他のブログやYouTubeでは本当に持っていっているのかってぐらい紹介しているものが多いから、俺がマジで持って行っているフライトグッズを厳選して紹介する。
いつもLCCで機内持ち込みしている荷物だから、格安海外旅行民はぜひ参考にしてほしい。

軽量・コンパクトを重視

LCCの機内持ち込みは多くが重さ7kg以内、かつ大きさは3辺の合計が115cm以内となっている。
この条件をクリアするためには、当たり前だけど持ち物をコンパクトかつ軽量にするのが鉄則。
基本的に俺はできる限り安い旅行用品を買うようにしているけど、価格差が許容範囲なら小さくて軽い方を選ぶようにしている。
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荷物の預け入れは高額

LCCでは荷物の預け入れが有料のケースがほとんどで、相場は10kg以内で1つ1,500〜2,000円。往復だと3,000円以上かかることになる。
せっかく格安航空券をとったのに荷物の預け入れで高い金を払っていては元も子もない。
だから毎回の旅行で使う耐久品に関しては、特に価格に対する軽量・コンパクトさを慎重に吟味する必要がある。
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カリマー トリビュート40

登山用品メーカーのカリマーが販売している容量40Lのバックパック、トリビュート40。
登山にも使えるけど、どちらかと言うと旅行者から愛用されているイメージ。
というのもトリビュート40は上で書いたLCCの機内持ち込みサイズをクリアしている上に、機能性が完全に旅行者仕様になっているんだ。
南京錠でロックできるファスナー
治安の悪い国だと無防備なバックパックはスリのターゲットになりやすい。
そんなセキュリティ面の不安を軽減できるように、トリビュート40はファスナーの取っ手に輪っかが付いているんだ。


この輪っかに南京錠が通せば、

簡単に開けられないようにロックできるというからくり。
もちろんナイフで生地を切られたりすれば意味ないんだけど、その場で簡単に開けられないってことをアピールするのは、スリに対して有効な手段。
他のリュックだと下の画像でいう引手部分にしか南京錠を通せなくて、

実はこれだと無理やり引っ張ればあっさり開けられてしまうんだ。その点トリビュート40はファスナー部分を完全に施錠できるから、よく考えられている。
収納できる腰ベルト
長時間バックパックを背負う時は腰ベルトがあると疲労軽減に効果的なんだけど、使わない時はバックパックの横幅が広くなって邪魔でしょうがない。
一方でトリビュート40は腰ベルトを背面のポケットに収納できるから、まったく邪魔にならないんだ。


この収納スペースを作った人には心から感謝したい。
腰ベルトを収納できる機能はすべてのバックパックに備え付けてほしい。
身の回り品用の小さいバッグ

これから紹介する諸々のグッズを収納するためのバッグ。
俺の場合、機内持ち込み荷物の内メインのバックパックと身の回り品用の小さいバッグの2つを持って搭乗する。
バックパックは座席上の荷物棚、小さいバッグは前の座席の下に収納していつでも身の回り品を取り出せるような布陣をしく。
小さいバッグは基本的に機内でしか使わない補助的なものだから、できるだけ軽く、かつ折り畳めるものが理想。バッグに荷物を入れたままバックパックに急いで詰め込むこともあるからファスナー付きがおすすめ。
マフラータイプのネックピロー

10時間を超えるような長距離フライトではいかに快眠するかが、旅行成功の鍵を握る。
そのためにもネックピローは絶対に必要。ネックピローがないと現地到着後、半日は首に痛みを抱えたまま過ごすハメになる。
とはいえ通常のネックピローはどうしてもかさばる。矛盾するようだけど、たかが機内で寝るためだけに使うグッズに容量をとられたくない。
そこでおすすめなのがマフラータイプのネックピロー。首にさっと巻くだけで頭を支えてくれて、使わない時は折りたたんで小さく収納できる。しかも洗濯可能。

俺はこのマフラータイプのネックピローを国内外問わず持ち歩いて、いつも快眠を手にしている。もはやこいつ無しで長距離旅はできない。レビュー記事は以下。
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モンベル ソックスオンサンダル

機内で座っている間、ずっと靴を履いているのは想像以上に疲れる。人は裸足が1番楽。
とはいえクロックスや厚底サンダルはかさばる。ビーサンは靴下のまま履けない。そんな悩みを解消してくれるのが、モンベルのソックスオンサンダル。
サンダルのバンド(紐)が足の指に干渉しないように配置されているから靴下のまま履ける上に、

