現代人はスマホというデジタルデバイスがないと生きていけない。
かくいう俺も、スマホに行動を支配されている人間の1人で、スマホがない生活なんて今さら怖くて考えられない。
そんなスマホ依存の俺だけど、睡眠中以外にスマホを2時間以上触らなくても平気な時間がある。
それがサウナに入っている時間なんだ。
スマホやPC、タブレットなど便利なデバイスが溢れかえる現代だからこそ、完全にデジタルから隔離できる時間は貴重だし、その時間が生む効果は絶大。
ということで今回は、スマホなどデジタルデバイスに依存する人へ向けて、スマホ断ちにはサウナがおすすめな理由を解説する。
スマホ依存の自覚がある人や、すでにサウナにハマっている人も参考にしてほしい。

スマホ依存による弊害
最近、スマホ依存について考えていたら、グーグルが俺に「スマホ脳」という本をおすすめしてきた。グーグルのパーソナライズド機能はおそろしい。
本は買わずにYouTubeのフェルミ漫画大学で要約動画を見たんだけど、そこで解説されていた内容で印象深かった内容が以下。
- スマホはギャンブル並にドーパミンが出る
- スマホは視界に入るだけで集中を阻害する
- スマホのブルーライトは睡眠の質を低下させる
- IT企業のトップは自分の子供にスマホを与えない
スマホ脳はベストセラーになるほど、今売れている本だから気になる人は本を買うか、要約動画を見てみてほしい。
スマホ断ちにサウナがおすすめな理由
ここから話は本題に入る。
俺がサウナによるスマホ断ちをおすすめする理由は以下の通り。
- スマホとの強制的な隔離
- スマホ断ちにちょうどいい時間
- スマホ存在を忘れられる
それぞれ解説していく。
スマホとの強制的な隔離
家の風呂だとスマホを持ち込んで、湯船に浸かりながら触れてしまうけど、銭湯やサウナならそうはいかない。
言うまでもないが、銭湯の浴場にスマホは持ち込めない。厳密には脱衣所に入った時点で、スマホの操作を固く禁止している施設がほとんど。
ということは、脱衣所に踏み入れてから風呂に入った後、髪を乾かして脱衣所から出るまでの間、一定時間スマホをロッカーの中に閉じ込めることになる。
サウナに行くことがすなわち、強制的なスマホ断ちになっているんだ。
当たり前かもしれないが、自宅の風呂場にスマホを持ち込む習慣がある人にとって、この効果と強制力はかなり絶大。
スマホ断ちにちょうどいい時間
銭湯に行ってスマホに触れなくなるなら、サウナに入る必要はないのでは?と思うかもしれないが、入浴だけでは時間が短すぎる。
入浴だけ済ませようと思えば、銭湯でも男性なら15分ぐらいで入場から退場までを終えてしまえる。
何もしないよりはいいけど、せっかくのスマホ断ちが15分では効果が薄い。そこでサウナが効果を発揮する。
サウナといえば、サウナ→水風呂→外気浴を1セットとして、1回で合計3セットするのが基本。
通常の入浴にこの3セットを加えて、要する時間は約90〜120分程度。
サウナによって2時間のスマホ断ちが実現できるというわけだ。
普通に生活していて、スマホを触らない時間が連続して2時間もある人ってあまりいないんじゃないだろうか。
少なくとも俺の日常生活に、そんな時間は存在しないと断言できる。
スマホを断ちが必要とはいえ、いきなりスマホを捨てるとか、1日中家に置いて外出するなんてのは現実的じゃない。
だけど、2時間という限られた時間で、なおかつ強制力があればスマホ断ちのハードルは一気に下がるハズだ。
スマホの存在を忘れられる
「スマホ脳」という本の中には、スマホは存在を認識するだけで弊害を生むとある。
ここまでスマホが溶け込んだ生活をしていて、その存在を頭から消すのは一時的とはいえ簡単ではない。
だけどサウナならスマホの存在を頭から完全に消すことができるんだ。どういうことか解説する。
サウナ中は思考が空っぽになる
サウナに入ると思考が整理されて、仕事がはかどるとよく聞く。
これは超高温空間のサウナが人体にとって危機的な状況だからなんだ。人の脳は危機的な状況にあると、余計なことを一切考えなくなるメカニズムになっているらしい。
要するに、脳が危機的な状況だと考えているサウナの中では、スマホの存在など頭からきれいさっぱり消えてしまうというわけなんだ。
