカブのヘッドライトが暗くて悩んでいる人はぜひ参考にしてほしい。

チアキ
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今のヘッドライトは暗すぎ

can-not-see

今俺が乗っているリトルカブのヘッドライトは純正ではないんだけど、とにかく暗い。

壁に照射すると

head-light1

こんな感じ。

この写真だと一見明るいように感じなくもないけど、実際に夜間走行してみると前方2〜3メートルぐらいしか照らせていない。

これで街灯のない道を走っていると、カーブのたびにガードレールへ突っ込みそうになる。

山道だと事故ってもすぐに助けが来ないから、マジで死んじゃう。

用意するもの

head-light2

今回、リトルカブのヘッドライトをLED化するにあたって用意するものが以下のとおり。

  • バイク用LEDヘッドライト
  • 平型端子セット
  • ビニールテープ

バイク用LEDヘッドライト

head-light3

いろいろ調べて1番明るそうだったヘッドライトをアマゾンで購入。リトルカブやカブに取り付けるLEDヘッドライトとしては割と定番っぽい。

箱の中は

head-light4

こんなふうに梱包されている。

PCのマウスみたいな黒い物体が気になるけど、これはコントローラーという部分で純正の基板にライトを対応させるものらしい。初めからライト本体と接続されている。

でかくて邪魔だけど、必要な部分らしいから捨てたりしないようにしよう。

内容物一覧が入ってたから貼っておく。

Instructions

ここに書いてある「ソケット×3個」は今回使わないので、余っても心配しなくていい。

ちなみに他のLEDヘッドライトを買うなら、対応電流にだけは注意してほしい。

直流(AC)と交流(DC)の2種類があって、リトルカブやカブは交流(DC)。

なので交流対応もしくは両方に対応したヘッドライトを購入する必要がある。間違っても直流しか対応していないヘッドライトを選ばないように気をつけてほしい。

平型端子セット

terminal

後で詳しく解説するんだけど、上で解説したヘッドライト、実はそのままでは接続できない。

端子部分を加工する必要があるんだ。

というのも、リトルカブ側の接続部分が平型端子という端子じゃないと接続できないようになっているからだ。

配線の加工なんて私にはできない」と思うかもしれないけど、安心してほしい。マジで簡単だし、実際素人の俺もこんな感じでできちゃうんだって思ったから。

それに多くの人が、中学校の理科の授業で電流や配線のことは多少なりとも学んでいるハズ。理科の実験だと思って気楽に取り組んでみてほしい。

仮に失敗しても、損失は2,000円程度と大したことはない。

ビニールテープ

tape

百均やホームセンター、スーパーでも売っている普通のビニールテープ。

加工した配線を保護するのに使う。

必要な工具は3つ

three-finger

今回の工事で必要な工具は以下の3つ。

  • プラスドライバー
  • ハサミ
  • 電工ペンチ(ラジオペンチ)

DIYを多少かじっている人であれば、すでに持っているって人が多いだろう。

仮に持っていなくてもすべてダイソーで揃うから、わざわざホームセンターまで行って高い工具を買う必要はない。

電工ペンチは、

こういうやつ。下の画像のようなラジオペンチを持っていれば代用することも可能。

pliers

心当たりがあれば、工具箱をひっくり返してでも探してみてほしい。

作業手順

macbook

ここから、配線加工〜取り付けの作業手順を解説する。

今回は、購入したLEDヘッドライトの配線のみ加工する方法で作業をおこなっていく。バイク本体には手を加えないから、失敗しても最悪作業前の状態にはすぐ戻せる安心な方法だ。

ヘッドライトの配線を切断する

まずはヘッドライトから伸びている3本の配線、これの接続端子の根元から先をハサミで切断する。

head-light22

最初に付いているこの端子はギボシ端子といって、車なんかで一般的な接続端子。リトルカブでは使えないから切断後は廃棄でOK。

透明のカバーみたいなのは「スリーブ」といって、漏電を防ぐためのもの。最初についてるスリーブもギボシ端子にしか使えないから廃棄でOK

切断したら、電工ペンチかハサミを使いゴム(被覆)部分を先端から0.5cmほど剥いて、配線をむき出しにする。

head-light7

ハサミを使う場合は、配線に少しずつ切れ目を入れるように何度も優しくはさんでから、ゴム(被覆)だけを抜きとるようにすれば、上手くできる。

ヘッドライトの接続端子を平型端子へ変換する

次に購入した平型端子セットに入っている透明のスリーブを、先ほどむき出しにした配線に通す。

スリーブを先に通したら、平型端子のオスを電工ペンチかラジオペンチでかしめる(固定する)。

この時の注意点が

  • スリーブを先に通す
  • オスの平型端子を使う

の2点。

スリーブを先に通すのは忘れやすいんだけど、後からは絶対に入れられない。スリーブを忘れたおかげで泣いた人は過去に何人もいるだろう。この記事の読者にはしっかり先人の教訓を活かしてほしい。

