海外一人旅は何度もしているけど、今回は旅行者にとって試練の国として知られるインドに初めて行き、2週間滞在してきた。
その際にインドで使うSIMカードを現地で購入したんだけど、これが大失敗だった。
今回のインド旅行ではSIM購入からアクティベート、データチャージまでいろいろと苦労したから教訓として記事にしておきたい。
ということで2週間インドに一人旅してきた経験から、インドで使うSIMは日本で用意しておくべき理由を解説する。
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インドでは通信手段がないと詰む

スマホが使えなくても紙の地図と地球の歩き方で旅行できると思っている人が稀にいるかもしれないけど、インドではまず無理。
というのもインドという国では通信手段がないとほぼ100%詐欺被害にあってしまうんだ。
インド人は嘘つき

こう書くとインドガチ勢から怒られるかもしれないけど、インドに行ってぼったくりや詐欺の類を持ちかけられない外国人旅行者はいない。断言できる。
特にタクシーやリキシャに乗る時は運賃交渉が必須となるんだけど、現地民と同じ正規運賃を提示してくれるドライバーは絶対にいない。間違いなく相場の2〜3倍の運賃をふっかけられる。
配車アプリが必須

しかも乗ってから知らない場所に連れて行かれて、金を払うまで監禁される事件も日常的に起こっている。
だからGoogleマップで現在地をリアルタイムで確認しないといけない。
そんな環境だからインドでは現地民すら配車アプリを使わないと安心してタクシーに乗れない始末。
そのためには通信手段が必要。毎回流しのタクシーに乗るなんて金をドブに捨てるようなもん。
インドの安ホテルはWIFIがゴミ

他の国では普段からホテルのWIFIのみで乗り切っているって人も、インドでは通用しないと考えておくべき。
というのも高級ホテルならいざ知らず、安めのホテルに泊まるとWIFIが使い物にならないケースがほとんどだった。
部屋までWIFIが届かない

バラナシで泊まったホテルでは、チェックインして3階の部屋へ向かうと、やたらと階段に座り込んでスマホをいじっている人が多かった。各階に2〜3人はいる。
インドでは床や地面に座りこむ人が多いから、最初はホテルのスタッフや清掃員が休憩しているだけかと思ったんだけど、すぐに謎が解けた。部屋でホテルのスマホのWIFIをオンにしても見つからない。
フロントでWIFIのパスワードを聞いたからないはずはない。受付に聞きに行こうと思ってスマホを見ながら部屋の外に出て通路を数m歩いたらすぐに見つかった。つまり部屋の外に出ないと繋がらない激弱の信号しか、このホテルには飛んでいなかったんだ。
ちなみに2週間の滞在で7件のホテルに泊まったけど、3件はホテル自体にWIFIがあるにも関わらず部屋で使えなかった。ちなみにAgodaで予約した1件は外国人ということを理由にチェックイン後に宿泊拒否されて追い出された。ホテル予約はTrip.comがおすすめ。
しょっちゅう切断される
部屋でもWIFIを拾えるホテルもあったけど、中には30分に1回切断されるホテルもあった。
多分、ルーターがゴミすぎてしょっちゅう電源が落ちてリセットされているんだと思う。あとインドのバラナシは頻繁に停電が起きるからそれも関係している。
そんなゴミWIFIしかないから基本的にモバイル通信ばかり使っていて、俺は旅行先の情報収集をYouTubeですることも多かったから、1日2GBのデータ上限を使い切ることも多かった。
ニューデリーの露店でSIMカードを購入した末路

SIMカードを手に入れるのは必須として、現地で契約するか、事前に日本で契約しておくかだけど、冒頭に述べた通り今回の旅で俺は現地でSIMカードを買った。
というのも経験上、物価の安い国ではSIMカードも現地で買った方が安上がりってことを知っていて、過去にカンボジアへ行った時は1週間データ無制限のSIMカードを1,000円以下で手にしている。
さらにいうなら旅行者向けの空港店舗より市街地で買う方が安い。
ということで、ニューデリーの空港に着いた俺は空港の販売店をスルーして、市街地のあるニューデリー駅方面へ向かった。
ちなみに俺の使っている楽天モバイルは月2GBまでなら海外で使えるから、SIMカードを買うまでは楽天モバイルでしのいだ。
俺のSIMカード購入場所
現地でSIMカードを買うにしてもほとんどの人が安宿の集まるメインバザール周辺の販売店を選ぶと思うんだけど、俺がSIMカードを購入したのはパハールガンジと呼ばれる下のあたり。
ホテルはメインバザールだったんだけど、ホテル近くで目星をつけていた販売店が見つからず、適当に歩いていたらこのエリアで電化製品の小売店が密集していたから、その辺のインド人に聞きながらSIMを売っている店を探した。
何人かのインド人に聞き込みをしていたら、店とは言えない露店に行き着いた。それが下の画像にあるパラソルの店。

