湯シャンのやり方と初期のベタつきを乗り越える方法【最初が肝心】

29歳の夏から湯シャンを開始して1年がたった。

今や完全にお湯だけで頭を洗う湯シャニスト完成体と化した俺だけど、ここまで来るのにそれなりの苦労と挫折を経験してきている。

そこで今回は俺が実践している湯シャンのやり方と継続のコツを解説する。

湯シャンを始めたいと思っている人はぜひ参考にしてほしい。

湯シャンを1年間続けて感じたメリットとデメリットは以下の記事でまとめている。

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湯シャンに必要なアイテム

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まずは湯シャンを始めるにあたって俺が用意した物を解説する。それが以下。

  • ホホバオイル
  • 節水シャワーヘッド

この2つだけ。

湯シャンでせっかくシャンプーを持たなくてよくなったんだから、必要以上に新たなアイテムを増やさなくていい。

ホホバオイル(ヘアオイル)

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湯シャン後、頭皮&髪の保湿に使う。

湯シャンを続けていくと徐々に皮脂の分泌が減り、ベタつきが軽減されることは別の記事でも書いているんだけど、そうなると今度は乾燥対策が必要になってくる。

俺が髪にホホバオイルを使う理由はコスパと使いやすさ。

まず値段ついては1Lで7,700円。これは薬局で売られているどのヘアオイルと比較しても破格。

もともと無印良品のホホバオイルを使っていて、それも高くはないんだけど、さらなるコスパを求めて今は楽天で売られている1L入りに乗り換えてしまった。

無印の容器は外出時の持ち運び用として再利用している。

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加えてホホバオイルは髪だけでなく顔や体の保湿にも使えるから、俺は髪に塗布する前に顔にも塗りたくっている。オイルを顔につけるのは老化防止にも効果があるらしいが、俺はまだ効果を実感できてない。

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節水シャワーヘッド

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使用感は変わらないのに水道の使用量が40〜60%削減できる節約アイテム、それが節水シャワーヘッド。

その仕組はシャワーの出水穴にあって、お湯の出る穴が普通のシャワーヘッドより小さいから、少ない水でもきめ細かで水圧の高いシャワーになる。

俺が節水シャワーヘッドをすすめるのは節約というより、きめ細かいシャワーの方が湯シャンの洗浄力が上がるから。

特に賃貸1人暮らしとかだとシャワーの水圧が壊滅的な場合があるから、湯シャンの効果を高めるためにも即導入すべき。水道代の節減額を考えると余裕で元がとれる。

ブラシはお好みで

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髪の長い女性なんかは上記に加えて、髪を濡らす前にヘアブラシを使うらしいけど俺はさほど髪の長くない男だから使ってないし、特にそれでトラブルは起きていない。

湯シャン前にブラシを使うことで、頭皮の汚れを浮かせられるらしい。ただ、 荷物を減らす目的で始めた湯シャンで持ち物が増えるのは本末転倒。

個人的にはとりあえずブラシ無しで湯シャンしてみて、どうしても汚れが気になる場合に導入するのをおすすめする。

湯シャンのやり方は3ステップ

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湯シャンは簡単に3つの行程で行う。それが以下。

  • 指の腹で頭皮を隅々まで洗う
  • 濡れた髪にホホバオイルを塗布
  • すぐにドライヤーで乾かす

指の腹で頭皮を隅々まで洗う

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湯シャンの核となるステップ。

汚れは上から下に流れていくから、頭頂部→前髪・耳上・後頭部の順番に洗っていけば洗い残しを防ぎやすい。

この際、爪を立てたり力を入れ過ぎたりすると頭皮が荒れてしまうから、指の腹を使って優しく摩擦するのがポイント。

大事なのはつむじから耳の裏まで、隅から隅までとにかく洗い残しがないようにすること。シャンプーを使わない分、ここで手を抜くとベタつきやフケが増える原因になる。

俺は2〜3日手を抜いたらフケがめっちゃ増えた。

濡れた髪にホホバオイルを塗布

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風呂場から出て顔の保湿を終えたら、髪が濡れた状態でホホバオイルを髪と頭皮全体に塗布する。

湯シャンは体から脂の分泌が減って髪のベタつきが軽減される反面、乾燥しがち。ホホバオイルでしっかり保湿してやらないと頭皮トラブルの原因になるんだ。

ちなみにホホバオイルは全身に使えるから、俺は顔にも塗ってる。

ドライヤーですぐに乾かす

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繰り返しにはなるけど、湯シャンは頭皮が乾燥しやすいから自然乾燥NG。

ホホバオイルを塗布したら速やかにドライヤーで髪を乾かさないといけない。快適な湯シャンライフを継続するためにも、濡れた髪を放置しない。俺と約束してほしい。

湯シャン初期のベタつきを乗り越える方法

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湯シャンを継続できない人の9割以上は、開始10日間のベタつきに耐えられなくて失敗している。(俺調べ)

