【自作】テントサウナのストーブを改造して激アツロウリュをする方法

自作テントサウナは進化を続ける。
先日、テントサウナのストーブを改造したらありえないほど熱くなってしまった。

そこで、今回はストーブを改造して信じられないほどの激アツテントサウナを作る方法を解説する。
改良といっても予算1000円程度でできるような作業なので、倹約家テントサウナーの方々も安心して読んでほしい。

テントサウナを自作する手順を書いた記事はこちら

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熱いほうがととのえるはず

サウナは熱いほうがいい。これは以前から言っていることだが、サウナは熱ければ熱いほど、水風呂は冷たければ冷たいほど気持ちいい。たまにサウナは60度ぐらいでも居心地がよくていいと言う人がいるが、岩盤浴に行ったほうがいいのでは?と思ってしまう。

湿度が高ければ60度でも熱いと感じるかもしれないけど、サウナに入る以上熱いほうがいいに決まってる。

そもそも60度のサウナだと、冬の川に入ったら秒で風邪を引く。

水風呂との温度差100度を目指す

俺はサウナと水風呂の激しい温度差を味わいたい。それはテントサウナでも同じ。この記事を書いているのが7月なんだけど、川の水温は18度ぐらいになっている。

サウナ室が120度になれば川の水温との落差100度を体験できると考えた。といっても温度計持ってないから実際には測れなかった。

冬になったらちゃんと測ろうと思う。

サウナストーンを増量する

あまりお金をかけたくない。失敗したらめんどくさいから、できれば既存のストーブの形を変えたくない。

どうすれば今の設備を大きく変えずにサウナの温度を上げられるか考えた結果、サウナストーンを増やそうと考えた。

ということはサウナストーンを積むスペースの増築をしないといけない。それだけなら少ない材料で簡単にできるはずだ。石は現地で拾えばいいから無料。

対流熱が増す

サウナストーンを増量することで得られるメリットの1つが対流熱の上昇だ。対流熱というのは温められた空気が室内をぐるぐると対流することで部屋全体を暖める熱のことだ。

サウナストーンには対流熱を発生させる役割があるので、その量が増えればテントサウナ内の温度がより熱くなるはず。

ただこの知識は、よく参考にさせていただく「Saunology」先生の受け売りなので詳しく知りたい人はそちらのブログを読んでみてほしい。

ロウリュの効果が増す

正直これが1番期待できるところだ。ロウリュの水を蒸発させるのはサウナストーンなんだからその量が増えれば、たくさん水を掛けることができる。

必然的に発生する蒸気が増えて激アツになるというわけだ。これは勝ったな。

湿度が高いサウナは低いサウナと比べて、同じ室温でも体感温度が高くなる。すでに俺が使っているテントサウナは90度を超えるので、ロウリュによって身の危険を感じるほどの熱さになるのは間違いないはず。

改造前のテントサウナ

雪の中でやったテントサウナ

以前の記事でも紹介したけど俺のテントサウナは、外装がモルジュのサウナテントで、ストーブにホンマ製作所の薪ストーブを使っている。

モルジュ製品はテントサウナ用に開発されているので、言わずもがな物凄いパフォーマンスを発揮してくれている。10万円でも安いと思える代物だ。

そしてこちらが今回改造するストーブ。

ホンマ製作所の薪ストーブもかなりの高コスパ商品であることは間違いないんだけど、サウナ用ではなく、あくまでキャンプなどで暖をとる為に作られたものなんだ。

サウナという超高温空間を作り上げるには、どうしてもスペックが足りない。

ストーブ改造の手順

本当に作業自体は単純だから、これからテントサウナを熱くしたいと思っている人は安心してほしい。
材料も安価だ。まず用意するものは以下。

  • メッシュシート
  • 番線
  • 番線カッター

次に具体的な工程に移る。

ストーブをメッシュシートで囲う

工程としては以下の4つ

  • メッシュシートをストーブの大きさに合わせてカット
  • メッシュシートに煙突を出すために穴を開ける
  • 番線を使ってストーブ本体をメッシュシートで囲う
  • サウナストーンを詰めまくる