写真手前の帽子の青年に聞いたら、彼が黒ずんだジーパンのポケットからSIMカードを出して俺に手渡してきた。
路上で顔写真の撮影

渡されたSIMカードを挿入して、アクティベートを開始してもらったんだけど、どうやらインドのプリペイドSIMは契約にパスポートと顔写真が必要らしい。
パスポートの顔写真ページとビザのページを撮影して、さらに俺の顔写真と販売者である青年の顔写真まで撮影する。
やけに手続きが煩雑だなと思いながら言われるがまま従っていたんだけど、いつまで経ってもアクティベートが完了しない。エラーが出ているっぽくて何度も再撮影させられる。5回以上は顔写真を撮ったと思う。
ちなみにこの撮影作業をしている場所は人の往来が激しい普通の路上。

青年は顔写真を撮りつつ、なんどもキャリアに電話していたけど、一向に終わる気配がない。
結局アクティベートが完了したのは1時間後で、苦闘してくれた青年とは最後に握手をして別れた。
アクティベートに時間かかりすぎ

インドのSIMカード契約の手順がすべての店で同じか知らないけど、さすがに1時間は長すぎ。
幸い俺は滞在日数に余裕があったからよかったけど、短期旅行の人からしたらSIMカードの購入だけで貴重な旅行の時間を1時間も潰されたらたまったもんじゃない。
週末の短期旅行だったら間違いなく予定が狂っていたと思う。
個人情報の管理がガバガバ

SIMカードを売ってくれた青年の指示に従ってパスポートと顔写真を撮影したけど、なんの仕切りもない路上で個人情報満載のパスポートを晒しているのは普通にヤバい。
俺のパスポートの写真が青年のスマホに今も保存されているかはわからないけど、彼はどこかの企業の従業員というわけでもなさそうだから、何らかの用途で悪用される可能性も0ではない。
インドで個人情報の管理を期待しても仕方ないかもしれないけど、パスポートを気軽に他人に見せるべきではないのは確か。
現地購入にもメリットはある

とはいえインドSIMカードの現地購入にはなんだかんだメリットもある。それが以下。
- 通信料が格安
- インドの電話番号が入手できる
通信料が格安

俺が買ったSIMカードに関しては売ってくれた青年いわく1ヶ月使い放題だったけど、実際には1ヶ月1日あたり2GBまでデータ通信できるプランだった。
このSIMの料金が2025年11月の購入時で600ルピー(約1,040円)。
超安い。というかそれぐらい安くないと現地でSIMカードを購入するメリットはない。貧乏旅行で長期滞在する人には最適なプラン。
インドの電話番号が入手できる

現地で買うSIMにはほとんどの場合、インドの電話番号がついてくる。
他の国なら現地の番号なんてなくてもいいんだけど、インドに関しては役に立つシーンが頻繁にあった。
例えば空港のWIFIを接続する時にインドでは現地の番号がないことには接続できない。他にも鉄道をネット予約する際の会員登録時に入力を求められる。
あとインドのホテルはトラブルが多いからその度にホテルへ電話していたんだけど、現地SIMであれば一定時間かけ放題だから日本のキャリアから高額な国際電話をかけずに済んだ。
ただ冒頭でも述べている通り、時間とリスクを考えると割に合うメリットではないから、現地購入はやっぱりおすすめしない。
【落とし穴】外国人旅行者は自力でデータチャージが不可能

現地SIMを購入したはいいものの、俺はYouTubeでラジオ動画を配信している関係で1日2GBの上限を使い切ってしまう日があった。
上限を超えると超低速になって使い物にならなくなる。そうなると今入れているSIMにデータをチャージしないといけない。
データチャージの方法は現地キャリアのアプリを通して行うんだけど、追加通信料の決済には現地の銀行口座が必要っていう謎仕様。つまり現地在住じゃない外国人旅行者は自力でデータチャージができないんだ。マヂ無理。
インド人に代行してもらうしかない

じゃあどうやってデータチャージするかっていうと、インド人に頼むしかない。これがけっこうハードルが高い。
旅行者でインド人に知り合いがいる人は少ないと思う。俺もそう。
ということで俺は街を歩いていて見つけたスマホ販売店の店頭で兄ちゃんに、「現金で払うからデータチャージしてくれ」ってお願いした。
スマホ本体やアクセサリーを販売している店だから業務としてデータチャージをしているわけではなかったけど、快く応じてくれて特にチップも要求されなかった。
同じ手段をとる人は事前にアプリを確認して、どれだけチャージするかを決めておき、お釣りが出ないように現金を用意しておくのがおすすめ。
短期滞在なら海外ローミングで十分

とにかく難点がありまくる現地SIMだけど、長期滞在者であればまだ利用価値はある。
ただ3〜4日の短期滞在であれば、そもそも1ヶ月プランなんて無駄すぎるし、電話番号がなくても代替手段はいくらでもある。
だから代わりに今使っている日本のキャリアで海外ローミングするのが、手続きも簡単だし手軽でおすすめ。
楽天モバイルなら2GBまで無料

