テントサウナができる場所って意外と見つからない。
google先生に聞いても、「テントサウナをレンタルできるキャンプ場」は検索結果に表示されるけど、自分のテントサウナを持ち込める場所ってなかなかヒットしないんだ。
そこで今回はテントサウナを既に持っている人に向けて、「ここに行っとけば間違いない」と俺が考える岐阜県のおすすめキャンプ場を解説する。
キャンプ場と書いたが、基本的に利用料が無料の「野営地」なので、俺みたいに出費を抑えたいテントサウナーにもオススメ。
テントサウナをまだ持っていない人は自作するか、レンタルで事前に用意してほしい。
テントサウナの自作方法は以下の記事でまとめているから参考にしてほしい。
続きを見る【神コスパ】タープテントでテントサウナを自作する手順と注意点
岐阜県でテントサウナができるおすすめの場所
俺がオススメする岐阜県のテントサウナスポットは以下の通り。
- 美濃橋下
- 蕨生大橋下
この2つのキャンプ場がなぜテントサウナに適しているのか、その理由を解説していく。
テントサウナができる場所の条件
テントサウナはその性質上、できる場所がけっこう限定されがち。
なので今回、以下の条件を満たす場所を厳選して解説することにする。
- 入水できる川or湖が近くにある
- 火が使える
- 人が少ない
- 傾斜になっていない
- 車の乗り入れが可能
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上の条件はテントサウナをする上で最低限の条件なので、今後自分でテントサウナスポットを探す際にも、これをもとに探してみてほしい。
テントサウナができる場所の条件については、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでほしい。
続きを見る【キャンプ場より野営地】テントサウナができる場所に必須な5つの条件
それではそれぞれのテントサウナスポットについて詳しく解説していく。
美濃橋下
1つ目は岐阜県美濃市にある美濃橋下のキャンプ場。
グーグルマップには「長良川美濃橋河川敷」と表示されているけど、長いから美濃橋下という名称で書いていく。
キャンプ場とは書いたけど管理人がいるわけではないから、野営地って表現が正しい。もちろん無料。
そしてなんといっても、ここは東海地方のテントサウナーにとっては「聖地」と呼べるぐらい定番化しているキャンプ場なんだ。
地図はこちら。
美濃橋下の特徴
美濃橋下のキャンプ場が、どうしてテントサウナスポットとして適しているのか、実際に利用している俺が感じた特徴が以下の通り。
- アクセスがいい
- 車を横付けできる
- トイレが近い
- 長良川がきれい
- テントサイトが広い
- テントサウナーがいる
それぞれ詳しく解説するので参考にしてほしい。
アクセスがいい
名古屋から高速道路を使い、50分ぐらいで行けるからアクセス良好。
車じゃないとアクセスできないけど、テントサウナの大荷物を手で持って電車移動するのは現実的じゃないので、車を持っていなければレンタカーを利用しよう。
車を横付けできる
キャンプ場によっては駐車場からテントサイトまでが距離があり、荷物を持ってある程度歩かないといけないことがある。
テントサウナは、テント・ストーブ・イス・着替えetc…荷物が多くなるから、車とテントサイトを何度も往復しないといけない。
だから駐車場とテントサイトが離れているのはかなりダルい。
それにテントサウナの設営は何かと時間を要するので、荷物の移動にはなるべく時間をかけたくないんだ。
その点、美濃橋下のキャンプ場はテントサイトまで車の乗入れが可能だからそんな面倒なことは一切ない。
これはかなり大きいメリット。
【失敗から学んだ】テントサウナで絶対用意すべき便利グッズ
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トイレが近い
トイレは川の堤防上にあり、全く不便を感じない距離にある。
実際の位置は以下の通り。
言うまでもなくトイレの近さは重要。
男性ならそのへんで済ませば問題ないでしょって思うかもしれないが、このキャンプ場は交通量の多い道路が川の上を走っているので、公衆衛生上立ちションはやめておいたがいい。
長良川がきれい
サウナーにとって水風呂はメインディッシュ。やはり水質にはこだわりたい。
汚い水風呂に入るのは絶対に避けたいところ。
その点、美濃橋下のキャンプ場は心配無用だ。
ここに流れている川は岐阜県が誇る日本三大清流の1つ「長良川」。水質に問題は全くない。
三重県津市出身の俺は、若かりし頃に初めて長良川を見て目を疑った。
川が青い・・・?