底のゴム板とバンドのみの作りだから、左右重ねればほとんど場所を取らない。

安いホテルだと部屋にスリッパがないから、ホテルやゲストハウスでも愛用している。
防風ジャケット

海外旅行ではいつ寒くなるかわからないのが怖い。特に夏の飛行機や南国のバスは冷房が効きすぎて超寒い。
だから俺は飛行機でも街を歩く時でも必ず防風ジャケットをバッグに忍ばせている。
たいていの旅行サイトでは「羽織れる服を1枚持っていきましょう」と書いてあるけど、ただ羽織れる服じゃダメ。
べらべらのパーカー1枚羽織ったところで、冷房の超冷たい風は防げない。大事なのは防風機能の有無。風を防げるかどうかで体感温度は段違いになる。
東南アジアなんかだと急にスコールに襲われることもあるから、防風かつ防水のフード付きジャケットがおすすめ。
俺はワークマンの防水ジャケットを使っている。生地が薄くてコンパクトになる上に、ストレッチも効いていてシワになりにくいから超おすすめ。パンツもセットになっているからツーリング時も愛用している。
シリコンの耳栓

耳栓がないと飛行機のエンジン音がうるさくて眠れない。
ただ遮音性が高すぎると機内アナウンスやCAからの呼びかけが聞こえない。要はほどよいレベルの遮音性が大事。
あと俺はドミトリーにも泊まることがあるんだけど、他人の物音で起きないように寝る時はいつも耳栓をしているから柔らかい耳栓じゃないとダメ。
柔らかいシリコン製の耳栓であれば、頭を横にしても耳が痛くならないからおすすめ。
充電式ホットアイマスク

音をシャットアウトするなら、光も防がないと快眠は手に入らない。
ホットアイマスクといえばめぐりズムが有名だけど、使い捨てだからコスパが微妙。
俺は充電して何回も使えるホットアイマスクを機内で装着して、目を温めつつ機内の照明を遮断している。家で寝る時も愛用していて非常に快適。
サングラス

ホットアイマスクは目の疲れがとれる反面、暖房の効いた機内では暑すぎて寝られないことがある。
機内が暑い時はサングラスをアイマスク代わりにして寝られる。海外旅行中は外にいることが多いから、旅行中も使えて一石二鳥。色の濃いレンズがおすすめ。
スマホスタンド

長時間フライトでずっと手でスマホを支えていたら、腕が死ぬほど疲れるしストレートネックの元凶になる。
なんでもいいから、スマホをいい感じの角度で固定できるスマホスタンドが必要。
座席備え付けのテーブルに置いて使用できて、使わない時は小さくたためる、卓上折りたたみスマホスタンドがおすすめ。友達や家族と隣同士で行くなら一緒に動画を見ることができる。
俺はいつもUNEXTで映画やドラマを保存してから飛行機に乗り込んでいる。
ノイズキャンセリングイヤホン

ノイズキャンセリングイヤホンの代名詞といえばAirpodsだけど、年々価格が高騰していてもはや庶民が気軽に手を出していい代物ではない。イヤホンに3万はさすがに高すぎ。
俺が使っているAnkerのSoundcoreP40iなら、Airpodsの4分の1の値段でほぼ同等のノイズキャンセリング機能が手に入る。
確かにノイズキャンセリング性能は若干Airpodsより落ちるけど、俺みたいに音質にそこまでこだわらないならSoundcoreP40iで十分すぎる。
SoundcoreP40iのすごい点は値段以上に、バッテリー持ち。イヤホン本体で12時間再生可能で片耳ずつ使えば充電なしでも余裕で1日中使える。
おまけにケースがスマホスタンドも兼ねているから、スマホスタンドを忘れても問題ない。ただ両耳取り出さないとスマホスタンドとしてケースを使えない点は注意。
サンワサプライ 電源変換アダプタ

座席にコンセントが付いている飛行機でも外国の航空会社だと、コンセントがその国の形状になっていて使えないことがある。
変換プラグがあれば、ほぼすべてのコンセントで充電できるから1つ持っておくとホテルや空港でも使えて便利。
変換プラグの中には下の画像のように四角いものもあるんだけど、

コンセントによってはくぼみがあって物理的に挿せないことがあるから、

先細っているプラグがおすすめ。
モバイルバッテリー 20,000mAh

機内で動画を観ていて、現地に着いたらスマホの充電切れてたってことになったら目も当てられない。
海外旅行でスマホが使えないのは致命的。もはやライフラインであるスマホの充電を切らさないためにモバイルバッテリーは保険で持っておくべき。
万が一に備えてスマホが2回以上フル充電できれば何でもいいんだけど、容量が大きすぎるとモバイルバッテリー自体の重量が大きくなる。
個人的には昨今のスマホバッテリー大容量化を考えて、20,000mAhあたりがちょうどいいと思う。USBタイプCから急速充電できるものがおすすめ。
USBタイプC変換アダプタ

