サウナ後に食べるご飯、いわゆる「サ飯」を楽しみにしているサウナーは多い。
テントサウナでも同じで、テントサウナ後に食べるご飯はやはりいつもより美味しく感じる。
テントサウナのサ飯が、街のサウナ施設で食べるサ飯と違う点は、場所がキャンプ場なのですべて自分で調理しないといけないところにある。
これが普通のキャンプだったら、ご飯を作るのもアクティビティの1つとして楽しめる。
しかしテントサウナでととのった後は、「テントサウナの撤収」という死ぬほどめんどくさい作業が待ち構えている。
サウナでととのった後の撤収作業だけでも気が重いのに、作業前に手の込んだ料理を作る気力は1ミリも起きない。
そこで今回はテントサウナ後でも簡単に作れる超時短アウトドア「サウナ飯」を紹介する。
テントサウナでととのった後に、楽しておいしいサ飯を食べたい人は参考にしてほしい。
テントサウナ飯おしながき
今回紹介するテントサウナ飯のおしながきは以下のとおり。
- 魚丸焼き
- ガンガン焼き
- 二郎系キムチうどん鍋
味に関しては俺が保証する。
インスタ映え?なにそれ、食えんの?
それぞれのサ飯を紹介する前に書いておくけど、ここで紹介する料理は見た目へのこだわりをすべて捨てている。
とにかく調理の工程が少ない「楽でおいしい料理」を厳選しているので、正直見た目は汚いと思われても仕方ないと思っている。
SNSでよく見かけるキラキラしたキャンプ飯とは完全に無縁なので、インスタにおしゃれ写真を投稿したいと思っている人は残念だけど諦めてほしい。
ただ、味に関しては実際に食べておいしいと感じた料理ばかりだから安心してもらっていい。
食えばわかる。
魚丸焼き
この料理は「いきなり黄金伝説」などを手がける、破天荒ディレクターでお馴染みナスD氏が、無人島でやっていた調理方法をまんまパクった。
ナスD氏いわく「伊豆諸島の漁師がやっていた焼き方」と言っていたので、ルーツは漁師にあるのだと思われる。
用意する食材・調味料
- 魚まるまる1尾 ※加工されていないもの
- 醤油
以上。
魚はウロコや腹わたを取り除いてない無加工の魚で構わない。
スーパーの鮮魚コーナーで、切り身などにされていないそのままの魚を買おうとすると、「鱗とりますか?」とか「3枚に下ろしますか?」と聞かれるけど、断固として「何もするな!」と答えよう。
強いて言うなら、魚の中でも身が固めの海水魚が好ましい。というのも焼く時に身が崩れやすいので、鮎などの淡水魚は焼いてるうちに身がなくなってしまうんだ。
おすすめはタイ・ブリ・サバ・ホッケ・カツオ。
調理方法
調理方法は鱗とか内臓はいっさい除去せずに、ただ焼くだけ。調理工程は以下のとおり。
- 焚き火(炭火)に魚をつっこむ。
- 真っ黒になるまで焼く
- 軍手をはめた手で魚の皮をはぐ
- 醤油を大量にぶっかける
以上。
これを料理といっていいか悩ましいけど、焼くのも立派な料理だと言い聞かせることにした。
ポイントとしては、焼く時に「魚の形はギリわかるかな」ってレベルまで本当に真っ黒に焼いてほしい。
引用元:TV朝日
黒焦げにすれば皮をはがしやすい。
食べる時は箸を使わずに軍手をしたまま手で食べる、もしくは直接かぶりつくのが、アウトドア流。スギちゃんも目を疑うほどのワイルドさ。
ガンガン焼き
せんべいやあられの入れ物に使われている半斗缶に食材を入れて火にかける料理。
カンカン焼きという呼び方もある。食材には牡蠣などの海産物を使うのが定番だけど、別になんでもいいっぽい。焼き方に名前がついている。
ちなみに半斗缶というのは、業務油なんかの容器に使われている一斗缶の半分の容量だから半斗缶っていうんだ。半缶ともいう。
用意する食材・調味料
ガンガン焼きは決まった食材がないけど、漁師飯がルーツだから海鮮が定番になっている。
ここでは俺が実際に試しておいしかった食材を書いておく。好みに合わせていろんな食材を試してほしい。
- 牡蠣
