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テントサウナ テントサウナDIY

【神コスパ】タープテントでテントサウナを自作する手順と注意点

2021年5月30日

tarptent-eyecatch

テントサウナは高い。

有名なメーカーである「モルジュ」や「モビバ」の商品を買おうとしたら中古でも普通に10万円を超えてくる。

サウナ入るのに10万円はいくらなんでも・・・

そこで思いついた。
自分で作っちゃおう

ということで、今回はタープテントでテントサウナを自作する手順と注意点を解説する。

テントサウナを低コストで始めたいと思っている人が参考にしてくれれば嬉しい。

チアキ
チアキです。X(Twitter)TikTokもやっています!【お問い合わせ】【プロフィール】

自作テントサウナの定番はタープテント


まず、テントサウナを自作する前段階として、その方法をネットで探りまくった。

すると7割ぐらいがタープテントを使っているようだ。どうやらサウナを作る上で必須である密閉した空間を作るには、このタイプのタープテントが1番手っ取り早いらしい。

ちなみにここで使うタープテントはガチキャンパーが使うような布だけのタープじゃなくて、上の写真みたいに運動会とかで使う4本足のついたワンタッチタープテントなので注意してほしい。

最低限必要なもの

これだけは絶対必要ってものが以下。

  • タープテント(サイドシート付)
  • 薪ストーブ
  • 耐熱シート
  • ハトメパンチ
  • ステンレス板
  • イス

タープテント(サイドシート付)

