夏のバイクツーリングは屋外&直射日光で地獄。
上裸でバイクにまたがるワケにもいけないし、かといってバイクウェアはダサいから着たくない。
そんな俺がここずっと愛用しているのがコンプレッションウェアのJW-625。
ということで今回は夏場のツーリングから普段着まで快適に着用できる、おたふく手袋のJW-625をレビューする。
俺がバイクに取り付けているアクセサリーは以下の記事で解説している。
続きを見る【GB350に必要なアクセサリー】バイクの不便を排除する【純正不要】
バイクウェアはダサいし暑い
商用化されたアクティビティには、必ず専用のウェアがある。
バイクではコミネやHYODというメーカーが有名で、たくさんのジャケットやグローブが販売されている。
で、そのほとんどが機能性に振り切っていてデザインがダサい上に、夏場は暑くてしょうがない。
デザインが50代以上向け
ただ決してコミネに限った話ではないけど、バイクウェアはそのほとんどが今のバイク乗りのメイン層である50〜60歳代の男性に向けたデザインの物で、どこか古くさい。
俺みたいな30代や、さらに若い20代が着るにはどうにも抵抗があるデザインばかり。
若者に昭和回帰の流れが来ているとはいえ、ダサいもんはダサいから着たくない。
バイクジャケットは死ぬほど暑い
しかも暑い。安全性の面からバイクジャケットはレザー製だったり、プロテクター入りだったりで、通気性が悪く夏は死ぬほど暑い。
夏場のツーリングで全身レザーやデニム生地をまとっているバイク乗りのおっさんを見かけるけど、マジで信じられない。
しかもかさばるから保管も手間。
バイクは長袖が必須
暑くてダサいのが嫌なら、Tシャツ短パンでバイクに乗れば快適かと言われるとそれはまた違う。
バイクは常に体がむき出しだから、立ちゴケで膝や肘をついただけでも擦り傷だらけになるし、俺の場合は何より日焼け防止目的で、バイク乗車時は必ず長袖長ズボンを着用している。
日焼けは疲労に直結するし、老化も進むから良いことなし。黒い男がモテる時代は20年前に終わってる。
普段着でバイクに乗るのはシンドイ
だったら普段着ているおしゃれシャツやパーカーが候補にあがるけど、それもおすすめしない。
バイクに乗っていると泥や砂が飛んできたりして服が汚れる危険がある上に、シルエットにゆとりのある服はバイクウェアに適さない。
というのもバイク走行中は常に真正面から強風を受け続けるから、バタバタなびく服は空気抵抗が激しくて走行するのが非常に疲れるし、服が体を叩いてきて痛い。
コスパに優れた強着圧コンプレッションウェア
バイクウェアも普段着も着たくないって人に強くおすすめしたいのが、本題にある「おたふく手袋」というメーカーのコンプレッションウェア「JW-625」。
コンプレッションウェアとは、その名の通り体に着圧がかかることで動きやすくなったり、運動の疲労を軽減するウェアで、その界隈ではアンダーアーマーなんかが有名。
そんなコンプレッションウェアの中でも、おたふく手袋のJW‐625はコスパと機能性の両面でとても優れている。
腕の着圧が強め
コンプレッションウェアを着用するにあたって腕周りの着圧は最も重要。
というのも腕の着圧がゆるいと、バイク乗車時に受ける風で袖がバタつくし、汗をかいた時に強い不快感が生じてしまうんだ。
腕の着圧が弱いコンプレッションは下のような感じで
上の画像は長年着てて伸びた結果なんだけど、腕の上げ下げで服の袖が動くから、どうにも違和感があるし、バイク乗車中に袖がめくれてきたりする。
その点、JW-625の腕周りの着圧は超強い。
袖がビタビタで、腕にしっかりフィットしてくれる。これは超動きやすい。
これぐらいフィットしていると、いつの間にか服を着ていることすら忘れてしまう。ぜひ体感してほしい。
速乾性が抜群にいい
JW-625は速乾性が高く濡れてもすぐに乾くから、不快感がない上に荷物の削減にも役立つ。
例えば泊まりでツーリングに行った時、ホテルの部屋で手洗いした後、室内干ししておけば一晩で乾くんだ。
当日着た服を夜洗って翌日着る、この運用が可能なら着替えを大量に持っていかなくて済む。つまり荷物が減って、コインランドリー代も節約できる。
バイクツーリングはどうしても積載量が小さいから、着替えが減るのは超助かる。
当然ながら乾燥機に入れてもシワがほぼできないし、できても着圧がかかってシワなんて気にならない。
安定のUVカットと接触冷感
俺は今年の5月にJW-625を着て、3泊4日のツーリングをしたり、東南アジアのベトナムへ旅行したりしたんだけど、まったく日焼けしなかったからUVカットの効果は実証済み。
接触冷感っていうのは、生地に触れた時に冷たいと感じる効果のことなんだけど、これに関してはあまり期待しない方がいい。
というのも冷たいと感じるのは服を着た直後でしかもほんの一瞬。すぐに冷たさなんてわからなくなる。
