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旅行

【体験記】ガンジス川で沐浴したら意外と汚くなかった話【やり方】

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2週間インドに一人旅してきて、聖地でありながら深刻な汚染で有名なガンジス川で沐浴してきた。沐浴後、下痢の恐怖に怯えながら過ごしていたけど結果的に俺の体に異変が起こることはなかったから、せっかくならこの経験をシェアしておきたい。

今後ガンジス川で沐浴する人の助けになるかは不明だけど、俺が沐浴する上で注意した点など解説しつつ記事にしていく。

いつか誰かの助けになってくれたら嬉しい。

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チアキ
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沐浴の地はバラナシ

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インドと言えばガンジス川、ガンジス川といえばバラナシってぐらいバラナシは定番の観光地。バラナシでは火葬した遺灰を川に流す儀式も行われていて、人が焼かれる現場を間近で見ることも可能。

実際、日本人でもインドに来たらタージマハルのあるアグラとバラナシを訪れる人は多くて、俺がバラナシに行った時も日本人観光客を見ない日はなかった。

きっかけは深夜特急

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とはいえ実はガンジス川で沐浴できる場所はバラナシ以外にもたくさんある。

その中で俺が沐浴の地にバラナシを選んだのは、大沢たかおが主人公を演じるドラマ「深夜特急」の影響。仕事を投げ出してバックパッカーになった大沢たかおがバラナシの地でガンジス川に一人浮かんでいるシーンを見て、俺もやってみたいと思ったんだ。

原作の小説もよく飛行機の中で読んでいる。

インドの中でもトップクラスにカオスな街

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バラナシという街の様子は深夜特急や旅系YouTuberの動画で見ていたから、イメージはしていたんだけど、実際に行ってみると想像以上にカオスだった。

道には大量の人と車とバイクと牛が縦横無尽に交差していて、下を見れば野犬が寝ているし、上を見れば猿が電線にぶら下がっている。他にもネズミ、猫、リス、馬も普通に街の中に住みついていた。

街全体がサファリみたいな状態だから、動物の糞とカレーの臭い、さらには人々の糞尿による悪臭がバラナシ全体に広がっていて超臭い。

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加えて大気汚染もひどい。常に視界が白みがかっていて、俺はバラナシに着いて2日目から咳が止まらなくなった。

ちなみにガンジス川付近の道は細い路地で迷宮みたいになっているから、必ずSIMカードを用意してGoogleマップが使えるようにしておいた方がいい。

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直前まで沐浴するか悩んだ

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街が汚いならその排水が流れ込むガンジス川も絶対やばい。

ガンジス川についての恐ろしい評判は調べればいくらでも見つけられるけど、よく言われるのが「入ったら最後、下痢が止まらなくって病院送りになる」ってやつ。

世界最高水準の衛生環境で育った日本人が、汚染されたガンジス川に入ったらどうやら無事では済まないらしい。

俺はそんな川に入ってしまっていいのか、沐浴の直前まで最悪のケースをひたすら想定して悩みまくった。

一人旅の体調不良は超しんどい

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仮に体調不良になっても助けてくれる親しい友人やパートナーがいれば、滞在中に何かしら頼ることができるし、不安の中でも話相手がいるっていうのはとても心強い。

でも今回は完全に俺1人しかいない孤独な放浪。インドに住んでいる日本人に知り合いはいないし、ましてインド人の友達だっていない。

何かあってもすべて自分で何とかしないといけないのが一人旅の良いところでもあり悪いところでもある。

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沐浴に向けて用意した物は3つ

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沐浴するかどうか悩みつつも、とりあえず準備は進めておこうってことで以下の物を用意した。

  • タオル
  • 短パン
  • レジ袋

準備ってほどでもないけど、上の3つは最低限必要。とはいえ新しく用意したのは水着代わりの短パンだけで、タオルはホテルのやつだし、レジ袋は露天で果物を買った時にもらった物を使用。

すべて使い捨てが前提

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あくまで俺個人の感覚だけど、ガンジス川の水を吸収したタオルや短パンを再利用するのは気が引けるから、すべて沐浴後に現地で処分した。

短パンに関しては道端の露天で1番安かった短パンを値引き交渉の末、5〜600円で購入したから、1回きりの使用でもまったく気にならなかった。

当然だけどタオルは洗ってからチェックアウト時にホテルに返却した。

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意を決してガンジス川へ

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準備は整った。後は沐浴するだけ。時刻は午前10時。

悩んではいたけど、今後バラナシにまた来ることもないだろうからチャンスは今回しかない。仮に体調を崩してもひたすらホテルで寝てればいい、時間はたくさんあるってことで俺はついに覚悟を決めた。

用意した短パンに着替えてタオルとスマホだけを持ち、意を決してガンジス川へ向かった。

ちなみに沐浴のため、ガンジス川の沐浴スポットから歩いて5分の「カシ オム ヴィラス ホームステイ」というホテルに泊まっていた。ドミトリーだけど、インドにしてはかなりキレイで若い女性も普通に泊まれると思う。場所は以下。

臭いはほぼない

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ガンジス川に着いて辺りを見渡したらインド人が何人か沐浴している場所がすぐに見つかったから、とりあえず荷物を置いて膝下まで川に入れてみた。

茶色く濁った川の見た目とは裏腹に、意外と臭いはほとんどない。これならイケる。

根拠のない確信を得た俺は腰ぐらいの深さがある場所まで歩を進めた。

3回潜って水をすくう

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ここまで来たらメインである儀式っぽい行動をとるだけ。

沐浴のやり方は事前に予習していて、頭まで体を3回沈め、最後に両手で水をすくって祈る。

本当に俺やっちゃうの?って最後までビビってたけど、もはやインドと心中する覚悟で全身をガンジス川に沈めた。

沐浴してみた感想としては、達成感と今後の不安が半々ぐらいのモヤモヤした感じ。予習通りの行為を行った後、俺はガンジス川の茶色い水まみれになった体のまま、そそくさとホテルに帰還し、ソッコーでシャワーを浴びた。