最近は利用するギガ数に応じた追加料金を支払うことで、海外ローミングが利用できるキャリアも増えているけど、楽天モバイルなら毎月2GBの海外ローミングが勝手に無料でついてくる。
節約しながらにはなるけど、2GBあればほとんどの人は3〜4日耐えられる。
今回俺は現地SIMを購入したけど、インド到着からSIM購入までの空白時間を楽天モバイルの海外ローミングを利用することで幾多の苦難を逃れることができたから、普段から楽天モバイルを使っていて本当によかったと思う。
通信料金がそもそもクソ安いから、よく海外旅行する人にもそうじゃない人にも超おすすめ。海外で楽天モバイルを使った感想は以下の記事で解説している。
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【楽天モバイルを海外で使ってみた感想】遅いけど普通に使える【海外ローミング】
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日本で購入できるインド用おすすめSIM

1週間以上インドに滞在する人や、楽天の2GB程度じゃ足りないって人は費用を抑えるために別途SIMカードを購入する必要がある。
日本を離れる前にSIMカードを入手する手段はいくつかあるんだけど、旅行者はこれから紹介するものだけ知っていればOK。
ちなみに旅行系YouTuberがよく紹介するairalo(エラロ)は料金が高すぎるから、個人的にはやめといた方がいいと思う。もっと安くて十分な通信品質のサービスが山ほどある。少なくとも下で紹介するSIMで俺は十分快適な通信環境を手にしている。
eSIMならTrip.comかKlook

Trip.comとKlookはどっちも、航空券から観光スポットの入場券まで購入可能な旅行予約に特化したプラットフォーム。
アプリ内でeSIMが購入できて、決済後即アクティベートできる。価格に関しては欧米やアジアの人気旅行先であれば、1日1GBで100円〜とかなり安い。
Trip.comとKlookのどちらを使うかについて、俺はいつも両方比較して安い方から買うようにしているんだけど、最近は頻繁にセールをやってくれるおかげで、Trip.comを利用することが多い。
先日ヨーロッパに行った時は1日500MBが9円だった。もやしより安い。
Trip.comの場合、買い方は検索窓に「旅行先の国 + eSIM」と入力して検索、検索結果で上の方に出てくる安いやつを選べばOK。日数やギガ数も選択できる。

ただし、ほとんどのeSIMで電話番号がついていないのと、物理SIMは普通に高いから注意。
最近は旅行予約プラットフォームが成長しまくっていて、現地の博物館とかも正規の入場料より安かったりするから、eSIMを買わなくても旅行の際は必須のアプリ。
物理SIMならアマゾン

古いスマホを使っていてeSIMに対応していないとか、eSIMの使い方がよくわからない人は、アマゾンで物理SIMカードを買うのが無難。
アマゾンでも同様に「旅行先の国 + SIM」で検索して、評価の高いSIMカードを買えばいいんだけど、商品によって日数やギガ数の違いから自分の滞在日数や利用状況に応じて最適なものを選んでほしい。
ただ物理SIMは現物が必要だから、出発前に届くように前もって注文する必要がある。
物理SIMは管理もめんどくさいから、eSIMに対応したスマホを使っているならeSIMの利用を推奨する。
インド旅行に必須のアプリ

SIMの準備は必ずやっておくとして、先にも述べているけどインドに行くなら以下のアプリはダウンロードして初期設定まで済ませておくことをおすすめする。
- 配車サービス:Uber・Ola
- 鉄道予約:ixigo
- チャット・通話:Whats App
ixigoは鉄道に乗る予定がないならなくてもOK。WhatsAppはチェックイン前にホテルのスタッフと連絡をとるために何度か使った。
世界で1番使われているチャットアプリがWhatsAppだからインドじゃなくても使える国は多い。
決済はWISEカードがおすすめ

インドは今でも現金決済が主流だからクレジットカードの出番は少ないんだけど、鉄道をネット予約する時や配車アプリではカード決済することになる。
クレジットカードで外貨決済をすると、高額な手数料が発生するんだけど、WISEカードを利用すれば手数料が超安い上に、紛失してもアプリ上ですぐに凍結できるからおすすめ。
海外で利用することが前提のカードだから、国内のクレジットカードみたいに海外のサイトで決済が弾かれることもない。WISEカードに関しては以下の記事でその魅力を解説している。
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インドでのSIMカード購入は茨の道

SIMカードは現地の窓口で直接購入するのが最も安いっていうのが基本にあるんだけど、途上国では入手のハードルが高い。
特にインドのようなカオスな国では、着いた瞬間からネットが使えるようにしておかないと安全に旅をすることができない。
他の国では現地SIMを難なく入手できていた人もインド旅行では事前に用意しておかないと俺みたいに苦労することになる。
今後インドに行く機会があるかは今のところ不明だけど、今回の失敗を教訓にして次回は必ず日本でSIMを用意して行く。この記事がインド旅行を控えている人の不安を解消できたら嬉しく思う。


