人生初のカンボジアはプノンペンへ行ってきた。
海外旅行に行ったなら、現地民の生活を疑似体験しなければということで、プノンペンのローカルサウナ「エレファントマッサージ&スパ」に行ったんだけど、コスパと質を兼ね備えた優良サウナだったから紹介したい。
旅行や仕事でこれからプノンペンへ行く人は参考にしてほしい。
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24時間営業の格安サウナ

東南アジアでは珍しく、エレファントスパのサウナは24時間営業。
しかも料金が格安な上に、日本でよくある深夜料金も発生しない。
カンボジア人の低賃金によって、この営業形態が実現しているんだと思うと何とも言えないけど利用者側からすると超ありがたい。
観光ついでに行ける好立地

プノンペンには市街地の近くに有名な観光地がいくつかあって、中でも有名なのがトゥールスレン虐殺博物館。
そのトゥールスレン虐殺博物館から歩いてすぐの場所にエレファントスパはある。
プノンペンは暑いから観光ついでに汗を流す目的で、サウナに入るのもいい。俺は博物館を出た後、雨が降っていたから雨宿りもかねてエレファントスパに立ち寄った。
日本人と中国人が多い

エレファントスパは基本的にローカル向けのサウナなんだけど、観光地が近いせいか外国人も多い。
俺が行った時もカンボジア人7割、残り3割が中東系・中国人・日本人って感じだった。
仕事で滞在しているらしい初老の日本人に脱衣所で会ったんだけど、どうやらエレファントスパは中国人がかなり多いということだった。
先日中国に行った時も思ったけど、日本と同じように中国でもサウナ人気は根強いらしい。上海のサウナに行った時の感想は以下の記事でまとめている。
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受付で水着とタオルを借りる

店に入るとカウンターが正面にあるから、そこでサウナに入りたい旨を伝える。
マッサージも注文できるけど、俺はサウナのみのコースを選択。
するとロッカーキーとタオル2枚、海パンを渡されて、そのままカウンター横から入って奥の脱衣所へ案内される。タオルはフェイスタオルとバスタオル。料金は後払い。
脱衣所へ入る前にサンダルの置かれた棚があるから、そこからサンダルを持って行く。
ここまで読むとわかるように、利用者は何も持って行かなくていい。手ぶらで行けるのが最高。
ロッカーはタッチキー

ロッカーは新しめで、渡されたキーの番号と同じロッカーの取っ手部分にタッチすると鍵が開く。

縦長のロッカーは仕切りが1枚入っていて上下に分かれている。下段にはここまで履いてきている自分の靴を入れるスペースっぽい。
俺は最初、靴を入れるスペースに普通に服を入れてしまっていて、気付いてからかなり落ち込んだ。
マッサージの勧誘がすごい
受付でマッサージはいらないと言っても脱衣所にスタッフがいて、しきりにマッサージの勧誘をされる。
はっきり断れば、それ以上勧誘を受けることはないんだけど、サウナから上がって出る時も勧誘されるからマッサージを受けたくない人は気をつけてほしい。
熱いお湯とぬるいお湯

浴室に入ると正面に湯船が3ある。
左2つはお湯でバイブラ付き。1番右が水風呂になっている。
確か1番左がぬる湯で真ん中がかなり熱いお湯だったと思う。注水口はマンモスになっていて南国感を演出している。
スマホ持ち込み可能

ちなみにスマホは持ち込み可能だけど、貴重品ボックスはなく休憩スペースに置きっぱなしになるから、サウナに入る時はロッカーに戻した方がいいと思う。
海外旅行でスマホを失うのは死活問題だから、めんどくさいけどしっかり管理すべき。
浴室にスマホ持ち込みOKなのは中国やタイのサウナでも同じだったから、世界中でスマホ依存が進んでいるんだなと感じる。タイのおすすめサウナについては以下の記事で解説している。
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ドライサウナはセルフロウリュ

浴室に入って右側に進むと、右手に2種類のサウナがある。
手前がスチームサウナで奥がドライサウナ。
ドライサウナは席が2段になっていて、

温度計が示すには87度。

ストーブの上に正体不明の果実が干されていて

強めの匂いがサウナ室に充満している。座るところには塩もおいてあるから自由に使ってOK。

ストーブ横にはライム水の入ったバケツと柄杓があるから、好きなだけロウリュできる。

サウナストーンはしっかり熱いから、ロウリュすればかなりの体感温度になる。最高。
ただ俺が行った時はあまりロウリュしているカンボジア人はいなかったように思う。
俺がロウリュした時はかなり熱そうにしていたから、カンボジア人はそこまで熱いのが得意じゃないのかもしれない。
スチームサウナは日本と同じ
スチームサウナについて特筆すべき点は特になくて、日本のスチームサウナとほとんど同じ。
タイル張りの室内に、目の前が真っ白になるぐらい蒸気が満たされている。温度もめちゃくちゃ熱いってほどでもない、微妙な感じ。
俺が行った時に入っている人はいなかった。気分転換に入ってみるのはいいけど、1回入れば十分。
水風呂は脅威の1桁台。

エレファントスパの特長ともいえるのが水風呂で、水温は9度。

南国のプノンペンで水温1桁の水風呂に出会えるとは思ってもみなかったから嬉しい誤算だった。
最初は水温計がぶっ壊れてんのかと思ったけど、入ればわかる。30秒も浸かっていられないほど冷たい。
超低価格でなぜ9度の水風呂が提供できるのか意味がわからない。
休憩スペースが充実しまくり

浴室の前には椅子とテーブルがたくさん置かれていて、好きな席で休憩できる。
さらにデッキチェアも4〜5台あって、寝転がって休憩することも可能。
9度の水風呂に浸かった後は、この休憩スペースで極上のととのいが待っている。
お茶と水が飲み放題
浴室の入口に給水機があって、

そこで水が飲み放題なんだけど、スタッフに言えばお茶をもらうこともできる。
俺はお茶くれって言ったら、グラスに入った冷たくて甘いお茶が出てきて超美味かった。

会計の時、特に加算されていなかったから普通に飲み放題らしい。これから行く人はお茶飲みまくってきてほしい。
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料金後払い現金のみ

上でも書いたけど料金は後払いで、着替えてロッカーキーを受付に返したらお会計。
サウナのみで料金は4ドル、約600円。東京の銭湯でサウナ付きなら1,000円超えることを考えると超安い。
支払は現金のみだから気をつけてほしい。あとカンボジアのお店はどこもお釣りを用意していないことが多いから、大きい紙幣は事前に崩しておいた方がいい。
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プノンペン観光は処刑場かサウナ

プノンペンの観光スポットっていうと、キリング・フィールドや虐殺博物館、イオンモールなんかが有名だけど、サウナについて触れているメディアはほぼない。
定番の観光スポットはそれはそれで楽しいけど、現地の空気感や地元民の生活を体験するには地元民が日常的に利用する場所へ行くのが1番。
観光資源が少なめなプノンペンで、時間を持て余すようなことがあれば、ぜひエレファントマッサージ&スパでととのってみてほしい。
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エレファントマッサージ&スパ 概要
施設名 | Elephant Massage&Spa |
住所 | GWX8+36R, St 360, Phnom Penh, Cambodia |
電話番号 | +855 12302203 |
駐車場 | 有り |
公式HP | - |
入浴料 | 4ドル (約600円) |
アメニティ | 有り |
営業時間 | 24時間 |
アクセス | トゥールスレン虐殺博物館から徒歩3分 |