テントサウナ本体部分。サイズについては、何人でやるかによるけど、できるだけ空間を狭くした方が室内温度が上がりやすい。

薪ストーブのスペックにも左右されるけど、当然テントが広いとストーブも高スペックが求められるから費用がかさむ。

ここで注意してほしいのは基本的にタープテント本体と壁部分になるサイドシートは別売りだという点。

オプションで一緒に注文するか、対応したサイドシートを単品で購入してほしい。

俺は多くても3人でしかテントサウナをすることはないと思ったから、本体が2.5mの正方形で、サイドシートをオプションで付けられる商品を購入することにした。

友達が少ないメリットに初めて気付いた。


薪ストーブ

薪ストーブといえば、ホンマ製作所がその界隈では超有名。薪ストーブの中でも安価で十分なスペックを備えている。

俺自身20回以上使用しているから汚れは目立つけど、使用する分には全く支障が出ていない。

汚れに関してはススが付着するから絶対避けれない。気にしたら負け。

注意点として、上の写真のように煙突がL字になっているタイプじゃないと、タープテントでは使えないので必ず煙突がL字のタイプを購入してほしい。

ステンレス板

上で貼った薪ストーブは調理ができるように天板にかなり大きめの蓋が付いているんだけど、この蓋があるせいで、ロウリュをすると隙間から水が入ってしまう。

すると、ストーブ内に水が入って消火されてしまい、サウナの温度がロウリュする度にリセットされてしまう。

そこで水の侵入を防ぐ為に、天板にステンレス板を置く。ロウリュするなら必須。

このステンレス板、鉄板なら何でもいいかというとそうでもなくて、例えばアルミ板だと耐熱温度が低いのでストーブの熱に耐え切れず、溶けてしまう可能性がある。

そんなに高くないからステンレスの板がオススメ。
ホームセンターで1000円以内で売っている。

チアキ
BBQで焼きそばに使う鉄板でも代用可能です。

耐熱シート

煙突はストーブを加熱するとめちゃくちゃ熱くなるから、テントのサイドシートが直接触れたら秒で溶ける。

そこでテントの煙突穴をこれで囲う。これめっちゃ大事

大事なんだけど耐熱シートの取り付けが1番苦労するポイントで今回の肝。

取り付け方法をいろいろ考えて、簡単な方法を思いついたので、後ほど解説する。


ハトメパンチ

タープテントのサイドシートに、上で紹介した耐熱シートを取り付ける際に使う。

ミシンで縫合したりできるなら必要ないけど、一人暮らしでミシンを持ってる人は俺の周りで見たことがない。

とはいえ、ハトメパンチを使うのが俺が考えた中で導き出した最適解。

ハトメパンチ自体はダイソーでも売っている。縫いつけるより早くて簡単で、丈夫。

イス

モビバが発売しているサウナ用ベンチ

言わずもがな、サウナ内で座る用。

テントサウナメーカーのモビバから専用のイスが発売されてるから、それが理想。めちゃくちゃ良い商品だと思う。

しかし高すぎる。これ買えるなら安く自作する必要はないと思う。俺は安く抑えたいから普通のアウトドアチェアーを使ってる。十分代わりを果たしてくれてる。



あると便利なもの

  • 石を入れるカゴ
  • バケツ
  • 柄杓
  • コット

主にロウリュする際の便利グッズ。なくてもサウナは機能するけど、ロウリュをよりサウナ施設に近づけたいならあった方がいい。

テントサウナで必要なグッズについては詳しくまとめた記事があるので、そちらも参考してみてほしい。

[sitecard subtitle=必須アイテムはこちら url= https://musaretai.com/tentsauna-goods/ target=]

石を入れるカゴ

下の写真のようなサウナ施設でよく見る、積み上がったサウナストーンを体現したかったので用意した。

ホームセンターでたまたま金属製のランドリーカゴを見つけたのでそれを使っている。

意外とこれが頑丈で、すぐ壊れてもいいかと思って買ったんだけど見た目以上に長持ちしてくれているから満足度高め。

無くてもステンレス板に直接石を置けばロウリュはできる。

チアキ
石が多いほうが対流熱が大きくなります。
ロウリュの効果も絶大です。


バケツと柄杓

バケツなら何でもいいんだけど、スチール製の方がストーブに当たって溶けたりしないから長持ちするのは間違いない。テント内って意外と狭いから中の備品は基本的に耐熱性のものにした方がいい。