サウナで限界まで耐えている時、何も考えられないというのはサウナ好きなら経験があると思う。
サウナによって、物理的にだけではなく頭の中からもスマホ断ちができるんだ。ちなみにこれも「医者が教えるサウナの教科書」という本から得た知識。
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TVなしサウナ室が最適
せっかくサウナに入ってスマホ断ちをするんだったら、TVがないサウナ室で完全にデジタルデバイスを視界から消してしまうのがおすすめ。
いわゆる「デジタルデトックス」というやつだ。
TVが設置されているサウナ室が多いけど、これではスマホを脳から遮断できても、テレビから入ってくる情報やブルーライトを完全に断つことができていない。
裸でTVを見ながら蒸されるのが、日本のサウナの特色であり魅力だといわれるけど、ここはデジタルデトックスのためにも、たまにはTVなしサウナへ行ってみよう。
近所にTVなしサウナがないという人には耳栓&サウナハットがおすすめ。音と映像が入ってこなければ、TVの存在は大して気にならない。俺も使ってる。
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【コンテックスのサウナハット、FOCUSレビュー】サウナに没入できる
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TVの有無はサウナイキタイで検索
知らない人もいるかもしれないから、TVなしサウナ室の検索方法を解説しておく。
難しいことは何もなくて、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」の
「特徴から探す」というボタンをタップして
「マニアック」という項目にある「サウナ室TV無し」にチェックを入れて「この条件で絞り込む」をタップすれば、検索結果が表示される。
TVの有無にこだわるのは、マニアックらしい。
現代人のスマホ依存はやばい
冒頭にも書いたけど、今の日本人の大半はスマホがないと生きていけない。そして俺も完全にスマホに依存している側の人間なんだ。
というか今思うと、ガラケーを手にした小学生の頃からずっと俺は携帯電話に依存している。しかしスマホを持った今、携帯電話に触れる時間が当時に比べて、明らかに増えているんだ。
俺は仕事中でも15分に1回はスマホのディスプレイを点灯させるし、スマホなしで外出するなんて、家の鍵を持たないのと同じくらい不安を感じる。
アラサーの俺でこんな状態なんだから、もっと頻繁にスマホを使う学生や若い社会人はさらに症状が深刻だと思う。
電車に乗れば必ずスマホを取り出すし、席に座ればスマホをテーブルに置くのが習慣になっているだろう。
もし電車の中で1時間スマホに触れなかったら、手が震えてくるに違いない。現代人はもはやそんなレベルにまで到達している。
俺たちにはスマホ断ちが必要
完全にスマホに依存している俺たち現代人だからこそ、スマホや他のデジタルデバイスから意図的に離れる時間を作らないといけない。
スマホはいつでもどこでも情報を取得できて便利だけど、絶えず情報をインプットすることで、知らず知らずのうちに脳が疲れてしまっている。
定期的にサウナでスマホ断ちしよう
スマホ断ちとはいえ、いきなりスマホを捨てるとか、ガラケーに変えるというのは難しい。そんなことをすれば手の震えが止まらなくなるだろう。
だからまずは、サウナに行って短時間のスマホ断ちを体験してほしい。
サウナが気持ちよくて、スマホ断ちしてるという実感があまり持てないかもしれないが、初めはそれぐらいの感覚でいいのではないかと俺は思う。
2時間スマホを触らず、その存在を忘れているという事実が、すでにスマホ断ちの成功を示している。
スマホ断ち最初の一歩として、ぜひサウナをおすすめしたい。
サウナを趣味にしよう
サウナを趣味にするメリットについて、以下の記事でまとめています。よかったらご覧ください。
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サウナを趣味にするメリット6つ【余暇の楽しみ】
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