なので、ここからは湯シャン初期に発生するベタつきとの闘いを乗り越えるために俺が実践していた方法を紹介する。

  • 湯シャンの回数を増やす
  • サウナに入る
  • 髪を触らないようにする
  • 髪の量を減らす
  • 人と会わない

湯シャンの回数を増やす

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通常は1日に1度、夜か朝にシャンプーする人が多いと思う。

ただ、湯シャン初期にこれだと昼頃にはすでにワックスをつけすぎた中学生男子みたいに脂マシマシの髪が出来上がってしまう。

単純だけど、湯シャンの回数を増やせばベタつきは軽減されるんだ。

俺は当時、昼にも湯シャンを追加することで何とか思春期男子みたいな髪を回避していた。

ただ、リモートワークのない会社員なんかだと、この方法は厳しいだろうから次に紹介する方法を試してほしい。

サウナに入る

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サウナで大量に汗をかけば、頭皮の脂をしっかり落とせるから髪のベタつきに効果的。

この際、サウナの前と後に湯シャンするのを忘れないようにしてほしい。サウナ前の湯シャンはマナーで、サウナ後のそれは汗と脂を落とすためだ。

湯シャン初期を過ぎたら、頭皮を熱から守るためにサウナハットを着用するか、頭にタオルを巻くのがおすすめ。

俺が愛用しているサウナハッは以下の記事で解説している。

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髪を触らないようにする

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髪がベタベタしてくると、どうしても気になって手ぐしを通そうとしてしまうんだけど、意識して髪を触らないようにしてほしい。

スマホの画面を触ると指紋がつくように、手にはけっこうな量の脂がついている。

手で髪を触るのは、さらなる脂を追加しているに等しい。

髪の量を減らす

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髪のベタつきが気になるなら、髪自体を減らしてしまえという方法。

究極はスキンヘッドだけど、さすがに極論すぎるから俺は持っているすきバサミを使い、見た目が変わらない範囲で出来るだけ髪の量を減らした。

ただ、調子に乗ってすき過ぎると大変なことになるから、限界を見極める必要がある。

ちなみに俺は普段から基本的にセルフカットを施している。使っているのは楽天で買ったプロ用の安いハサミとツーブロックを作るためのバリカンのみ。自分から言わなければ誰にもセルフカットだと気づかれないから上手くいっていると思う。

慣れれば20〜30分ほどでカットが終わるし、お金もかからないから散髪頻度の高い男性陣にはセルフカットを強くおすすめしたい。

月4,000円のカット代が丸々消えるから、年48,000円+交通費の節約になる。かなり大きい。

人と会わない

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髪がベタつくと自分が嫌なだけじゃなくて、ベタベタした髪を人に見られるのだって嫌だと思う。

だから湯シャンを始めて10日間ほどは誰とも会わないのが理想。

そんなの社会人には無理に決まってんだろって言われるのはわかってる。

ただ、俺もそうだったんだけど湯シャン開始を連休前日とかにして出来る限り誰とも会わなくていいようなスケジュールを組むと気持ちが楽。

美容院では一言告げればOK

beauty-parlor

湯シャンを始めた人にとって美容院でのシャンプーも大きな難所になると思う。

というのも1,000円カットでなければ、たいていの美容院ではカットとシャンプーがセットになっている。

シャンプーする気満々の美容師に対し湯シャンを要求するのはちょっと気まずいし、そこで変人を見るような目で見られたら恥ずかしいなと俺は思っていた。

同じように不安を抱える湯シャン同士へ、美容院で使える魔法の言葉を俺が授けよう。

シャンプー台に座ったらたった一言

お湯だけでお願いします。

これだけ。もし何か聞かれたら「普段からお湯だけで洗ってます。」って言えばすべて解決。

この一言でほとんどの美容師は察してくれて「あ、了解でーす。」とお湯で丁寧に髪を洗ってくれる。

俺の場合、たまにパーマをかけに美容室へ行くんだけど、本当にこの言葉だけで乗り切っている。よかったら参考にしてほしい。

湯シャン派の人は珍しくない

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これは俺を担当してくれた美容師が言っていた話だから、誰でもあてはまるわけではないんだけど、その美容師いわく最近は湯シャンをお願いしてくる人が普通にいるらしくて、別に珍しくも何ともないらしいんだ。

もちろん湯シャンは少数派だと思うけど、改めて考えたら髪の専門家である美容師が湯シャンを知らないわけない。心配せず堂々と湯シャン宣言してOKだ。

湯シャンのきっかけは銭湯通い

sento

そもそも俺が湯シャンを導入しようと思ったきっかけは銭湯だった。

家に風呂がなかったわけじゃないんだけど、もともと俺は銭湯やサウナが大好きで、多い時は週7で銭湯やスパに通っていたんだ。その時の失敗談を書いた記事は以下。

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業務用シャンプーはヤバい

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いつも銭湯では無料で設置してくれているやたらフルーティな香りのするシャンプーを使っていたんだけど、これがいわゆる業務用シャンプーってやつで色々ヤバい