値段も高くないからスチールバケツにしよう。

バケツも柄杓もホームセンターで売っている。




コット

休憩用。いわゆるととのいイスの役割を担う。

サウナ内で座っているイスを外に出して使ってもけど、サウナを出るたびにいちいち持ち運ぶのはめんどくさすぎる。

それにサウナ内は普通に座るイスがいいけど、休憩はもっと楽な姿勢をとりたい。その点コットは仰向けに寝ることもできるので、最高にととのえる。

上半身の角度を調節できるものがオススメ。

難点は少しかさばる点。自家用車などのキャパと相談しながら購入を検討してほしい。

製作工程

テントサウナをする前日までにやっておきたい。

テントのサイドシートに煙突穴を空ける。

まず広い場所でタープテントを組立てて、煙突穴をあける面だけでいいのでサイドシートをとりつける。

次にストーブ本体(煙突を除く)を組み立てて、サイドシートに空ける煙突穴の位置を決める。

タープテントのサイドシートに穴をあける位置を示す画像

煙突穴の位置を決めたら、タープテントのサイドシートに油性ペン等で煙突の口径より大きめに四角くマーキングしておく。

サイドシートを取り外して、マーキングした部分をカッターでくり抜いていく。

くり抜いたら、布がほつれてこないようにガムテープで周囲を囲っておく。

耐熱シートにも煙突穴を空ける。

次に耐熱シート。
耐熱シートはサイドシートに空けた四角い穴より、3cm程度大きくカットする。

ハトメとサイドシートの重なる部分がハトメを打つ際ののりしろになる。

耐熱シート切り取り部分を説明する画像

続いて四角く切った耐熱シートの真ん中に、カッターを使って煙突の口径と同じ大きさの丸い穴を開ける。

耐熱シート煙突穴くり抜き位置の説明画像

この時、ちゃんと煙突を耐熱シートに当てて、マーキングし大きさを計測してからカッターでくり抜いてほしい。

この穴が大きすぎると、サウナの熱が外に逃げてしまう原因になる。

サイドシートに耐熱シートを取り付ける。

サイドシートの穴を空けた部分に、前の工程で煙突穴をあけた耐熱シートを重ねて四隅にハトメを打つ。

ハトメ位置を説明する画像

これでサイドシートへ耐熱シートの取り付けが完了。

チアキ
ここまでが前日までに終わらせておく作業です

煙突穴部分の完成写真

この穴は既に煙突を通してある。

ハトメの穴はガムテープで塞いでもいいかもしれない。

当日は組み立てて薪をくべるだけ

石はホームセンターでピンコロ石っていう石を買ってきた。けっこう探したんだけどホームセンターにはサウナストーンが売ってないっぽい。

河原でやるなら落ちてる石を使ってもいいと個人的には思う。このテントサウナを作ったときはピンコロ石を使っているけど、俺も今は河原の石を使っている。

「弾けて危ない」と言う人もいるが、何十回とやってきてその経験は一度もないから、全く心配してない。俺の運がいいだけなのかもしれないが・・・

とにもかくにも、そのあたりはあくまで自己責任でお願いしたい。一応サウナストーンはネットでも売られていて、リンクを貼っておくから確認してみてほしい。

ステンレス板は端部が鋭利になっていて危険なので、ペンチで折り曲げて加工した方が良さそう。

製作時の注意点

製作した時に感じた注意点。

・作業は風のない場所、できれば屋内がいい
・サイドシートに空ける煙突穴は大きめに
・耐熱シートに空ける煙突穴の位置は正確に

作業は風のない場所、できれば屋内がいい

タープテントは重量の割に風に弱い。強風が吹くと簡単に飛ばされてしまうんだ。

外でやるなら風のない場所でやるかペグを打てる場所がいい。可能ならガレージなど屋内で作業するのをオススメする。

サイドシートに空ける煙突穴は大きめに

タープテントのサイドシートには耐熱性能が全く無いので煙突に触れると、溶けるのはもちろんのこと火災のリスクもある。

大きめに穴を空けておけば、それだけ煙突が触れるリスクを減らせるので、大きめにした方がいい。

耐熱シートに空ける煙突穴の位置は正確に

耐熱シートの煙突穴がちょっとズレて、「まあいいか」と無理に煙突を通すと、耐熱シートが引っ張られて破れてしまうリスクがある。

耐熱シートが破れると火災の可能性もあるし、テントにどでかい穴が空いてしまう。

そうなるとテントサウナを継続することはできない。くれぐれも正確な位置取りをしよう。

かかった費用

上であげた「最低限必要なもの」のうち、イスは元から持っていたものを代用した。
イスを除くかかった費用は

43,700円!

既製品と比べると大体、3分の1で収まっている。
サウナ(通常コース2,500円)、約18回分。

既製品14万円は、サウナ56回分。
なんというコスパの良さ笑

自作はコスパ最高

出費を抑える一番の近道は仕入れから組立てまで自分でやること

家具をネットで買うとバラバラの部品が送られてくると思うけど、あれは組立の人件費を抑えるためなんだ。

つまり人件費を自分の労力で賄ってしまえば、自ずと価格は下がる。

そう考えて、テントサウナの自作を考えた俺は、既製品の半額以下でテントサウナを製作することができた。

自分の労働力を時給換算するのは、ここではなしにする。それをするとたぶん大赤字になる笑

eyecatch-tentsauna-goods3
【失敗から学んだ】テントサウナで絶対用意すべき便利グッズ

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経験は一生の宝

二人三脚で長い道を歩く老夫婦

完成した時の達成感が他には代えがたいものだったことは間違いない。自分たちで頭を使って創意工夫をするってのはいいもんだ。

それにこうやってイチから自分で考えて、創作するという経験は大人になるとなかなか得られない。

成功しても失敗しても一生役に立つ経験になると思った。

この記事を見た人がテントサウナを自作する時に参考にしていただけたら本当に嬉しく思います。

この自作テントサウナを実際に使ってみた感想について以下の記事でまとめているので、よかったら合わせて読んでみてください。

【体験談】自作テントサウナを実際に使ってみた感想【タープテント】

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