- ホタテ
- エビ
- サザエ
- カニ
- イカ
- 鶏肉
- 日本酒
調理方法
- 半斗缶に食材を入れる
- 日本酒を回しかける ※缶の底から1cmぐらい溜まる量
- 蓋をする
- 強火にかける
- 缶から蒸気が吹き出てきたら、そのまま3分放置してできあがり
要は酒蒸しみたいな料理で、先にも書いたけど半斗缶に入る大きさの食材なら何でも入れていいし、たいてい何でもおいしくなる魔法のような料理。
実際にやってみて、どんな食材が合うか自分で探してみてほしい。
ポイントとしては、食べる前に火がちゃんと通っているかだけは確認が必要。
食べ方はワイルドに手でいってもいいし、箸で上品に食べてもいい。俺は手で食う。
ただ日本酒を入れて火にかけるだけだから、失敗はまずありえない。
日本酒はパックの「鬼ころし」とか安めのやつでいい。
半斗缶は食べ終わったら、鍋としても使えるから捨てないで保管しておこう。
有名YouTuberのきまぐれクックさんがガンガン焼きの動画を配信していたので参考までに貼っておく。
半斗缶の調達方法
ガンガン焼きをするには半斗缶が欠かせないわけだけど、そもそも半斗缶なんてどこで手に入れるんだって疑問に思う人もいるだろう。
昔はお中元なんかでもらうことも多かったけど、今ではめったに見かけない。
手に入れられる場所は2つ。
- アマゾンや楽天などECサイト
- スーパーの贈り物(ギフト)コーナー
1番確実なのはECサイトだけど、スーパーのギフトコーナーでもよく見かける。
ただし、スーパーのギフトコーナーで買うと、もれなくせんべいも付いてくる。せんべいが嫌いな人はおばあちゃんにギフトしよう。
ここには書いてないけど、ホームセンターでも売っているという情報がネットにあったから、探せば見つかるかもしれない。
二郎系キムチうどん鍋
もやしマシマシのうどん入りキムチ鍋だから二郎系キムチうどん鍋。
寒い季節にはぴったりのテントサウナ飯。
用意する食材・調味料
- もやし
- うどん
- キムチ
- 豚肉
- 長ネギ
- 冷凍水餃子 ※お好みで
分量は鍋の大きさと自分の胃袋のキャパに合わせてほしい。とにかくもやし多めがポイント。
写真にも映っている冷凍餃子は、その時の気分で入れただけだから、無視してもらって構わない。
- キムチの素
- 水
- コチュジャン ※辛いのが好きな人
キムチの素は個人的に万能調味料だと思っている。
調理方法
鍋の調理法なんて今さら説明不要だと思うけど、一応書いておく。
- 鍋にキムチ鍋のスープを入れる
- 食材をすべて入れる ※もやしが上にくるように
- 食材に火が通ったら完成
- 辛さが足りない人は好みでコチュジャン追加
ハイ、失敗はありえない。あるものをただ鍋に入れて火にかけるだけだ。
簡単料理のど定番料理だ。
見た目はアレだけど、味は保証する。とにかく食えばわかる。
テントサウナの後に手の込んだ料理は無理
冒頭にも書いたけどテントサウナに入った後は、死ぬほどめんどくさい撤収作業に取り掛からないといけない。
やっかいなことにテントサウナの撤収は、普通のキャンプの撤収に比べて2〜3倍時間と労力がかかるから、じっくり手の込んだ料理を作っている暇はない。
それにサウナでととのった後はお腹が空くので、さっさとおいしい料理が食べたい。
この場面でもっとも重要になるのは、いかに素早くおいしいサウナ飯を作れるかなんだ。
今回紹介した時短サウナ飯は、見た目へのこだわりを完全に無視して、調理工程の少なさに全振りしている。
まさにうってつけのテントサウナ飯だといえる。
テントサウナ後のサ飯に悩んでいる人がいたら、ぜひここで紹介した料理を作ってみてほしい。
テントサウナの撤収作業を楽にするアイテムを以下の記事でまとめているのよかったら合わせて読んでみてください。
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