まず、業務用シャンプーは洗浄力が強すぎ。使ったら一瞬で髪の油分を除去し、頭皮も死ぬほど乾燥した状態に導いてしまう。

スーパー銭湯でシャンプーした後に髪がバサバサギシギシになったことのある人は多いと思う。

無料でシャンプーを置いてくれる銭湯はとてもありがたいんだけど、あの業務用シャンプーを頻繁に使っていたら、俺の髪はあと数年経たずに死滅してしまうのではないかと不安になってしまった。

髪は脂で守られている

long-hair-woman

脂とか皮脂っていうと肌荒れや体臭の原因って感じがしてあまり良いイメージがないかもしれないけど、人間の肌や髪を乾燥から守るために脂は必要不可欠。

脂がないと肌はヒビ割れ、髪は抜け落ちてしまう。確かに脂の分泌が多すぎるのは問題だけど、洗浄力が異常に強い業務用シャンプーで必要な脂まで落としすぎるのはもっと問題。

行動が矛盾している

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銭湯でシャンプーした後、俺の髪は見た目でわかるぐらいパサパサに乾燥しまくっていたんだ。

ドライヤーの前に一応ホホバオイルを髪に塗布してはいたけど、これって自分で取り除いた脂を、自分で足していることになるから、行動が矛盾していると気づいた。

まるでセルフいたちごっこ。自傷行為に近い。この時から薄々シャンプーしない方がよくね?って思考が生まれてきていた。

シャンプーに振り回される日々

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将来のハゲ対策を考えると業務用シャンプーは使いたくない。

そこで俺はシャンプーを銭湯に持ち込むようにしたんだけど、これもあまり続かなかった。

というのも頭を洗ってからロッカーにシャンプーを置きに行くのはめんどくさいし、濡れたシャンプーの容器をカバンにしまうのも中がビチャビチャになりそうで嫌。

そもそも持っていくのをよく忘れていたから、その度にいちいち家まで取りに帰ったりしていて、自分でも何がしたいかよくわからない。

俺の生活がシャンプーに振り回されている気がしてならなかった。

だったらもうシャンプー使わない生活に切り替えた方がよくね(2回目)って考えになり、重い腰を上げてとうとう湯シャンに踏み切った次第。

開始1か月後でシャンプーを捨てた

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といった経緯と方法で湯シャンを始めた俺は、1ヶ月経った時点で脱シャンプー成功を確信。

当初の狙い通り、シャンプーを手放すことに成功した。

記事執筆時点では湯シャン開始からすでに1年が経過しているんだけど、特に問題なく過ごせている。何人かに聞いてみたけど頭は臭くない、らしい。

らしいというのは、もちろん俺の聞いた人達が気をつかって本音を教えてもらえていないかもしれないし、ここで俺がいくら強く述べても読者には信じてもらうしかない。証明するのは不可能。

お湯洗顔は難しい

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湯シャンに続き、洗顔フォームを使わないお湯洗顔も検討したんだけど、これはなかなか難しい。

その最たる理由は日焼け止め。ヘアワックスを湯シャンで洗い落とすのが難しいように、日焼け止めをお湯だけで落とすのはおそらく不可能。

俺の場合、ワックスはつけなくてもまったく問題ないと思ってるんだけど、日焼け止めは健康と老化防止のためになくてはならない。

そんな日焼け止めは汗で落ちないよう防水仕様になっている。こんなのお湯だけで落とせるわけない。だからお湯洗顔は今のところ実践できてない。

でもいつかは洗顔フォームも手放したいと考えている。

シャンプーは洗いすぎ

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ほんの1年ちょっと前まで、シャンプーしないなんて原始人かよ、きたねー、と思っていた俺だけど、今ではシャンプーが洗いすぎだったってことに気づいた。

シャンプーがなくたって、頭は清潔に保てるし臭くもならない。人間の適応力ってすごい。

常識を疑え

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俺は2年前から1日1食生活を続けている。

いきなり何の話って感じだけど、湯シャンが「シャンプー要る?」っていう考えからきているように1日1食生活も「3食は食べ過ぎじゃね?」っていう疑問から根本にある。

要は常識なんて誰かが得をするために作ったもので、すべてが正解とは限らないんだ。今回の湯シャンではそれがしっかり認識できた。

この記事がこれから湯シャンを始める人の手助けになれたら嬉しい。

1日1食については以下の記事で解説しているので、よかったら読んでみてほしい。それでは健闘を祈る。

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