幼い頃の俺の狭い行動範囲にはきれいな川が存在しなかったから、自然に存在する青い水って、テレビで見る沖縄のマリンブルーしか知らなかったんだ。
それぐらい美しい川だから、水風呂として入っても不快感がまったくない。
サウナ後、存分に長良川で体を冷やせば極上の「ととのい」が待っている。
テントサイトが広い
美濃橋下は余裕で100人以上キャンプできるぐらい広い。
写真で見ると
〈上流側〉
〈下流側〉
こんな感じ。
とにかく広いのがわかると思う。これでもカメラの画角に限界があるから一部でしかないんだ。
下流側の奥にはさらにスペースがある。これだけの面積があればテント100個張っても余裕。
昼過ぎに行っても場所に困ることはまずないと思っていい。
テントサウナーがいる
週末に行けば必ずといっていいほど1組はテントサウナをしている人に遭遇する。
テントサウナをやっているのが自分だけだと目立つから恥ずかしいかもしれないけど、同士がいれば自分の存在が霞む。
恥ずかしがり屋のテントサウナーにもぴったりの場所だといえる。
美濃橋下のデメリット
ここからは実際に利用していて感じた「美濃橋下のデメリット」について解説していく。
そのデメリットが以下。
- 夏場は混雑する
- 対岸は川が深い
人によっては、テントサウナスポットして除外するポイントになる可能性もあるから、ぜひ参考にしてほしい。
夏場は混雑する
キャンプのハイシーズンである夏〜秋にかけては混雑することが多い。
ここはテントサウナーの聖地であると同時にキャンパーにとっても普通に人気のキャンプ場なんだ。
特にトイレ付近は当然ながら人気エリアなので、遅い時間に行くと他のキャンパーで埋まってしまう。
トイレの近くがいい人は朝早めに行くのがオススメ。
大きいテントでロープを広範囲に張っているキャンパーもいるので車で走行する際は注意しが必要。
個人的にオススメの混雑回避法は「冬にテントサウナをする」だ。
このブログでは何度か主張してるんだけど、テントサウナは冬がベストシーズンなんだ。
以下の記事で詳しく解説しているから気になる人は、ぜひ読んでみてほしい。
【水風呂シングル】テントサウナは冬がベストシーズンである5つの理由【雪ダイブ】
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対岸は川が深い
引用元:岐阜県HP
美濃橋下のキャンプ場はは長良川の右岸に位置しているんだけど、左岸に進むにつれていきなり深くなっているんだ。
その水深は5mにもなり、渦を巻いているので近づくとマジで溺れてしまう。
実際に過去何度か水難事故が起きており、付近には注意喚起の看板がいくつも掲げてあるんだ。
夏でも対岸まで泳ぐのはマジでやめておいたほうがいい。俺は泳げない。
美濃橋下へのアクセス
グーグルマップでナビをする場合は「長良川美濃橋河川敷」を目的地にしていけば問題なくたどり着ける。
住所を入れるなら近くにある「花いかだ」という蕎麦屋さんがあるので、そちらの住所をカーナビに入力しよう。
「花いかだ」住所
〒501-3716 岐阜県美濃市前野883−1
近くまできたら、赤い橋が見える。それが美濃橋だ。
目立つからすぐにわかると思う。ちなみに美濃橋自体はずっと工事をしていたけど、2021年3月に開通したので渡ってみたら楽しいかもしれない。
蕨生大橋下
「わらび」と読む。
美濃橋から車で10分ぐらいの無料キャンプ場で、こっちは長良川でなく板取川という川沿いになる。
この蕨生大橋下も美濃橋同様、管理されたキャンプ場ではなく野営地に近い。
もちろん無料だし予約も不要だ。
蕨生大橋下の特徴
俺が感じた蕨生大橋下の特徴が以下。
- 車を横付けできる
- 取川の透明度がヤバイ
美濃橋下とかぶってる部分もあるけど、それぞれに固有の特徴があるからよかったら参考にしてほしい。
車を横付けできる
美濃橋下同様、蕨生大橋も川のすぐ近くまで車の乗入れが可能だから荷物運びがかなり楽。
ただ地面の石がけっこう大きいから川の近くまで行く場合、車高の高い車がおすすめ。
俺の場合、相方のプリウスでも乗り入れることができたからよっぽど車高の低い車じゃなければ、大丈夫だと思う。
キャンプ場の様子はこんな感じ。
美濃橋下ほどじゃないけど、普通に広い。
特に駐車場っていう概念はないから、好きなところに車を止めてOK。
混んでる時はソーシャルディスタンスに配慮しよう。
板取川の透明度がヤバイ
行ってみたらわかるけど、潜らなくても普通に底まで見えるぐらい水が透き通ってる。
「モネの池」で一躍有名になった板取川は渓流釣りや鮎釣りのメッカで、毎年多くの鮎釣り客で賑わいます。俺は、鮎がいる川は大抵きれいだと思ってる。
この川の色を見てほしい。
南国の海と同じ色。
加工無しでこの色だからやばい。
水風呂として飛び込むには申し分ないということがわかっていただけるだろう。
蕨生大橋下のデメリット
残念ながら蕨生大橋にもデメリットが存在する。それが以下。
- トイレが遠い
- 周辺にコンビニがない
トイレが遠い
神洞ほたるの里公園のトイレが一番近いんだけど、川の近くでテントを張ると5分ぐらい歩かないといけない。
もよおしたら早めにトイレへ向かおう。
周辺にコンビニがない
美濃橋の場合、歩いていける距離にファミリーマートがあるんだけど、蕨生大橋からも同じファミリーマートが最寄りのコンビニになる。
ということは車で10分走らないとコンビニがない。
必要なものは事前に買い揃えていった方がいい。
蕨生大橋下へのアクセス
蕨生大橋下はキャンプ場への入口が少しわかりづらいので、ストリートビューの画像付きで詳しく説明する。
蕨生大橋へのアクセス自体は簡単で、カーナビに住所を入れる場合は以下の住所を入れてもらえば、目の前までアクセスできる。
蕨生大橋下の住所
〒501-3783 岐阜県美濃市神洞172−1
目の前まで来たら、赤い橋が見えてくるのでそれが蕨生大橋だ。
入口は蕨生大から北に50mぐらい進んだところにある、ちょうどポイ捨ての注意喚起看板がある。
入口正面のストリートビューが
こんな感じ。
これで迷うことはない。
岐阜県はテントサウナ好きに優しい
こんなに素晴らしいテントサウナスポットが2箇所もある岐阜県はテントサウナ好きに優しい。
しかも都心部からのアクセスもいい。
どちらも本当におすすめできるスポット。遠方のテントサウナーは観光ついでに遠征してみてほしい。
今回は場所が固まってしまってるけど、これからもテントサウナスポットをどんどん開拓していくので随時紹介する予定。
それでは快適なテントサウナライフを!
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