最初、ストーブの大きさにカットする時はストーブを組み立てた状態で高さを合わせた方がいい。
煙突の穴を開ける時も、煙突をメッシュシートに当てて、マーキングしないと穴が大きくなってしまって、サウナストーンが漏れ出てしまうから、ここは少し慎重にやってみてほしい。

工程の写真がほとんどなくて申し訳ないんだけど、後で完成した写真を見て察してほしい。

石を詰め終えた姿がこれ。

わかりにくいかもしれないけど、煙突部分のメッシュシートは丸くくり抜いている。

単純だけど、実践した時にこの改造がめちゃめちゃ効果を発揮した。めんどうな工程は必要ない。DIYは手間をかければいいってもんじゃないらしい。メッシュシートと番線とカッターを買うだけだからめっちゃ安いし工程も超簡単。



改造後のストーブ

自作テントサウナ①

素晴らしいフォルム。以前と比べてかなり迫力が増した、というかイカつくなった。初見でこれがストーブだと判別できる人はすごい。

他のテントサウナでこんなストーブ見たことない。

自分ではかなり期待できる見た目になったと思う。ロウリュが楽しみだ。

実際の使用感はikiストーブを超えた

この作業をした後、すぐに実践してみたんだけど、
火を入れて1時間ぐらいで体感100度ぐらいになった。ロウリュ前でこの熱さは脅威的。

ロウリュすると、勢いよく音を立てた。案の定死ぬほど熱い。というか熱すぎてロウリュしたらすぐ出てしまった。やばい。。。

静岡にある「サウナしきじ」の薬草サウナで起こるフィーバータイムより熱いかもしれない。
マニアックな例えで申し訳ない。分かる人には分かると思う。

サウナ施設では定番のikiストーブでロウリュするよりは明らかに熱い

しかも敷き詰められたサウナストーン全てが超高温になるのでどこに水をかけてもロウリュができるんだ。

今までは上の方に積まれたサウナストーンは瞬時に蒸気を発するほど熱くならなかったんだけど、これはストーブ横の輻射熱を余すことなく捉えられているから驚くほど熱効率がいい。

連続でロウリュしても全くぬるくならない。
そして今までロウリュできるほど熱くならなかった部分も、サウナ全体の温度が上がることで超高温になった。

相乗効果がすごい。
とんでもないモンスターを生み出してしまった。

当然、川水風呂との温度差は凄まじく、1セット目でととのってしまった。サウナには5分しか入ってなかったにも関わらずだ。

設営の労力は増えた

ストーブに積み上げるサウナストーンの量がほぼ3倍になったので、かなり労力が増えた。以前のサウナストーンの量でも1人だと30分はかかるぐらい多大な労力を費やしていたのに、今回の改良によって2人で設営しても30分以上時間がかかった。

多分、1人だとストーブに火を入れるまでに1時間以上かかると思う。というか1人だと確実に腰が死ぬ。

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テントサウナの可能性は無限大

テントサウナを自作している人,既製品のテントサウナを使っている人、両者ともに今後カスタムしていくことは可能だ。場所を問わず、ある程度自分の好きなようにサウナを楽しめるのがテントサウナの魅力。

熱いサウナが好きなら今回の様なカスタムをしてみるのもいいし、マイルドなサウナが好みなら温度を下げるために薪を減らしたりなんかしてみてもいいと思う。

テントサウナを楽しんでいる人、これから使ってみようと思っている人は、安全な範囲でどんどん自分の好きなようにカスタムしていってみてはいかがだろう

さらに熱くした

せっかくここまで読んでもらって申し訳ないんだけど、このあとさらに改良することに成功したんだ。

改良の様子を以下の記事でまとめているから、さらに熱くしたいって人は読んでみてほしい。

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