【BOMATA 温度計レビュー】地味に役立つテントサウナのお供【川の水風呂】

水風呂の温度はサウナの良さを判断する上で重要な指標。

信じられないほど冷たい水風呂に入って、その水温を確かめるために温度計を覗き込んだ経験は誰しもあると思うんだけど、当然ながら川や湖に水温計は設置されていない。

ということで、今回は俺がテントサウナで川の水温を測るのに使っているBOMATAの温度計をレビューする。

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テントサウナでは川の水温が気になる

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サウナ施設にある水風呂ならいざ知らず、自然が形成する川や湖の水温は季節や天候によって大きく変化する。夏は20度を超えるのに、冬は5度を下回ったりもする。

特に厳冬期の川なんかは冷たすぎて入った途端に手足が痺れることだって普通にある。

そこまで冷たい川の水温を知らずにはいられるだろうか、いやいられない。そんな思いから俺はテントサウナの時に毎回温度計を持参するようになった。

現地に着いて最初にするのが川の水温測定っていう、水質調査の業者みたいなムーブをいつもかましている。

水温を事前に把握すればととのいやすい

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現地でまず川の水温を測るのはととのうための準備でもある。

というのも川の水温が普通の水風呂より冷たければ、普段よりしっかり体をサウナで温めないといけないっていうのがわかる。

逆に普段よりぬるければ、水深のある場所で川に浸かったり、浸かる時間を長めにしたりといった調整を行うことが可能。

水温を知れば事故を防げる

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これから入る川や湖の温度を事前に知ることは、水難事故の防止にも大いに役立つんだ。

計測して、川や湖の水温が20度以下と低い時は、岸から離れすぎないように気をつけてほしい。これはマジで大事。

先日、日光のアウトドアサウナで池に飛び込んだ人が亡くなる事故があったけど、当時池の水温は10度台だったらしい。あくまで憶測だけど6月の日光は意外と涼しい上に標高が高いから、15度前後もしくはそれ以下だったのではないかと思う。

冷たい水の中だとあっという間に体が麻痺する。つまり、泳ごうにも体が言うことをきかなくなるんだ。

テントサウナで俺が遭遇した事故は以下の記事で解説しているから参考にしてほしい。

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川の水は体感温度が低い

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人工の水風呂と違って、川は水が常に流れている上に、新鮮な水が供給され続けている。ゆえに数字で見ると同じ温度でも、体感温度が施設の水風呂と比べて川の方が段違いに冷たい。

俺の場合、自分が泳げないってのもあるけど、水温が低い時は足がつかない場所まで行かないようにしている。

事前に水温を知り、リスク回避の行動を取るのは、テントサウナで安全にととのうために超重要。

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BOMATAの温度計は50〜300度まで計測可能

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テントサウナで川や湖の水温を測る必要性がわかったところで、俺が導入しているのがこのBOMATAの温度計。

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記事執筆時点で値段はなんと1,000円未満という脅威のコスパ。

本来の用途は調理だから、油の温度が測れるように300度まで対応している。

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オーバースペックかもしれないけど、サウナストーンの温度も測れるし、大に小をかねてもらえばいい。それにキャンプで揚げ物をする時でもあれば、それこそ本領を発揮する。

下限は-50度だから、厳冬期の北海道山奥でも使えるはず。決死の覚悟が必要だけど、そんな環境でいつかテントサウナやってみたい。

雪の中でテントサウナをした感想は以下。

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計測時間は3〜6秒

メーカー公式には計測に3〜6秒を要すると記載がある。

この計測時間は、測りはじめに表示される温度計の数値と、計測対象の温度がどれだけ離れているかで変わる。

例えば気温30で水温20度の川を計測するの場合と、気温20度で水温5度の川を計測する場合なら、前者の方が計測にかかる時間は短い。

ちなみに3〜6秒という計測時間はデジタルの温度計としては普通。とはいえアナログの温度計と比べたらだいぶマシ。

室温・気温も計測できる

当たり前っちゃ当たり前だけど、温度計だから室温や気温も測れる。

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ということは、設営してテントサウナを温めている時に、テント内が適温になったかどうか確認することもできるんだ。一石二鳥とはまさにこのこと。

テント内に設置する温度計を持っていない場合は、BOMATAの温度計1つでこと足りてしまう。

テントサウナで必要な物をまとめた記事は以下。

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ホールド機能は撮影に使える

一応、計測した温度を固定するホールド機能もついていて、

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水温が最低をマークしたタイミングでHOLDボタンを押せば

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計測中に変動していた表示温度がストップして、撮影したり仲間に水温を共有したりするのに役立つ。

それにしても俺の部屋暑すぎ。

水に落としてもOK【IPX6】

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調理用がゆえにBOMATAの温度計は丸洗いが可能。

長時間水に浸しておくとか、海水で洗うとかは無理だけど、川や湖の浅いところで落とす分にはまず壊れない。

川の水温を測る時は水流で温度計が持ってかれそうになるから気をつけてほしい。

BOMATAの温度計は折れるのが不安

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実際にテントサウナで使っていて感じるんだけど、BOMATAの温度計はいわゆるスティックで先端にかけて細くなっているから、パッキングをミスったりしたらバッグの中で簡単に折れそう。

メーカーもアウトドアで使うことを想定していないだろうからこればっかりは仕方ない。

まだ折れたことはないけど、本体と一緒に針を保護する管が付属しているから、

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これに全幅の信頼を置くしかない状況。

今は保護管をはめた上に、買った時の箱に入れて保管している。

飛行機には持ち込めない

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そんなヤツいねーだろって思うかもだけど、俺は一度意図せず飛行機に持ち込もうとしてしまい、目の前で温度計を捨てられた。

というのも、俺が国内線の飛行機へ乗る時に背負っていたリュックがアウトドアでも併用している物だったから、テントサウナで使う温度計がそのまま入っていたんだ。

保安検査通過時、ものの見事に引っかかってしまった。どうやら温度計の針が危険物と見なされたらしい。

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確かにめちゃくちゃ尖ってるわ。ここで検査員から捨てるか預けるかの二択を迫られた。

飛行機の出発時間が迫る中で、1,000円以下の温度計1つのためにわざわざチェックインカウンターまで戻って、その上30分以上並んで荷物を預けるなんて、よっぽど温度計に思い入れがないとできるわけがない。

泣く泣く廃棄の選択をして、検査員に持ち主が見守る前で捨ててもらった。

だからもともと黒を使っていて、

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今使ってる赤い温度計は2代目になる。みんなも飛行機に乗る時は十分注意してほしい。

テントサウナと温度計はセット

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テントサウナで川の水温を測るために作られた温度計が存在するかはわからないけど、調理用の温度計でここまで機能してくれるなら必要十分。

今後もより良いコンディションのテントサウナを目指して、たとえ水質調査に間違われようとも、川の温度測定を続ける。

それでは健闘を祈る。

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