それよりも接触冷感の生地は肌触りがよく、サラサラしているから着心地の良さを俺は推したい。
顔には以下の日焼け止めを塗っている。匂いが日焼け止めっぽくなくて、よく伸びるからおすすめ。
消臭効果も高いらしい
汗の臭いや加齢臭を発生させにくくする効果もJW-625は備えている。
ただ、自分の臭いは自分じゃわかりづらいから効果の有無は正直不明。
でもホテルの手洗い場で簡単に水洗いしても汗の臭いが消えるから、ある程度の消臭効果は期待できるかも。
ワキガ持ちの場合はデオナチュレがかなり有効だから併用してみてほしい。
JW-625はそこまでダサくない
コンプレッションウェアは私服と合わせづらい。
特に安いコンプレッションウェアは、無駄に柄やラインが入っていてスポーツウェアを着ていても、どこか現場作業員やヤンキーのような見た目を演出してしまうんだ。
【朗報】袖の白い縫い目が消えた
その点、JW-625は完全に無地でロゴもないから主張が激しくなく、比較的どんな服にも合わせやすい。
以前は袖から裾にかけて白い縫い目が入っていて、安物感と作業員っぽさがあったんだけど、
新しいモデルからは縫い目が黒くなってまったく目立たなくなった。
おたふく手袋の商品企画の方々には感謝したい。
バックハイネックでダサさが軽減
JW-625の首元は、前から背面にかけて襟が高くなるバックハイネック構造になっている。
これがかなり機能的で、首の裏側だけがハイネックだから、日焼けしやすい首背面を紫外線から守りつつ、前から見るとローネックだから見た目もよくて涼しい。
着てみるとわかるけど、ハイネック特有の首元がワシャワシャする違和感が一切ない。
バックハイネックはすべてのスポーツウェアで採用してほしいぐらい偉大な発明だと思う。
首周りと胴体の着圧に課題あり
コスパと機能性、デザインに優れたJW-625にも欠点はある。
購入する時の参考にしてほしい。
首が少し苦しい
袖の着圧が強いのは上で書いた通りなんだけど、首周りの着圧も強めになっていて着た直後は少し苦しさを感じる。
着てしばらくすれば慣れるけど、首が太めの人はワンサイズ大きめを買うのがおすすめ。
胴体の着圧は少し弱め
モデルチェンジ前からではあるんだけど、痩せ型の俺には胴体の着圧が弱く感じる。
胴体の着圧が強いと苦しく感じる人もいるから、一長一短ではあるだけど、細め体型の人は注意してほしい。
ただ、ダボダボで動きにくいというほどではない。
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コンプレッションは温度調整に優れている
これは俺の持論だけど、長袖のコンプレッションウェアは長袖とはいえ生地が極薄だから夏でもそこまで暑くないし、汗をかいても不快感が少ない。
反対に半袖シャツ1枚よりは防寒できるから、エアコンききすぎのバス車内や飛行機内でも割と暖かい。
というのもエアコンは冷たい風が腕に直接当たらないだけで、かなり寒さを軽減できる。
つまり暑さと寒さ両方に対応できる万能ウェアなんだ。
海外旅行でも役立つ
東南アジアなど南国に行くと、飛行機やバスでエアコンがききすぎて凍えるって話があるけど、あれは本当でタイやベトナムのバスは超寒い。
だから俺は南国では夜以外ずっとコンプレッションウェアを着ているんだけど、そうすると絶妙な温度感を保ってくれてかなり快適になる。
海外旅行好きには強くJW-625をすすめたい。
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長期ツーリングもこれ1枚でOK
長期ツーリングはいかに疲労をためず走り切るかが大事。
コンプレッションウェアは体に着圧をかけて疲労を軽減する効果に加え、日焼けを防止してくれて、なおかつどんなシャツより動きやすいからツーリングに最適。
生地も超薄いからかさばらないし、すぐ乾くからマジでJW-625を1枚持っていれば夏のツーリングはこれ1枚で済む。
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服は各用途に1種類でまとめる
運動用、おしゃれ用、会社用とかでそれぞれに何枚も服を持つ人がいるけど、俺はそれぞれの用途に最適な1枚しか持たないようにしている。
靴も運動する時以外は、バンズのスリッポンしか履かないというのは過去の記事で解説しているんだけど、自分から選択肢を減らせば物が減って部屋が広くなるし、服を選ぶ手間が消える。
その意味でJW-625は、運動とツーリングという2つの用途に1枚で済むから、かなり俺の生活を効率化するのに貢献してくれている。
運動でも旅行でも、フォーマルなシーン以外はどこでも使えるから1枚持っておいて損はない。
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