コンセント側の挿し口(ポート)がUSBタイプCになっている充電ケーブルをタイプAに変換するアダプタ。
USB-Cの高速充電が主流になりつつあるとはいえ、世の中のポートはまだまだUSB-Aにしか対応していないことが多い。
充電ケーブルを何本も持ち歩くのは面倒だけど、この変換アダプタがあればケーブル1本で済むから便利。しかも超小さい。
歯磨きセット

飛行機の中で夜を明かすとはいえ、歯磨きしないと歯が腐る。口臭も終わる。
トラベル用の歯磨きセットを持ち回り品に忍ばせておけば、飛行機のトイレでいつでも歯が磨けるから、俺は必ず用意している。
海外の安いホテルだと当然のように歯ブラシがもらえないから、フライトに限らず絶対必要。それに比べると日本のホテルはどこもアメニティが神がかってる。
スキンケアグッズ

機内はずっと空気が循環しているから、常に極度の乾燥状態。
乾燥に弱い中年の肌を守るために、歯を磨いて寝る前に保湿しないと顔がガサガサ、もしくは皮脂の過剰な分泌でベタベタになる。
乳液

何でもいいけど、安くて無難な無印の乳液を使っている。
これまで特にトラブルが起こったことはないから、今後もこれでいく。無印には謎の安心感がある。
ホホバオイル

乳液後、保湿の維持に使う。なんなら顔だけでなく、頭からつま先まで乾燥しそうなところにはどこでも使える便利なアイテム。
洗髪後のヘアオイルにも使っている。無印のホホバオイルが有名だけど、楽天で1Lまとめ買いして小さい容器に詰め替えればコスパ良くておすすめ。
リップクリーム
機内に限らずだけど、唇の乾燥が激しいからリップクリームは必需品。
カサカサの唇は見た目もよくない。
通路側の席がおすすめ

長時間フライトを快適に過ごすには座席選びも超重要。
それぞれ好みがあるだろうけど、俺は選べるなら必ず通路側の席を指定している。
というか景色が見たいとか、端っこに収まる方が安心するぐらいの理由だったら、窓側や真ん中の席を選ぶべきではない。
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景色が見られるのは一瞬

上空から見る都市の景観や夜景がキレイなのは確かなんだけど、それが見れるのは離陸後数分だけ。あとはずっと雲の上で景色は変わらない。
写真を撮りたい人も2〜3枚撮ったら満足するだろうし、日中ならまぶしくてすぐブラインドを閉めることになる。
上空から見た景色で浮かれるのは飛行機に乗っている時間に比べれば、マジで一瞬。
通路へ自由に出られないのは地獄

窓側席の最大のデメリットは通路側へ自由に行き来できないこと。
当たり前だろって思うかもしれないけど、飛行機に長時間乗っているともちろんトイレに行きたくなるし、棚から足りない荷物を出したくなることもある。
通路側へ出るのに毎回隣の人を立たせて、席に戻る時もまた立たせてって2回も他人に面倒をかけるのはめちゃくちゃ気をつかうし、声をかけるのもめんどくさい。
ましてや隣が寝ているかもしれないし、外国人で言葉が通じない可能性も大いにある。やばいヤツだったら、何回もトイレに行くと文句を言ってくるかもしれない。
他人に気をつかって飛行機でストレスを抱えるのがイヤだから、俺は必ず通路側の席に座る。もし真ん中や窓側になってしまったら、トイレを済ませて荷物の万全の準備をしてから搭乗するようにしている。
通路側は足を伸ばせる

LCCだと座席の広さが、ギリギリ人権を保てるレベルってぐらいに狭いから、まったく足が伸ばせない。
それでも通路側なら人が通らない時は足を通路へ出して伸ばせる。
長時間着席してないといけない機内で、足が伸ばせるかどうかはかなり大きい。
体の小さい女性なら問題ないかもしれないけど、大人の男性で通路側以外の席は肉体的にも精神的にも地獄。
いかに快眠できるかが鍵

長時間フライトではほとんどの時間を寝て過ごすことになるから、いかに快適に寝るかが何より大事。
睡眠不足だと足取りが重くなり、不調を抱えながらの旅行になってしまうし、些細なことでイライラしてしまうからマジでいいことがない。
つまり旅行成功の鍵は快眠だと言っても過言ではないんだ。
機内で快眠できれば旅の時間が増える

機内でしっかり寝られれば、頭も冴えて判断に時間がかからないし、ホテルで仮眠をとる必要もない。結果、旅行にかけれる時間が増大する。
俺はここで紹介したグッズのおかげで12時間のフライトでも快眠できて、旅行先に着いた後なんの不調もなくすぐに行動できた。
長時間のフライトがしんどいのは確かだけど、LCCの機内持ち込み制限の中で、俺が選びに選び抜いた精鋭グッズを解説したから、格安で海外旅行に行く予定の人は参考にしてほしい。
機内で快適に過ごせば、必ず旅行が楽しくなる。