キッチンにある排水口カゴの掃除から解放されるべく悩んだ結果、画期的な解決策を発見したから共有したい。
排水口カゴによる詰まりに悩まされている人は参考にしてほしい。
排水口のカゴはいらない
我が家のシンクはすぐに詰まりを起こす。
一人暮らしでめったに自炊なんてしないのに、サバ缶の残り汁や、カップ麺の汁を捨てていると、週に1回はシンクに巨大な水たまりが発生する。
その度に食べ物のカスやゴミがシンクに逆流してきて掃除が超ダルい。この光景、おそらく一人暮らしあるあるだと思う。
元凶となっているのが、何を隠そう「排水口カゴ」なんだ。
排水口カゴの掃除は地獄
俺の家の場合、詰まりが起こると、とりあえず排水口に居座っているカゴを持ち上げてみる。
すると、網目にいろんなゴミが溜まり、排水不可能になっているっていうのが死ぬほどよくあるパターン。ていうか99%がこれ。
気づいた時にはカゴの周りにヘドロみたいなキモい物体がへばりついてるから、見るも地獄、触るも地獄って状態。自分で撒いた種だけど、マジで触りたくない。
カゴが無ければ詰まらない
よくよく考えたら、アパート入居時から何食わぬ顔で排水口に居座っている黄色いカゴだけど、コイツは果たして本当に必要なのか?
そういえば、俺はいつもカゴの上からネットを被せている。
で、ゴミが溜まったらネットを交換する。ってことはゴミを受ける役割はネットが果たしている。そうなるとカゴの存在が意味不明。
当たり前だけど、そもそもカゴがなければ排水口は詰まらないし、カゴを洗う必要だってないんだ。
排水口に必要なのはゴミを受け止めるネットだけ。つまり、ネットを引っ掛けるリング状の何かがあればすべて解決する。
用意するものは3つ
排水口リングを自作するために用意したものが以下。
- キッチン用ヌメリ取セットS 80mm(ダイソー)
- 水切りネット ストッキングタイプ
- ハサミ
どれも超安い。
キッチン用ヌメリ取セットS 80mm(ダイソー)
ダイソーのキッチン消耗品コーナーに置いてある。
中には本体・薬剤・シールが入っていて、
欲しいのはこの本体のみ。
一緒に入っている薬剤とシールは不要。
捨ててもいいし、薬剤は排水口に放り込んでおいてもいい。
我が家の直径80mmの排水口にジャストフィットする素晴らしいサイズ感。
直径145mmのタイプもあるから、サイズに合わせて調達可能。
水切りネット ストッキングタイプ
これもダイソーやスーパーなどで購入できる。
排水口リングに使う水切りネットは、ストッキングタイプじゃないとリングがネットの重みを支えきれないから、ストッキングタイプが必須。
ハサミ
金属製だったらなんでもいい。
汚れる可能性があるからSDGsには反するけど、捨ててもいいぐらいの物が理想。
排水口リングを自作する手順
ここからは排水口リングを自作する作業内容について、具体的に解説する。
特に難しい作業はないから安心してほしい。
ハサミをコンロで炙る
ハサミを熱するために、刃先1〜2cmをコンロの火で20秒ほど炙る。
IHコンロの場合は着火マンやライターを使ってもOK。
作業時は軍手を着けておいた方が安全。
リングの余分な箇所をカットする
次にヌメリ取り本体のリング部分で、余分な箇所を熱したハサミで溶かしながらカットする。
カットする箇所は以下。
溶かさなくてもカッターやハサミで切れないのかって思うかもしれないけど、溶かした方が早いし、断面を滑らかにするのに効果的。
ザラザラした断面だと、水切りネットが引っ掛かって破れてしまうんだ。
だからこのカットする工程では、できるだけ断面が滑らかになるように注意して作業してほしい。
下の写真はかなり失敗しているように見えるんだけど、
こういう時は熱したハサミを当てれば多少修復可能。完成した物が以下。
ちょっと粗い仕上がりだけど、こんなもんで問題ない。
水切りネットを被せて置くだけ
余分な箇所のカットが終わったら、あとは水切りネットを被せて
排水口にハメるだけ。
役目を終えたカゴは退去時に元に戻せるようレジ袋に入れて、キッチン下にある収納の隅っこにそっと隠しておいた。今までありがとう。
中の掃除はキッチン泡ハイター
カゴが消えたおかげで、掃除の手間は大幅に軽減されたんだけど、今度は排水口内部の汚れがよく見えるようになってしまった。
今度はこっちの掃除が必要。
とはいえ、排水口内部の掃除は超簡単。
漂白剤のキッチン泡ハイターをかけて30分放置すればピカピカになる。手を使う必要すらないから超ラク。
80mmの「バスケットいらず」がない
排水口のカゴなし運用を検討する際、おそらく最初に候補としてあがるのが、バスケットいらずだと思う。
俺も初めて「バスケットいらず」を見つけた時はその画期的な発想に涙を流して感動したんだけど、探せど探せど俺の家の排水口にフィットした直径80mmサイズが見当たらない。
俺が調べた限りだけど、どうやら直径80mmサイズは存在しないっぽい。
発想だけパクった
いくら探しても見つからないことにショックを受けたけど、バスケットいらずのおかげで今回の自作方法を思いついた。
結果的にバスケットいらずを買うよりもコストを抑えることができて、メーカーには感謝している。
カゴ掃除のストレスから解放
自作の排水口リングを取り付けたおかげで、週1で排水口カゴを洗うストレスから完全に解放された。今では週1でネットを取り替えるだけ。その間わずか30秒。
これにより1週間で5分、年間で4時間もの時間を節約できたことになる。さらに掃除に使う水道代も僅かながら節約できる。すごい。
こんな簡単にできるなら、学生時代アパートに一人暮らししていた時からやっておけばよかった。
一人暮らしのシンクは用途が広い
一人暮らしによくある、独立洗面台のないアパートにおいて、シンクは料理・手洗い・歯磨き・洗顔と、たくさんの役割を担っている。
そんな用途の広いシンクが、頻繁に詰まりを起こしていると、衛生的によくないし見た目も最悪。
排水口リングで時間もお金も節約
排水口リングがあれば、カゴを洗う地獄の時間とストレスが消える。
排水口カゴの詰まりに悩んでいる人、バスケットいらずのサイズが見つからない人は今回解説した方法をぜひ試してみてほしい。