平型端子はオスとメスがあって、

Termina4

こっちがオスで

Termina5

こっちがメス。

ヘッドライト購入時のギボシ端子を見ると、緑の配線がメス、青と白がオスの端子になっているんだけど、

head-light5

これは気にせず、3本ともオスに変換していい。

リトルカブ側の配線、先端部を見るとわかるんだけど

head-light12

オスの平型端子しか接続できないようになっているから、何も考えず3本ともオスの平型端子をかしめて大丈夫。

端子3本とも変換した状態が以下の通り。

head-light8

リトルカブのヘッドライトを取り外す

端子の変換が完了したらリトルカブ本体の方に行き、ヘッドライトを取り外す。

下の写真の赤丸部分にネジがついているので、これをプラスドライバーで外す。

head-ligh22

ヘッドライトの上側にツメがついているから、ツメを割らないように気をつけながら取り外す。

取り外したら次に、ソケットの接続部分を手で押し込みながら反時計周りに回すと、配線とヘッドライト&ソケットをバイク本体から分離できる。

取り外したヘッドライト&ソケットが以下。

head-light10

真ん中の電球はこの状態から手で引き抜ける。

本体側の中身は

head-light23

こんな感じ。配線が多すぎてキモい。こんなキモいところをイジって大丈夫なのかと心配になるかもしれないけど大丈夫、問題ない。

次にリトルカブ本体側のヘッドライトへつながる配線、

head-light11

先端の白いコネクタを、ツメを押さえて引き抜く。

head-light12

これで新しいLEDヘッドライトを取り付ける準備が完了。

新しいヘッドライトを接続する

リトルカブ本体のコネクタへ、先ほど平型端子に加工したLEDヘッドライトの配線を差し込む。

この時それぞれの配線は、緑→緑というように同じ色同士がつながるように差し込まないとヘッドライトが点灯しないので注意。

差し込んだ状態が以下。

head-light13

ただ差し込んだだけだから、このままだと簡単に外れてしまうんだけど、この時点でエンジンをかけてちゃんとヘッドライトが点灯するかチェックしよう。

点灯が確認できたら、ビニールテープでコネクタと配線を固定するように巻きつける。

head-light14

ここまでできたら、LEDヘッドライトの配線と黒いマウスみたいな物体を、先ほどの配線だらけでキモくなっていたリトルカブ本体に収納する。

head-light23

真ん中にヘッドライトのソケットを突っ込むことになるから、真ん中に空間をもたせるのが上手く収納するコツ。

あとは外したときと同じように、ヘッドライトを取り付けたら全部の作業が完了。おつかれさま。

交換前と比較してみる

作業が全部終わったから、エンジンをかけてヘッドライトを点灯。今回の成果を確認する。

head-light18

 

ま、眩しい・・・
めっちゃ明るいやんけ。こんなに変わるか・・・

壁に照射して交換前と明るさを比較する。

交換前

head-light1
交換後

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明るさの違いは写真だとわかりづらいけど、照らす範囲が明らかに大きくなった。

ハイビームは

head-light16

こんな感じ。すげえ。

今まではまったく気にしたことなかったけど、これでは車みたいに対向車が来たらハイビームにはできないな。

あんなにショボかったヘッドライトがこんなに明るくなるなんて夢みたいだ。正直ここまでとは思ってなかった。

耐久性は問題ない

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記事執筆時点、すでにリトルカブで長距離旅に出てて、もう20日ほど毎日走ってるけど特に問題はない。

購入したLEDヘッドライトのアマゾンレビューをみると、「取り付けたその日に点かなくなった」とか「ハイビームがあさっての方向を照らす」とかって酷評があったけど、俺にはそういったトラブルは起きていない。

個体差があるのかもしれないけど、安いから1度試してみるのは大いにアリだと思う。

リトルカブ本体の配線は加工しちゃダメ

no-good

リトルカブのヘッドライトをLED化しようと思っている人の多くは、おそらく他のサイトの解説記事も読むと思うんだけど、1つ注意しておきたい。

リトルカブ本体側の配線を加工する方法はやめとけ。俺みたいな素人は特に。

俺も今回の作業をするにあたって、いろんなネット記事を読んだ。

ところが、その記事の多くで今回解説した方法ではなく、LEDヘッドライトとリトルカブ本体の配線、両方を加工する方法が紹介されていた。

元に戻せなくなる

リトルカブ本体から伸びている配線を加工すると、何らかの理由で失敗してしまった時、元の状態に戻せなくなる危険があるんだ。そうなるとリトルカブに乗れなくなってしまう。

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それに、いずれ純正のライトにやっぱり戻したいとなった時、ふたたび配線を加工して原状回復しないといけないってのもめんどくさい。

何度も配線加工なんてリスクをおかしたくないし、俺はバイクにまったく詳しくないので、リトルカブ本体をできるだけイジりたくない。

だけど今回解説した方法であれば、本体側の配線にはまったく手を加えないから、失敗しても前の状態には簡単に戻せるし、せいぜい購入したLEDヘッドライトが使えなくなるだけでリスクは少ない。

俺みたいな素人がバイクをイジる時は、リスクを最小限にするのが重要。

夜の山道も余裕で走れる

すでに夜の山道を走る事態も発生しているけど、以前のヘッドライトに比べたら安心感が段違い。

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かなり遠くまで照らせているのがわかると思う。

さすがに車のライトほど明るいとはいえないけど、暗すぎてガードレールへ突っ込むような心配はまったくなくなった。

これなら夜の山道でも車両の先頭を走ることができる。

夜走るならさっさと交換すべき

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俺が思うに、リトルカブの純正ヘッドライトは、おそらく夜間の視界を確保するためのライトではない。対向車から気づかれるためだけのものだ。

それだと夜の田舎道はとてもじゃないけど走れない。

リトルカブの純正ヘッドライトを装着している人は、悪いことは言わないからさっさと交換したほうがいい。

2,000円で夜中にガードレールへ突っ込む心配がなくなるなら安い買い物だ。

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