体調は崩さなかった

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今まで沐浴をした人もガンジス川に入った直後に体調を崩したわけではないだろうから、下痢の恐怖に怯えながら、その後もバラナシで4日ほど過ごしていた。

結果、1週間たっても2週間たっても俺の体に異変をきたすことはなかった。

これを友人や旅先で出会った人に伝えると、お前は体が強すぎると言われるんだけど、多分俺の体が特別ガンジス川の水に対して耐性を持っていたとかではないと思っている。

ガンジス川の沐浴で体調を崩さない方法

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俺は別に普段から病気に対して強い体をしているわけではない。

年に1回は風邪をひくし、辛い物や腐った物を食べて腹を壊すことだって過去何度もあった。

そんな人並みな俺が、沐浴を無傷でやり終えた今だからわかる、沐浴で体調を崩さずに済む方法を共有したい。

潜る時は鼻をつまむ

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ガンジス川での沐浴は水の侵入を防ぐことがとにかく大事だと言われる。

沐浴の予習でそのことを知っていたから体を水に沈める時は、しっかり鼻をつまみ、間違っても鼻から口へと水が入らないように細心の注意を払った。

目と口は絶対に開けない

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あと水が入ってきてやばそうなのが目と口だから、これもタオルで顔を拭くまで絶対に開けないよう、しっかり閉じた。

特に目がやられると下痢だけでは済まない可能性があるから、心配な人はゴーグルを着用するぐらいしてもいいと思う。

水の侵入を完全に阻止するのは不可能

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とはいえ人間の体には耳やケツをはじめとしていろんな穴が無数にある。

いくら目鼻口をいくら頑張って閉じていても、水の侵入を完全に防ぐのは不可能。

俺も実際のところ、川から上がってタオルを拭くまでにもちろん呼吸したから少しは鼻や口から水が入っていたと思う。それでも口をガバガバにして沐浴するよりはだいぶマシ。

体調を崩す原因は別にある

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沐浴で体調を崩したって言っている人は沐浴の記憶が強すぎて、もっと根本的な別の要因を見逃している。

インド旅行に行く人は、事前にネットの体験談やYouTubeでガンジス川のネガティブな情報ばかり見るから、体調不良の原因をガンジス川に押し付けがち。

インドはいるだけで疲れる

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体調を崩す人は沐浴をする以前に体が疲労で弱っていた可能性が高い。

インドでは街に出た瞬間から大量の客引きや詐欺師と格闘したり、野犬や牛に怯えたりしながら過ごさないといけなくなる。

客引きの数やウザさが他の途上国とは比にならないほどだから、それはもう超疲れる。特に初めてインドに行く人だとたった数時間街を歩いただけで、とんでもない疲労感が生じるはず。

自分で言うのもなんだけど、東南アジアに何度も1人で行った俺でさえインドでは半日外を歩いた後もうホテルから出たくなくなっていた。

日本からインドまでの長時間フライト、ウザい詐欺師、大気汚染、そういうストレスフルな環境を経た上で、沐浴するからガンジス川にトドメを刺される日本人が多い。

インドは食べ物が汚い

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不衛生な環境で過ごしているインド人の手で作られたインドの食べ物は体に安全とは決して言えない。

沐浴していない人でも現地で食べたインド料理でお腹を壊す日本人が後を絶たないことからして、インドではインド人の触れた食べ物すべてに体調不良のリスクが潜んでいる。

しかもインド料理はカレー含め、とにかく油っこいものが多く、オイリーなインド料理は胃もたれを引き起こす。

ガンジス川へ行く前に何かしら食事をする人がほとんどだろうから、ガンジス川の水を直接がぶ飲みしていないのであれば、沐浴以前に摂った食事の方が体調不良の原因としては可能性が高い。

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ガンジス川は評判ほど汚くない

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ガンジス川について調べるとYouTuberが子沿いもそろいもそろって「嘔吐」とか「入ったら死ぬ」とか言っているから、相当ヤバいイメージが日本人についている。

でも実際に行けばそのイメージは多分変わる。

百聞は一見にしかずではないけど、本当に入ったら死ぬぐらい汚いなら流石にインド人だって何人も病院送りになっているだろうし、誰もガンジス川に近づかないはず。

地元の海の方が汚いかも

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今回ガンジス川に入ってみて、地元の海水浴場の方が臭くて汚いっていうのが俺の印象。

地元を下げたいわけじゃないけど、俺の地元である三重県津市には全国でもトップクラスに汚い海水浴場がある。ただ、子ども頃からよくその海水浴場で泳いでいたけど特に体調不良になったことはない。

それもそのはずでガンジス川は川だから流れがある。しかもそれなりに大きい川で、海ほど水が滞留しないから、たとえ遺体や動物の死骸を流していようが、度を越して汚くなりようがない。

「ガンジス川は汚い」は誇張表現

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Youtuberをはじめインフルエンサーは視聴者の好奇心を煽るために過剰かつネガティブな表現をしたり、時には嘘をつくこともある。

SNSを通して気軽に旅行の疑似体験ができる時代だからこそ、実際に行ってみないとその場所の真実や雰囲気、迫力はわからないなと思った。

とはいえこれはあくまで俺個人の感想に過ぎないわけで、ガンジス川を目の前にして汚いと感じるかどうかはあなた次第。気になるならぜひヒンドゥー教の聖地バラナシおよびガンジス川を訪れてみてほしい。

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